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神様

魔法の杖を持った神の話⑬

つづき。

くるくると宙を舞いながら、天に向かって空高く昇っていく山田の爺さんの”足”。すると、途中で飛んでいたカラスにドン!とその足がぶつかったかと思うと、ピタッとそのカラスの三本目の足に収まる。そして、「カァ~!」と一鳴き、そのまま三本足となったカラスは空の彼方へ姿を消した。

「な、なんじゃ、、、、今のは・・・・・・・・・・・・」

あっけに取られる村人と盗賊達。

一同が山田の爺さんに目を戻すと・・・・・・・・・・・・

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魔法の杖を持った神の話⑫

つづき。

急いで村中の村民が、田畑に駆けつける。
するとそこには、ひとかたまりになって怯えている村民達と、それに向き合った形で10名にも満たない身なりの荒々しい半分、盗賊のような姿形の男たちの姿が・・・・・

「なんだ、このシケた村は・・・・・田んぼもこれっぽっちか。ケッ、せっかく戦から命からがら逃げて来たってのに、酷いもんだぜ!!・・・・おいお前ら!!これで村は全員かっ?!とにかくありったけの食い物を持ってこいっ!!ついでに酒もだ!オレ達は腹が減って仕方ないんだよっ!・・・・いいか、逃げるヤツがいたら、代わりに一人一人を殺していくからなっ!!!」

本気なのか威嚇なのか、手に持った血まみれで刃が随分とこぼれた刀を振り回します。

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魔法の杖を持った神の話⑪

つづき。

「・・・・・・ギギ・・・ギ・・・・・・・・・・・バキッ!!」

ついに開いた、桐箱・・・・・・急いで覗きこむ、3人の兄弟達・・・・・・・・な、なんとそこの箱の中身は・・・・・・・・・・・・来月に続くっ!!・・・・・・ってなことはありませんが、なんとそこには、汚い河原の石がゴロゴロと・・・・・・・・・・・一同、あっけにとられて開いた口が塞がらない・・・・・・・・

「な、なんだこりゃっ!!!」

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魔法の杖を持った神の話⑨

つづき。

(ほほほ・・・・心配せずとも、お前さんはまだ何もわかってはおらぬ。そうじゃのぉ・・・・・・・・・・もし、わかるとすれば気づくとすれば、また”道”を歩きだしてからの話じゃよ。それは、手に入れるものではなく”感じる”もの。死ぬまでそれの積み重ねじゃよ。しかし、一つだけ確認したきことはある。・・・・・どうかの?今から先も、まだ歩いてみたいという気持ちはあるかの?)

(・・・・・はい、まずは歩いてみたいです。感じてみたいです。本当の私の可能性、、、、本当の私の未来・・・・・・今までは味わえなかった、心からの喜び。私はひとつでも、それを感じて生きていきたいです。今はまだ、辛いかも知れません・・・・・でも・・・・・・・いや、きっと、もっともっと私は幸せを感じれそうな気がするんです!とにかく今は・・・・・歩いてみたい・・・・・・・・・・・。)

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魔法の杖を持った神の話⑩

つづき。

山田の爺さんは、そろそろ止まればいいのにまだまだ歩き続けます・・・・・・

ある一軒の、村一番の裕福な庄屋の家を通り過ぎようとした時、玄関の先で大きな桐の箱をかこんで、なにやら男二人と女一人がこそこそと話しておりました。どうやらその三人の兄弟は庄屋の息子・娘で、山田の爺さんをみつけるとこう呼びかけました。

「おう爺さん、丁度よい。お前が証人となってくれ。」
「なにこのジイサン、臭い・・・・・大丈夫なの、こんなジイサンにお願いして。何だか薄きみ悪いわ、、、、、、、、」
「・・・・それがいい。こんな変人だからこそ、かえって他人は避けて通る、秘密が漏れんかも知れん。」

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魔法の杖を持った神の話⑧

つづき。

(わしはの。時々、あの家に降りて様子をみてきた。・・・・・もうずっと前からの。お前さんが幼き頃から、お前さんが生まれる前から。お前さんの父様母様のことだってよう見てきておる。)

遠くから聞こえる老人の声は続きました。

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魔法の杖を持った神の話⑦

つづき。

夢にまでみたあの人が目の前にいる・・・・・

しかし、いくら声を掛けても体に触れようとしても、それは幻のようにどうやら彼の眼には写っていない様子・・・・・・すると、家の戸が開いて一人の女性が入ってきました。その瞬間、、、、、娘の体は硬直してしまう。娘はその感覚で何の根拠もありませんでしたが、はっきりと解ったのです。その入ってきた女性が、一度も会った事がない「不倫相手の妻」だという事を。

「・・・・済まなかった、、、、もう二度としない。反省している・・・・・・」

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魔法の杖を持った神の話⑥

つづき。

山田の爺さんはてくてく歩いていく。すると、今度は川のほとりでジッと川面を見つめている若い娘の姿が・・・・・・・・・山田の爺さんは気にも留めず歩いておりましたが、

「・・・・と、とめないで!私は今からこの川に飛び込んでやる、死んでやるっ!!大好きなあの人を忘れられない・・・・・・今ではもう、好きかどうかさえ解らない・・・・・いや、憎い!!私を裏切って、元の嫁のところに戻ったあの愛しい人が憎い!!怨んでやる、呪ってやる!!・・・・・憎い、、、、でも愛している・・・・・許したい、、、、でも許せない・・・・・・・・・・愛しい人がどうしても忘れられないの・・・・・・・・・・・・・・」

山田の爺さんは一瞬、スル―してそのまま通り過ぎようかと思いましたが・・・・小さなため息をついて、手にした杖でそっとその女性の”背中を”押しました。

「きゃっ、何をす・・・・・・・・・・・・・・・ドボンッ!!!!!!!」

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魔法の杖を持った神の話⑤

つづき。

「ど、どうしたと言うのじゃすずの御魂・・・・・・・・」

皆、神々は静かにすずの方へ一斉に目を向ける。すずは臆する事なく、真剣なまなざしは勾玉の大神から離すことなく、こう言いました。

「・・・もしも・・・・・願いが叶う事ならば、どうしてももう一度、あの父様母様の子としてすずは生まれ変わりとうございます!!」

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魔法の杖を持った神の話④

つづき。

「それでは今より、この御魂の行く末を皆で決めたいと思うがよろしいか。」

胸より勾玉を下げた神が静かに口を開くと、やさしいまなざしを”すず”に似た若い娘に向けた。

「さて怖がる事はない。今日はお主の、次なる修行の場へ行かせる”場所”を見つけようと皆、お主に縁のある神々がここに集おておる。生前の名前は覚えておるかな?」

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