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2014-11

自然から愛された神。五十猛様のお話⑧

つづき。

丹生の長の、独り言のような言葉はまだ続きます。

「あれは、、、、あれは、いつの頃じゃったろうかの。まだわしの手足がいうことを聞いてくれて、その足で大地を踏みしめられていた時の頃か・・・・・・その時の若者たちの姿をみて、わしは悟った。このまま土の神々、大地の神々、金(鉱物)の神々、そして氏神を怒らせ続ければ皆がバラバラになると・・・・・・・。そうじゃ、使いを出したのは丁度、今の時期の歳が変わる少し前じゃったかの・・・・・・・・」

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自然から愛された神。五十猛様のお話⑦

つづき。

老人の声は静かに、しかし途切れることなく続きます。

「・・・・・あるわしらの氏神様はの。いずれ地を掘りすぎれば、かならずやその災いは避けられぬ。土の神の怒りをかう・・・・・・同じ一族同士で血を流しあう時がくるじゃろうと予言し、”土を育てよ” との言葉を残した。しかし、今のわしらをみてみよ・・・・・その予言は虚しく、ある者が必要以上に土を掘り今のこの国を作った。みづかね(水銀)はいろんな使い道に使われ、多くの国より求められ、わしらに多くの豊かさを与えてくれたが・・・・・今度はその豊かさを永遠に守りたいと願うものが現れての・・・・・・なかには ”不死の病の薬” と謳うものまであらわれ・・・・・・・・」

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自然から愛された神。五十猛様のお話⑥

つづき。

通された部屋はとても静かな部屋でした。一時期は栄華を誇ったであろう、その一族の長の部屋、、、、、五十猛様にとってはとても意外でした。無駄なものはなに一つない部屋。

焚き木の音と光に誘われ目を凝らすと、そこには藁を敷き詰めた寝床があって、火を絶やさぬようにと部屋の隅には常に薪がくべられ、炭は再利用されるためか、横にある穴より外にそのまま出せるようにとの工夫がみられました。戦うための青銅や鉄、美しき飾りや珍しい山の生き物の毛皮でしきつめてある父神スサノオ様の部屋とは大違い、、、、、が、ひとつだけ同じものが・・・・・それは壁に書かれた、おそらくこの平野を中心とした山々の地図。五十猛様もわからない記号がたくさん書いてあるのはおそらくみづかねが産出されていた場所をあらわすものでしょうか。

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自然から愛された神。五十猛様のお話⑤

つづき。

丹生族の長、、、、それは、赤土を掘り出し、そこからみづかね(水銀)を作り出すのを得意とした一族でしてその長は代々、同じ一族がやると決まっていたのですが、その赤土がついに尽きてしまいそれと共に丹生族の結束力も自然に弱まっていき・・・・・・

あるものは一家を引き連れこの集団から離れていくもの。
あるものは土地の取り合いを行い、自然に消えていくもの。
あるものは山を捨て、生活を捨てて他の族とあわさるもの。

そしてあるものは、生まれたちや山を捨てられず、忍耐に忍耐を重ね、しぶとくこの地で生き残っていく・・・・・・・これも自然の流れかも知れませんね。

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皆様より頂きましたハガキ、送りましたよ!

こんにちは~管理人です。またまたお話の途中で申し訳ないのですが、小奇祭で優勝されたMOSさんへの賛辞のハガキが一通り揃いましたので本日、送らせていただくことをご報告しておきます~!


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自然から愛された神。五十猛様のお話④

つづき。

「無礼者!!!そこで何をしておるっ!」

凛とした声と勇敢にも女性一人で数名の男に立ち向かう姿、、、、(これはただの女性ではない・・・・・) 一瞬、ひるんだ五十猛様でしたが、声色は穏やかに笑顔を崩さず、こう話しかけました。

「すまぬ。あまりにも美しい白いナマズがおったものでな、これは神の使いかと思い、一度挨拶をさせていただこうと思ったまで、悪気はござらぬ。・・・・・・して、ぬしは何者か?」

「名を問う前によそ者のお前から名を明かせ。」

「おぉ、これは失礼いたした。わしは北の大王、スサノオ神の子、五十猛と呼ばれている者じゃ。」

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自然から愛された神。五十猛様のお話③

つづき。

今では福岡市内から車を飛ばせば三瀬トンネルを抜け、山を一つ越え一時間もあれば佐賀にはいれるわけですが・・・・・・当時はどれぐらいの時間がかかったのでしょう・・・・・・・。

十数名の供を引き連れ途中、土着の村人たちと会話をしながら時に食料を求め、時には物々交換をして丹生一族の情報を仕入れます。


なによりも五十猛様の目を奪ったのは、やはり自然の美しさ。同じ山々に住みながら一歩違う山にはいればそこでまた実っている自然の恵みや違う種類の草木。五十猛様は珍しい草木の種を腰に下げた布袋におさめ、峠から大きな山まで踏みしめます。それは軍をおこして攻め入るのとは反対にゆるりとした旅路となりました。

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福岡鑑定(&勉強会&大阪出張鑑定)のお知らせ!

神様のお話の途中で申し訳ないです・・・・・・

バタバタと鬼のような忙しさを過ごしておりますが、皆さん風邪などひいておりませんか~・・・・・・・いや、実は数日前に自分がひきかけたんですけどね(笑)葛根湯を飲みまくって何とか一日で終わらせました。

という訳で、お知らせが三件ほど。

「福岡鑑定(12月分)」のお知らせ
(定員に達しましたので締め切らせていただきます。ありがとうございました!2014.12.4)
・ 大阪出張鑑定のキャンセル枠がでました!
12月7日、福岡勉強会の募集
(定員に達しましたので締め切らせていただきます。ありがとうございました!2014.12.4)



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自然から愛された神。五十猛様のお話②

つづき。 

五十猛様は歩くのが大好きな神様でした。

来る日も来る日も、今日は東へ、明日は南へ。眺めのよい場所では2~3日野宿をし、そのまわりにある狩場やその土地の民を観察する。平和維持のためはもちろんでしたが何よりも大王が寝泊まりをする場所よりも、いろんなものを見聞きするのが五十猛様の楽しみの一つでした。

当時、五十猛様が拠点にされていた場所は今の地名でいえば飯盛山(現・福岡市西区飯盛)付近でした。

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自然から愛された神。五十猛様のお話①

「うむ、まだ雨は降らぬか。これならまだ先に進んでも野宿できそうじゃの。」

「はっ。それならば今日はかなり東まで進めそうです。」

西に傾きかけた太陽をまぶしそうに眺めながら、精悍な顔で空をみあげる立派な体躯をもった神、、、、、五十猛の神。この神の目をみれば穏やかで深く、一見物静かな雰囲気ですが・・・・・強さを秘めたやさしさと、生きる上での信念が黙っていても染みだして相手の心に伝わってくるような神様でした。

なによりも、この神様の名前をあらわす「五十猛」 とは 『50の功績をもった男』 として他国の神々にもその勇ましさと名前は知れ渡り、一度手に武器をもてば強力な軍隊の長となり相手の軍隊を蹴散らす、、、、当時は武神として恐れられていたスサノオ様の実子であります。

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