- 2019-04-24 (水) 0:09
- 神社
皆さんこんばんは。今日は、「正しい神社参拝のススメ」を幾つかに別けて書かせて頂きます(^_^)
実はこのブログを始めた約11年前!(長っ!!)
「正しい神社参拝のススメ」
という記事を初っぱなから書かせて貰ってますが、、、、最近、メールでこの手の質問が増えたことと、
『自分の記憶力を確認したいっ!!!』
って実はこっちの方が大きな理由だったりしますが(^_^;) 上のリンクの記事を読まずに、10年以上経った今、もう一度書いてみたいなぁ~と。
なので、検索は致しましたが記事そのものは読み直しておりませんっ!これで全然、書いてることが違っても気にせず無視して下さい!(むしろここ10年の成長ってことで一つよろしゅう願います・・・・・)
それでは村雲とご一緒に、神社参拝を進めましょうっ!!!(´。`)
想像してみてください。
大きな大きな、石で出来た鳥居の前に皆さんは立たれております、、、、、。
(木製も多いのですが、今回は石製でいきましょうかね(o^^o))
鳥居には『扁額(へんがく)』と呼ばれる、神社名が書かれた「石の額縁」のようなものが笠木(鳥居の最上部に横倒しになっている、地面と平行した横の石)と貫(柱を貫いた、2本目の石)の間に設置されております。この『扁額』が取り付けられている土台は、笠木と貫を繋げる『額束(がくづか)』と呼ばれるものです!
時々、まれぇ~に、扁額の社名と実際の神社が違う場合がございます。
その理由は、、、、、
・鳥居だけ動かした(別の場所から鳥居だけ持ってきた)
・鳥居はそのままで、本殿や拝殿を動かした
・もともとの神社に別の神社が勧請(合祀)された
など、いろいろありますが。まぁ、あんまり細かいことはスルーしてて大丈夫です!(笑)
さて、豆知識として、古い石製の鳥居は、、、、実は地面と繋がっておりません。
地面に深い穴があり、地上の表面は『亀腹(かめばら)』と呼ばれる石で(一応)固めてある。よくよく鳥居の足元を見ると、種類によっては角がなくお月様を半分に割って地面に置いたような石から柱は立っておりませんか??その石を亀腹と呼びます。
なぜ地面と繋がっていないかと申しますと・・・・・
厳密にいえば、突き刺さってますが固定はしっかりされていない!
これは地震大国日本で先人の知恵でもあり、あえて固定しないことで地震の力を分散させ、鳥居が倒れるのを防ぐ働きがあります!(´д`)
地震で鳥居が倒れた!・・・などのニュースを見た際は、割と新しい鳥居である事が多いの、知ってました??
す、素晴らしい!!!
(いや、鳥居が倒れた神社は可哀想ですが・・・・)
数年前の熊本の地震の際も、阿蘇神社の拝殿は倒壊し、熊本城の石垣も悲惨な状態になってしまいましたが、、、、、唯一、熊本城で倒れてなかったのが、一番古く立てられた「櫓(矢倉)」これ、ほとんど地面に置いただけの状態でして大地の大きな揺れでもちろん、一緒に揺れたのでしょうが、その力はあまり干渉しなかったんでしょうねぇ・・・・・
広島の嚴島神社にも、波が一番強く当たる部分は壊れやすい(壊れて良いように)板がはじめから設置されております。波の力で板が壊れることによって、波の力を打ち消し、本殿にダメージが来るのを防いでいるんですねぇ・・・・・・いや、本当に先人の知恵には驚かされますっ!!!!
話が長すぎてなかなか進みませんね(^_^;)
さて、鳥居の前に立てば、鳥居も俗世と聖域を隔てる立派な「結界」の一つ。
そこに祀られておられる神様を思い浮かべながら、
「失礼いたします。お邪魔いたします。」
の気持ちを忘れないように、『一礼』してくぐりましょう(^_^)
霊能者的には、師匠には「右足から入るように」と教えられました。
神職的には、「正中(せいちゅう:神様の通り道)」より「本殿向かって左手に立っている場合は、右足から」。
反対に、「本殿向かって左側に立っている時は左足から」が正しい入り方です。
が。まぁ、あんまり気にされなくて良いですよ(笑)
「正中」は本殿よりまっすぐ鳥居へと続く、神様が通る、神様だけの道。。。そこを歩く愚行だけは犯さないようにして頂ければ、まぁ良しとしましょう!!!
でないと、鳥居の前に立って、
「あれ?どっちだったっけ・・・??」
とバッテリー切れぎみのロボットのようになって貰っても困りますしね(苦笑)
よく、本殿に行くまでに太鼓橋が架かっていて、
「橋の真ん中がスロープ、両サイドが階段」
なんて不思議な造りの橋を見かけませんか??
あれは、「真ん中は神様が通る道!」をきちんと実践されている古い神社、古い橋ですね~
・・・でも、正直、太鼓橋の両サイドの階段が昇りにくい事が多々あって(;´Д`)
まぁ、面の皮だけは厚い管理人は失礼して、「ど真ん中よりちょっと左右」の通り道で橋も参道も通ります。。。。そっちの方が歩き易いし!(笑)
参道はだいたい本殿向かって左側を歩きます。
これは諸説あって、
・刀が触れ合うのを避ける為
だとか、
・神宮の手水舎が左にあるから、左を歩いた方が帰りの人とぶつからなくて済む
なんて言われておりますが、正しい理由は未だ判明せず、、、、、だいたい、その神社の敷地のつくりでも変わってきますしねぇ~
まぁ、言われれば確かに左にある方が多いのかしら・・・??
そんな程度ですね、えぇ。
話が長くなりましたので一旦、切りますよー。
ちなみに、参拝関係は結構記事書いてますので、お暇な方はぜひ。
「正しい神社参拝のススメ」2008-02-29 (金)
「神社参拝でのタブーと男尊女卑」2008-09-30 (火)
「管理人、1問100答!(神社・参拝に関するQ&A)」2013-07-20 (土)
「あなたは大丈夫?もう一つの神社参拝」2014-03-25 (火)
「神社参拝のちょっと気になるマナー」2015-10-15 (木)
つづく。
- 次の記事: 新・正しい神社参拝のススメ②
- 前の記事: 「令和」に思う事。
コメント:1
- 日次月次 19-07-05 (金) 10:29
-
こんにちは。
外側と内側?に鳥居があったり、
稲荷神社みたいに鳥居だらけだったりする場合、
一番外側と、一番内側で一礼してますが
それで良かったでしょうか?
外側だけにしてみたり、内側だけにしてみたり
鳥居三つくらいだと全部してみたりと
モヤモヤしてます^_^