適職と天職

皆さんこんにちは～今日は「適職・天職」について。

『管理人のように適職(会社勤め)と天職(人の相談に乗る)はやはり必要でしょうか？』

村雲村で頂きましたコメントですが、、、、とくに二ついるという必要性はまったくございません（笑）

これは自分で感じることですが、一社会人としてちゃんと社会で働き人の心にまみれ仕事をまっとうしていく。
・・・・・これが二つの仕事を行うメリット（？）と言えばメリットでしょうね～。

ただし最初にはっきりしておかねばならない事がございまして～、、、、この質問でもそうですが、

「適職」 ＝ 「会社勤め」　　「天職」　＝　「人の相談に乗る」

とは定義が違います。（質問してくれた方のニュアンスはよ～く理解できます！）



適職とは本来、「自分に適している職」・・・・これが人の相談にのる専門だろうが、のらない人だろうが
その人に適しているのが「適職」。選ぶ権利があってなりたいのなら努力すればオッケー。

天職とは若干の意味合いが違いましてこれは「センス」という言葉にどちらかというと近いような・・・・・
「天から与えられた職」 元々そのセンスがあったもの。しかし結果、あなたが選んだ職なら
「適職」とならずも「天職」とは呼べるものも多いものです。（要は努力ありきの結果論ですので）

「天職」とは天が与えてくれた仕事、普通の方なら１０倍の努力が必要な所をその人なら３～４倍で到達できる・・・

・・・・やはりそう考えると「センス」に似た捉え方が一番分かりやすいかと。

ちなみにこの話をする時に管理人がいつも思い出すこと。それは弟子入りしたての頃、師匠を通じて神様に、
「村雲の天職って・・・・何ですか？」 と興味本位で尋ねた事がございます。

頂いたお答えはずばり、「美容師」！！（爆）

右脳が発達していて（右脳だけで生きてる様なもので（笑））デザイン感覚やバランス感覚もぼちぼちある。
手先が割と器用で右脳でイメージした事に対しては努力をする（＝楽しめる感覚が多い）らしく。

しかし、現在の自分を知っている人なら爆笑ものですよ～！
だって皆さんが抱いている「美容師」さんのイメージとはほど遠い、いや、真反対の人間ですもん！（笑）

しかもですね～確かこれ聞いたのは２４歳の時。ここから目指しても遅すぎるし・・・・・
美容師さんに興味もなければなりたいなどとは一度も思った事のない職業でした・・・・・・・・・

あ～もう少し早く聞いておけばぁ～・・・・・いや、どっちにしても目指さなかったでしょうね！
だって自分が美容師になってる姿なんて、一度も想像した事がなく、今でも出来ませんもん！

・・・・・まぁこれがいわゆる、「天職」っていうものですよ～（余計、分かりにくかったですか？？）

要するに、いくら天職といっても人よりセンスが優れていても、
努力しなければな～んの意味もなさないという事でして。

で、質問をくれた方の質問の意味合いとしては、『掛け持ちでなければ人の相談は乗れないのか？』
・・・・と勝手に捉えて話を続けます。（もし違ったらごめんなさい・・・・。）

先に答えを書いてしまいましたが、『掛け持ちをする必要はございません』。

霊能とは誰しも持っている能力の一つだし、これを使って人様の役に立ちその報酬を
得るのは管理人自身、悪い事ではないと思っています。要するに需要と供給です。
（霊能について知りたい方はこちら、「『霊能』ってそもそも何？？（「霊能力」の上げ方①）」）

この件に関しましてはおそらくどの仕事も同じでしょうね～。
自分の才能を使って、会社や社会に貢献する。その結果、それに見合った報酬を受け取る。
（霊能者の場合はここを参考にして下さい→「霊感商法について（霊能者から見た霊感商法）」）

必要以上に効果をうたったり、嘘をついて人を騙したり。才能や努力以上のものを求めればいずれ穴に落ちる。

・・・・・これも恐らく他の職業においても同じです。人間、「蒔いた種しか刈り取れない」万物の法則ですから。

師匠いわく、

「いくら ”本物の霊能” を持っているとしてもおそらく本当の意味で人様の役に立つのは４０歳を過ぎてからだろうね」

とよくおっしゃいます。それまではよく皆さんがおっしゃられる 『当たる霊能力』 を持っていても
社会的にその人が磨かれていなければ、よく切れる包丁を持った赤ちゃんと同じ、誰をどう傷つけるかも
正直分かりません。
（当たる・当たらないだけでは人を幸せに導くお手伝いは難しい・・・と悟ります）

ではなんで４０歳を過ぎてなのか・・・・・？？

一言で簡単に言うと、４０歳もすぎていればその方の「人間性」はほぼ固まっている。
要するに社会に揉まれて、人と心を通わせたり争ったり、『人』　についての勉強がほぼ終わっている状態。
社会的信用に、人間的な安定性（２０・３０歳っていい意味で欲まみれだと思いません？？）も備わっているから。

・・・かの有名な孔子さんもおっしゃってる様に、「四十にして惑わず」です～。

結局、霊能を磨きたい方はですね（職業としての能力を上げたい方）～
管理人もボチボチと 『霊能力の上げ方』 と書かせて頂いておりますが、
これをきっかけにして、「何でも経験」する事、、、つまる所、「経験の中で自分を磨く事」

（何度も言っておきますが読んだだけで霊能も人間性も上がる事はないですよ～（笑）
全てはいい結果でも悪い結果が出ても、『やってみて、試してみて』からです！）

ちなみに人を視だしてはじめの頃、師匠に勧められた本は

『民間薬草』 の本や、『法律・ルールに関して』 が多かったです・・・・・・・

そしてやっぱり、「神様の道、人間の道をバランスよく磨かないと・・・・」が今でも口癖。

今になれば身にしみて分かるんですがやはり人様の相談に乗らせて頂くに、
『霊能』 だけではたいした問題解決の効果もなく（自己破産の相談や離婚・相続問題には知識が必要ですもんね～）
分からない事は、「自分では分かりませんので専門の方へ相談してください」 とも言えません。

「神様に聞けばなんでも答えが出るのでは・・・？？」

確かにおっしゃる通りですが、反対に管理人から質問したい。

「一夫多妻に近い形をとっていた時代の方々に、離婚に浮気や不倫の相談をして大丈夫ですか～？」 と（爆）

『人間とは・・・本来の姿は・・・・』 などとの言葉は頂けますでしょうが
そんな事は、その当事者が百も承知な訳でして（苦笑）

・・・・その上で自分の良いも悪いも 『欲』 を持ってこられた方に対して、
その方を安心させたり慰めたり、勇気を持たせたり、次の一歩の背を押したり、方法を示したり・・・・

・・・・要するに、「幸せになる為のお手伝い」、逃げになりますがやるかやらないかは本人次第です。

そして「仕事」にしている以上、『結果』 を出さなければ。いづれいなくなります（笑）
これが霊能者のある一面の姿、お金を貰っている上での責任ではないでしょうか？

なかには同じ職業を生業にしていらっしゃる方の言葉を良く聞きます。

『だいたい本人が何の努力もしないのに神様に頼めばそれでいいと勘違いして・・・・・ほんと、どうかしてますよ！！』

そんな時、管理人はきまってこう言います・・・・・

『それを覚悟してあなたは ”仕事” としてやっている訳ですから、まずあなた自身が自分のやってる事を理解しないと』

クレームを受け付けるコールセンターの方が、

「もうっ！！いっつもいっつも相手はイライラしてて文句ばっかりっ！
・・・・・人間的におかしいですよね！こっちまでイライラします！！」

とおっしゃられる方がいらっしゃいますが（笑）

そういう時は、「いえ、それをご理解・納得して頂いて笑顔に変えるのがあなたの仕事ですから・・・・」
と苦笑いするしかない管理人でもございます。

９年も人の相談にのらせて頂いていると・・・・・・正直、いろんな修羅場もございます。
誤解や勘違い、意思の違いから言葉・態度一つの違いで何から何まで。

人を見るのはいい事ですが、例えば恋人を霊視してくれと言われて視たものの実際にそれを聞いた
彼氏が直接、怒鳴り込んできたり。宗教の観念の違いから団体からクレームが入ったり・・・・・

ありがたい事に自分の所ではまだ血を見るまでには至っておりませんが（笑）
（怒鳴り込んできた青年も今じゃかなり仲の良い友達です）

このあたりも覚悟しておく必要がございまして、、、、いざという時に最後に頼りになるのは自分自身の人間性と、
（まぁ管理人の場合、たいした人間性はなく奇跡に近い（笑）・・・神様、ありがとうございます～）

・・・・まぁそれに付随して警察関係・神社関係（自分の場合は神道なので）・その筋の方々・・・・

・・・・それぞれの分野で参考意見をくれたり知恵を貸してくれたり力になってくれる人脈も大切です。

おそらく質問して下さった方は人の相談にのる職業を選ぶ可能性も高いかと。
必要以上の脅迫観念はいりませんが「最悪の事態」だけは想定して責任が取れる範囲で。

「占いは確率の問題なので・・・・」「神様はそうおっしゃっていますので・・・・・」

だけで終わらない問題も多いことを頭に入れておいて下さいね～。

・・・・全てをトータルで見た時に、、、、やっぱりある程度の社会経験、、、そして捨て身の覚悟は必要ですよ～（笑）

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