”知識”で止まるか。”知恵”まで進むか。

おそくなりましたが、以前何度かとりあげさせてもらった『世界でいちばん貧しい大統領』 で有名な、ムヒカ大統領が2016年4年5日に来日され東京外国語大学で講演をおこなった時の言葉です。

その前に、、、、ムヒカ大統領を知らない方はこちらへ。

「リオ会議でもっとも衝撃的なスピーチ：ムヒカ大統領」

「”ぺぺ”と呼ばれる大統領、ホセ・ムヒカ大統領。」

1. 消費主義に支配されるな


現代の消費主義に支配されてはいけません。でもこれは、言うのは簡単です。消費主義は、蜘蛛の巣に引っかかるようなものです。企業はこれを買え、あれを買えとあなたにお金を使うように仕向けてきます。それに甘んじてモノを買い続ければ、あなたはもっとお金を稼ぐために、もっと長い時間を、お金を稼ぐために費やすことになるでしょう。そうなると、あなたの自由な時間はどんどん減ってしまいます。

本当に必要なものだけを買うようにしてください。そうすれば、あなたの自由な時間はもっと増えます。貧乏とは、多くのものを必要だと思ってしまう心のことです。無限にモノをほしがってしまう欲こそが「貧しい」ということなのです。

2. 歩き続けよ


人生でもっとも重要なことは、勝つことではありません。歩き続けることです。それはつまり、転んでも毎回起き上がること、新たに何かを始める勇気を持つということ、何かに打ち負かされたときにまた立ち上がるということです。

私は若い時、世界を変えるために戦いましたが、残念ながら世界を変えることはできませんでした。そして私は牢獄に入れられて10年以上を過ごしました。これは私にとって非常につらい時でした。でも、その辛い時間がなかったら、今の自分はなかったと思っています。

3. 同じ志を持つ仲間を見つけて闘争せよ


社会は集団というツールがないと変わりません。もしあなたが今の現状に不満を持っているなら、同じように不満を持っている人を見つけて仲間にしてください。仲間を集めて集団を作って主張すれば、大きな力はなくても、社会に意識を植えつけることができます。

これまでも、社会はこうして少しずつ変化してきました。100年も前は、労働者は15時間も18時間も長時間の労働をするのが当たり前でした。そんなとき、ある人がこんなことを言い出したのです。「1日の労働時間が8時間にして、寝る時間は8時間必要で、それ以外のプライベートな時間が8時間は必要だ」と。当時の人々の多くは「コイツはなんて頭のおかしいことを言うんだ」と思ったことでしょう。

でも、その人は仲間を集めて、闘争を始めたのです。今では8時間労働が当たり前になっていますが、自由な時間のために戦った人がいるのです。今ではそんな闘争をした人は忘れ去られているのかもしれませんが、彼らは闘争することで他の人の意識を変えたのです。

社会が変わり続ければ、1日の労働時間は4時間が当たり前になることも十分起こりうることです。

日本では、人々があまり希望が持てないと聞きました。若者の多くが投票にいかないそうですね。彼らは、社会が変化するということを信じていないのでしょう。

何か魔法のようなものが社会を変えてくれると考えないでください。あなたと同じ志を持つ人はたくさんいます。仲間を見つけて集まってください。そして、戦ってください。

4. 自分の利己主義を抑えよ


私は「最後の審判」を信じていません。でも何らかの人生の時点で、鏡の前に立ち止まって自分自身を見つめるときが来ることはあると思っています。そんなとき、これまで何かをやろうとして、何度も失敗したけど、行動に移した数々のことを思い出すかもしれません。「100やりたかったことがあるとすれば、5しかできなかったけど、行動に移すことができて有意義だった」と思えるかもしれません。

でも反対に、「私は人生で何もしてこなかった」「私の人生は浪費の連続だった」、「誰に対しても、手を差し伸べなかった」、「誰かのために時間を費やすことなんてなかった」と思うこともあるかもしれません。そんな人は、鏡の前に立ち止まったとき、自分の姿を見て失望するでしょう。そこに映っているのは、自分のエゴイズムでしかないからです。

すべての生命はエゴイズム（利己主義）を持っています。それは自分自身を守るために、自然が私たちに与えてくれたものです。でも、人間はひとりでは生きていけません。必ず他者を必要とする生き物なのです。

他人に勝つために戦うのはやめてください。そうではなくて、自分自身の心の中にあるもののために戦うのです。

あなたが生きている限り、他者との衝突は避けられません。大事なのは、コンフリクト（競合、衝突、対立、葛藤、緊張）を起こさないことではなく、どうやってコンフリクトを解決していくかということです。

すみません、Yahooニュースの大嶋拓人氏の文章を抜粋させていただきました。

「あいかわらずスゲーことを言う大統領だなぁ、、、、、」

と凡人の自分にはありきたりな感想しかでませんが、このスピーチを聞いて自分が考えることは、、、、スピーチの内容とはかわりますが、「知識」と「知恵」についてです。


いつもお忙しい中、相談にのってもらっているIさんには、

「クリエイティブ、クリエイティブ・・・・・・・」

とまるで呪詛のように頭に刷り込まれておりまして(´ー｀)　もう、自分の中では「Iさん＝クリエイティブ」 なわけなのですね（笑）


いろんな知識をいただき、また本を紹介してくださる。人も紹介していただいたことがあります。


話をうかがえば、まさに 『血沸き肉躍る』 電話を切った後、お逢いして別れたあとはなかなか寝つけないぐらいに心と魂と脳みそがフル回転しちゃって、さらに空回りしちゃうわたくしなのですが。


んで、次の日も熱まださめず、ついついお嫁さんや友人に、

「こんなこと、教えてもらったよっ！」

なんて復習の意味も兼ねて、鼻の穴を大きく開いておしゃべりしたくなっちゃったりする訳ですが（これを”Iさんマジック”と名づけております（笑））

いただけるものは大変、ありがたい。

でも問題はその先にあって。

そこから自分で考え、実行しよう、動いてみよう、そう考えだしてからが初めて、

『知識が知恵になる瞬間』

だったりするのを今では実感している最中でもございます(-_-)



そう。「知識」を「知識」として蓄え、吟味するぶんには何のさわりもない。

が、まったくさわりがないと言えばウソになる！

・・・・・ここが人間的なポイントになるわけですよね～・・・・・・(;´∀｀)


むかし、自分の恩師が

「ブログ反対っ！」

と絶対に譲らない、、、今もって、あまり認めてもらえない。まぁ、そもそも。言いだしたら聞かない。一旦、退いたと見せかけても絶対に退いてない。あとから、「ほら、みたことか。」 と満足気にほほ笑む・・・・・・・


書きだせばキリがないのですが(;´∀｀)

それも自分が「知識」をたれ流していたからですね。自分的にはそこまで深くは考えなかったものの（また内容は自分の経験を踏まえて！を意識してましたからねぇ～）よくわかってなかった部分も多かったのですが、、、、、、、


やはり！一番の”さわり”と申しますか、弊害としては「知識に振り回される」。

それだけで、頭でっかちの屁理屈坊主、、、、もとい、屁理屈オッサンで終わるのを防ぎたかったんだとオモイマスル・・・・・・(-_-)



今頃あたらめ、人からいただいた知識をいかに知恵として活かしていくか。

人様により教授するためではなく、よりわかりやすく伝えるために言葉を変えるためでもなく。



「いかにその人に伝えるか。」


全力で謳うことも良いでしょうし、本やブログとして残すこともよい。

でもなにより、「まずやってみて」、その「姿」を人にみてもらうのが何よりの方法。それが自分にとっては、「知恵と結果」。人にとっては「知識」。


もう、1～2年の前のことでしょうが。

「天神様～おしえてくださぃぃぃ、、、、どうやったら、人様の玉石を磨けるのか？それさえ教えてもらえれば、、、自分は明日からまた、全力で生きますよ！！ね、そんな自分も天神様、好きでしょ？人様の役にたって嬉しいでしょ？？自分の役割はわかった。でも、ベストの方法を教えてもらわないとですね、自分もそんなに若くはないですし・・・・・・師もどうやらあの世が近いようですしぃ、、、、、ね？そろそろ、はっきりとした答えだけでも、、、、、、ね？？」


「ははははっ、おのれで磨き足りぬものが、どうやって人様に教えられようかの。」


「ですよね～～～～ははははっ～・・・・・・はぁ～」


神様ってホント、いじわるですからね。

答えにかすって、答えをださないという、まったく感心できない荒技。、、、、、むかしから耳にタコができるぐらいよく、「魚を与えつつ、魚の釣り方を教えよ。」 なんて一見、腑に落ちそうなことをおっしゃってますが。


実は、人間界という湧き水からはじまって、海の底のヘドロまである世界にその 『竿』 をたらし、その糸をつたっていくと・・・・・・

『竿』 を持たれているのは神様ご自身。


そんな気がしてならないのですよ、はっはっはははは！

はっはっはははははははっ！！！

わっはっはっはっは・・・・・・・


・・・・なんて笑っている場合じゃない今日、この頃なのです(-_-;)

とりあえず、若さにかまけてか、若さを維持するためかは知りませんがちょっとぬるま湯でヌクヌクと過ごしていた、「ここ4・5年」 という歳月を返品したいのですが、どこにいけば受け付けてくれるのでしょうかね、、、、、はっはっはっはっは。