信心と神力

先日、ある方からこの様な質問を頂きました。

「神様を信じると不思議な力が得られるのですか？」と。

この方は年齢は自分より１０歳ぐらい年上の方ですが、とても信仰熱心で幼い頃からご両親と神社やお寺に参拝されていたそうです。人柄も素晴らしく腰も低く、人間性は尊敬できる方ですね・・・・自分が色々とお尋ねしたいぐらい。もちろん、自分も質問されながら、質問を返していろんな勉強はさせて頂きました（笑）

その方は心のどこかで霊能が欲しくて、純粋に 『霊能を上げたい』 という相談でした。先程の質問に答えれば自分の答えは「半分、Yes。半分はNo。」 ですかね。



先にイエスの方から言えば、人の信じる力ほど強いものはないと思います。

神様にも色々あって、自分もこの質問に答える前に「○○さんにとって神様とはどの様な方なんですか？」 と質問はさせて貰いましたがまぁその事は省かせて頂いて。それが神様であれ仏様であれ、勇気であれ誰かへの愛情であれ、信じる力を基に置いた力は実際に不思議な力を得ますよね。高校時代はむさ苦しい男臭の漂う男子校で育った管理人・・・・・同じ系列の女子高の生徒が見に来るという話を聞いただけで、今まで勝った事のない他校の強豪ラグビーチームに大差で勝った奇跡は数知れず。あれはきっと、「オレを観に来てるんだ。」とチームの全員が信じて疑わなかった事が起こした奇跡ですね、多分。社会人になって、「今期の成績が一番の新人が最初に正社員になれる。」 と発表があった時に、「あ。多分、オレがなるな。」 と思った瞬間から成績が急に伸び出した。あれは信じるというより、『スルッと受け入れた』 感覚に近かったですね。特に自分の力を信じようとか、そんなのなかったですもん。根拠はゼロでしたが何故かどんどんと契約が取れました。今も、「好きだから上手くいく。」との気持ちで周りの皆がサポートしてくれている感じがします。信じれば・・・・・・いや、信じきって、さらにそれが普通の感覚になれば大抵は面白いぐらいに、そっちにスルスルと行きます。これが意識体の役割でしょうね。（心とは何か？（『潜在能力』を発揮しよう ②））

半分のノーと言った理由は。

先程も書きましたがまず、神様の定義が人それぞれ。それを「信じています。」と言われても「おぉ、それなら大丈夫じゃないですか？」なんて事は迂闊には答えられません。またいろいろな、たとえばその方にとっては神様的な存在の人や物、中にはお金も神様って人も居るとは思いますし、それを信じて不思議な力・・・・・・不思議な力は出ても、それは余計に難しい。その人にとっての不思議と、自分にとっての不思議は多分、違うと思うんですね。自分から見れば、人柄は尊敬できる方なんですが生まれたばかりの小さな子供を省みず、休みをすべて潰して奥さんに借金までして全国の神社に参ることによって、離婚届を突きつけられないのが不思議でしょうがない。これはある意味、奇跡です。

ここで難しいのが、「霊能」をどう捉えているのか。その方が、『普通は視えないものを視る能力』と捉えていれば、自分にはイエスもノーも言えない。それは自分が決める事でもなし、どう生かすかも本人次第でもあるし、その能力を授けてくれる方の考え方によっても違うでしょう。しかし、自分が思う霊能（人間が最初から持ってるある種の能力）と捉えればそれは可能だと思います。その方が、「赤ちゃん＝神様」と捉えたならば、どこかでその方の未知なる能力は違う形で発揮されるに違いありません。これも不思議な力と言っていいのかも・・・・・ご本人が納得してくれればの話ですけどね。

「求めすぎれば返って手に入らない」

幽霊さんを視る能力や過去や現在、未来まで読む力。神様と会話させて貰う能力を得て発揮したいという気持ちは悪くないと思います。それで一人でも救うお手伝いが出来れば最高じゃないですか！でも、その為に神社に行く、神様を祀るのは難しいと思います。「信じよう、信じよう」と思えば思うほど、「信じられない」・・・・・・という気持ちも同時に湧くのが人間ですからね。これで、『自分は努力が足りないんです。信念が無いんです・・・・・・』 と真剣に言ってる真面目な方をみると、自分はやさしいから 「いや、多分違うと思いますよ。理由は・・・・・・」 と最初からじっくり教えてやる様に心掛けています（爆）

ブログランキングに参加しております。
村雲の自己満足ではありますがモチベーション維持の原動力になってます。