神の祈りと人の祈りと宗教。

怒涛の如く、ただ書きたい事・日頃管理人が感じること、
またこんなブログをかわいがって下さっている方々に感謝の意を込めて
質問に答えさせて頂いたこと・・・・いつの間にかもうすぐ一ヶ月を迎えます。

いつも読んで、「へ～」とか「ほぉ～」とか、いろんな応援メッセージやコメントを頂き、
本当に感謝しております。ありがとうございます。

今までは勝手に管理人だけの意見を一方的に伝えて来た（ストレス解消？！）の
ブログですが、時には自分の事も少し書かせて頂こうと思っております。

突然に人は会い、いつか別れます。

仏教用語では「会者常離」・・・この言葉で何回、涙を流してきたか分かりません（笑）

そんな理不尽さ、（この歳になれば少しは納得もしますが（笑））

「何故、人は別れなくちゃいけないのか？」

「どうしてこんな辛い思いの為に会わないといけないの？」

「じゃぁ、最初っから会わなければいいやんか！・・・神様のいじわる！！」

と、まぁ若い時は若い時なりに一人色々と考えたものですが



だからと言って一人でいると、孤独を感じていると、結局は「昔の楽しかった記憶」
にしがみつき、ただただ戻りたいとばかり願う。そんな思春期だったような気がします。

神様とお会いしたのは約９年前の事でした。

当時、巷で「よく当たる霊能者」という人を訪ねて、色んな事を聞いてみたいと！（笑）

人は何故、死ぬのか。
宗教とは何か。
人の正しい道とは何か。
・・・・これから自分は一体どうすれば、どう生きていけばいいのか。

その時に今の師匠は一言、

「おじさんの弟子にならんか。お前の後ろにも同じ役を持たれる神様がおる。」

と言って頂き、そこから師匠を通してみる世界。師匠や神様と触れ合い知る愛情。
この世のカラクリやあの世のカラクリ。神様や守護霊様・ご先祖様との付き合い方。
また、地獄界の方・魔界の方についての知識などなど。

あらゆる事を今もなお、月に３度は泊まりにいき日々、修行の毎日です。

最近、よく相談者の方に聞かれます。

「どんな修行をされているんですか？私も霊能者になれますか？やっぱり選ばれた人だけですか？」

これは随分とおこがましい言い方になるかも知れませんが、「選ばれた」というより「役目があった」と
の方が正解でしょね。実際に 『隣の芝生は青くみえる』 のが人間です。そう楽しいだけのものではないですよ（笑）

人の相談に乗らせて頂く・・・とは、相談者にとっても自分にとっても本当にデリケートな問題です。

例えばその一言が人の一生を左右します。もちろん、その方自身の人生でしょうが、
その後ろには何百・何千のご先祖様も一緒に聞いていらっしゃるんです。
納得いかない、怒りを覚えた方もいらっしゃればいづれ私の人生に影響も与えるでしょう。

※これを知らずにやっている霊能者がなんと多いことか。とてもあの世を知る人間とは思えません

言いたいこと・言えないこともたくさんあります。

例え、相談者がその時は怒って帰ろうが泣いて帰ろうが、自分の心さえ苦しい時だってあります。
しかし相手のご先祖様が後ろで頭を下げられれば一人納得するしかありません。

また若い時からすばらしい霊能を持たれ多くの人の役に立たれる方も多いと思いますが、
ウチの師匠は必ずこう言います。

『出来ればこの能力だけで飯を食おうとするな。社会にまみれろ』 と。

若すぎる時から人の相談ばかりに乗り、いつしか人は表面意識は気をつけても
いづれ心のどこかで「自分が神」になる時が多いものです。（特に若い時は・・・何度も経験ありです（笑））

「神になる」とはオーバーですが、「特別意識」や「人とは違う感」と言えば分かりやすいでしょうか。

やはり社会に出て、人の痛みや辛さを味わい、上司に怒られ部下で悩んで
人の魂とは成長していきます。そして現実的な対処法や知識を得るのです。

そんな師匠の背中を追いかけ（先生は昼は公務員、夜は霊能者でした）気づけば
自分はそう成長していない姿に悲しくもくやしくもある日々ですが、
そこに「神様」という存在があることも自分の人生の大きな要素の一つです。
これが自分が一番、古神道に出会った最大の幸運、また古神道からの恩恵だと思っています。

『人を助ける霊能者』 とは 『何かしらの役目』 があるもの。でも決して 『特別』 ではありません。

何故なら 「神様とは皆さんに共通の、平等に守り導き下さる方々」 なのですから。

いつかの日記に書きましたが、何も管理人と縁のある神々が
全て今の管理人のやっている事について賛成している訳ではありません。

私を守って下さっている神様は一言、私にこう言いました。

『わしの祈りや願いを手伝ってくれんかの？』

自分は訳も分からず、でも何かこの方に今まで感じたことのなかった温かみや情を感じて
この神と一緒なら。この師匠の元で学べるのなら・・・・・と腹をくくりました。
なにか、こう、「今まで行方不明だった、遠くから守ってくれていた祖父に出会った」 みたいな感じです（笑）

神様の真の願い。真の祈り。

もちろんこれは、神の心は計り知れず自分が代弁する事もおこがましいことではありますが、
その人だけを思う神はその役割。
人類を思う神はその役割。
日本を思う神にはその役割。
地球を思う神にはその役割。

その神々によって 『役割』　というものがあるのでしょう。

そして「霊能」（見えないものを見る力・理解する力）が発達した人と発達してない人は
確かに一味違った役割があるかも知れません。

しかし、忘れて欲しくない事は、

「人間、一人一人がそれぞれその方にしか出来ない役割を神様から与えられている」

その役割を果たそうとする以上は確かに神様も協力して下さるはずです。
なので「霊能」は自然に勝手に上がります。

しかし、「見えない世界を見るために神様と近づく」という行為はそう大きな意味を持ちません。

大切なのはまず自分にしか出来ない役割を見つけ、それに向かって努力する。

自分の中の神々様 （これは同じ名のついた神様であっても、捉え方が違えば「自分の中の」と
言い換えてもいいと思いますよ）を大切にし、一緒に歩くこと。
　
今、こうして見てみると「本来の目的とかけ離れた宗教」 が増えてきたという気がします。

なんと言うか・・・「宗教を自分の人生の為に生かす（利用する）」よりも「宗教自体に使われている（利用されている）」
人が多いし、またそれを目的とした宗教も多いものです。

人間には「祈ること」も時には「筋の通った願い事」も必要でしょう。
辛くなったら「頼る」ことも必要です。人間、そう強い人なんていないんじゃないでしょうか。

でも、『自分の中の神様』 の存在を忘れている人が多い気がしますね。

目標を作り、努力し、達成し、真の満足を味わい、成長を確認し、悔いのない人生を送る。
そこに感謝を忘れず、自分が満たしながら同時に周りの人を満たそうと努力してみる。

これほど「その方の中の神様」が喜ばれることはないでしょうね（笑）

『神様と一緒に歩く人生』・・・これはどなたもそうですが、別に「この宗教は良いです（悪いです）」
「宗教自体に入った方がいいです（入らない方がいいです）」「この神様はいい、この神様は悪い」
と言っている訳ではありません。

ただ、「目標を作り努力し～」・・・とは、明日からでも今日からでも、たった今からでも出来る事です。

『神様と一緒に歩く人生』 を本当の意味で実行される方が、
顔が見えなくても一生会うことが出来なくても
一人でも多く悔いのない人生を歩まれる事を祈っています。

あ。最後になりましたが。

自分は一度も滝に打たれた事はありません（笑）何時間も座禅を組んだこともない。
なぜなら自分もウチの師匠も「冷たい事や痛い事」が大嫌いだからです（笑）

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