霊能者のつぶやきトップ > 神様 | 神社 > 古神道と神道の違いとは?

古神道と神道の違いとは?

これ、すごく難しいです。
色んな文献を読ませて頂いても明確には分けれないものばかり(学者や研究者によって違います・・・・)

その前に「神道」そのものについてを簡単に学習。

よく目にする名前が『本居宣長(もとおりのりなが)』さん。
※一度は社会の教科書で目にされた方も多いはず

有名な国学者。朱子学、漢学、国学と勉強されお医者さんでもある凄い方です・・・・・
古事記を読まれ、30数年をかけて書いた、『古事記伝』の著者として有名です。
当時流行った孔子の儒教や大陸から来た思想を批判したりと、過激な一面を持たれた方ですが、
趣味が「鈴集め」とか、なんだか憎めないかわいい一面も持たれた方ですよね(笑)

また、神道の歴史の勉強をされている方に必ずと言っていいほどぶつかる名前は、

『平田篤胤(ひらたあつたね)』さん。

この方は「神道の父」と言っても過言ではなく、今に残る(大きく言って)「神道」を確立させた方です。
この方もお医者さんをされながら(昔の人はホントに凄いですね・・・)
本居宣長さんに弟子入りしようと脱藩した上に上京しましたがその時はすでに本居さんが亡くなられていて・・・・

それでも諦めず、そこから「仏教・儒教・道教・蘭学・キリスト教」を研究し仏教・儒教が混ざっていない、
「純粋な神道」を求め(これが神仏分離の基になった理由の一つではありますが)明治維新の陰ながらの立役者。

さらに今でいう『スピリチュアルの世界』に没頭し、当時江戸で幼い頃から予言の力があった「寅吉」という少年を
引き取り(なんでも何年間か神隠しに合い、その間実は神仙界をさまよっていたとか・・・)
根ほり葉ほり話を聞いて文章と絵に写してまとめた『仙境異聞』は有名です。

※ネットで「寅吉」の話を調べたら皆さん、興味をそそられると思いますよ~(笑)






さて、「神道」と一言で分けても、

「祭りタイプ」・・・森羅万象の大自然に神を感じ、その恩恵に感謝や畏怖を示す「祭りが中心」の古神道の基。
「神社タイプ」・・・大きく捉えれば天皇を現人神とし、伊勢や皇室をメインにして祭りを行う・秩序を正す
「教派タイプ」・・・明治維新時に認められた神道十三派・その後の派閥(新興神道も含む)で分けるやり方。
 ※『感謝や畏怖』 の中から道教や陰陽道、仏教の影響を受け、 『人の心に教え諭す感』が強い
「民俗タイプ」・・・上記に当てはまらず、その地域特性のものや成り立ちが限定されるもの

分ける為の「分類」ではなく「分け方」によっても変わってくるから本当にややこしいです。。。

ちなみに①~④は管理人独自でてきと~に皆さんに判りやすく分けたものですのでめちゃくちゃです(笑)
この上記の4点の組み合わせや歴史の深さ、また派閥の考えがミックスして大まかに 『神道』 です。

正直言って、「正しい」「正しくない」がないのです・・・・一時期は夢中になって調べた時期もありましたが・・・
「やめておけ」と師匠に言われました。正解がないのでキリがないのが実情です(結局は「思想」の分野ですから)

でもその中で、「古神道」と「神道」に分けるとするならば・・・・・

これも管理人の勝手な考えですが、「なるべく余計なものが混ざっていない」・・・に重きを置いています。
また「見えないものという共通のもの」なので形として思想が現れている「仏教」などを差別しません。

神社の成り立ちの一つとして、一部の研究者からは「仏教」が上げられています。これは、

「形のないものを鎮座させる概念(=形に現す)を作った」という理屈からです。

こう考えると、

「じゃぁ、なるべく古い、純粋な神道に近いものって何?」

と話がややこしく始まってしまい、一生掛かっても理解できないものとなってしまいます(笑)

結局、「思想」から始まり、思想とは個々の価値観が基になっている話なので、水掛け論になりやすい。

なので、自分は単純に「①」が好きです(笑)
そして神道の勉強は「③」の明治維新前からあった教派で勉強させて頂きました。

古神道と神道の違いは、簡単に「その成り立ちで一番、変化があった戦前・戦後以降」を目安にしています。

※やはり思想が元で「混ざり合う」「分離する」のは仕方ないのですが、
外国の人(戦後のGHQ)から受けた「分離」は何故か受け入れられないのです・・・・・

神道(祭りタイプ)とは、日本では八百万(やほよろず)の神々がいらっしゃると言われ、森羅万象の現れです。

色んな意見を吸収し、色んな融合を繰り返し、また一番の良い所は

「一つの意見が絶対ではない」「数が多いので色々な考え方が出来る」

のも魅力の一つ(その思考が魂まで染み付いているのでしょうか。
まぁ外国の人から言わせるとその「曖昧さ」が批判される所でしょうが)

自分から言わせれば一神教の恐ろしさ、(黒も白。白も黒)や、
上手に3つに割って都合がいい時だけを持ち出し、勝ちに走る(グーチョキパーの関係ですね)
など、民族によって色んな影響があるように、日本人は日本の神道を大切にすればいいと
思っています。








Related Posts Plugin for WordPress, Blogger...
ブログランキングに参加しております。
村雲の自己満足ではありますがモチベーション維持の原動力になってます。

人気ブログランキング 占い・鑑定へ 精神世界ランキング にほんブログ村 その他趣味ブログ 鑑定へ

コメント:9

kafusu 08-03-30 (日) 1:21

解説ありがとうございます。

が、、、難しいですね。何度か読み返しましたがよく理解できてないです(苦笑)
すいません。

そもそも、質問する資格すらなかったのかもしれませんね。
神道についてもよく理解できていませんから。失礼しました。

日本人の宗教感はすごく曖昧ですよね。
初詣には神社へ詣り、お葬式ではお寺の住職さんがお経を挙げ、
キリスト教徒でなくてもクリスマスはしっかり祝います(笑)

この曖昧さがいいのかもしれませんが少し節操がない気もします。

実は1年ほど海外に住んでいた経験があるのですが・・・
宗教の質問をされるとその曖昧さ故にすごく困っていました。

曖昧さというより信仰心の低さから・・・かもしれませんが。

日本以外で生活すると、このあたりしみじみと実感できます。
宗教がきちんと生活の一部になっているんですよね。

このブログの影響で神道(古神道)というものに興味が湧いてきたので
これを機会に少し勉強してみようかな・・・なんて思いました。

管理人 08-03-30 (日) 3:57

kafusuさん
その「節操のなさ」をこの(大まかに分けての)神道の良い所と思って下されば・・・・
え?神道びいきすぎます??(笑)
古神道との線引きは個人個人でだいたいして頂けたらいいと思います。
ただ自分的に、あまりにも最近の神道(新興神道)は何か、、、その、、、昔の「古神道」から
かけ離れている様に感じてしまって・・・・あんまり好きじゃないんですよね。
まぁ、今の神道に入信して勉強もしてないし意見するのは失礼なのですが。。。。
友達から「え?神道勉強してるの?」って言われたら、
「違う。古神道!」と思わず言い返してしまう自分がいます(苦笑)

八言 08-03-30 (日) 6:05

あいまいに混ざり合って、日本人の感覚にあうようにしていくのが日本人だと思うので、
神道のなんたるか!を追求しても奥が深すぎて出て来れないような気がしますw
そもそも、宗教ってその人の考え方、によるものですし…。
(宗教とか思想で争いが起こって今も絶えないのは世界を見ればわかりますし)

管理人 08-03-30 (日) 6:40

八言さん
おっしゃる通りです(笑)
今回の記事は軽く目を通す程度にして下さい。
やはり、「神様」に関わるブログなので最低限の神道の成り立ちだとか
「ふ~ん・・・そうなんだ。。。」と大まかな流れが分かって貰えたらと。

ラピス・ラズリ 08-05-04 (日) 23:17

今晩は。
私も教派神道の教えはしっくりきません。(=_=Ⅲ)

確かに今の神道は儒教、道教、仏教、密教、風水と陰陽道が、関西風のお好み焼きの如く混ざってますから(‐‐;)。
そんでもって、古神道も記録があいまいですらか・・・(‐o‐;)キマイラになる前の神道なんて・・・解る方が変ですよね・・・ と言っても神社神道が神道の総てではありませんが、

ただ、神道に関する知識が、周知されなさすぎのような気がします。

要するに、神様もですが、神道の信者が不快に思う明らかに間違った作法が多いです。(・`ω・´)
神社で合掌(←しかたないがとっても違和感)、神社と寺を同じ括りで扱う(←そもそも宗教事態が違う)、神葬祭の金封に『香典』と記載する(←知らないとは言え失礼に当たります)、神社に呪詛の祈願や占いに行ったり(←神社は呪い屋ではありません)、神社で般若心経を唱えたり(←論外)

いくら信仰の自由だからと言って、何でもやっちゃうのは、如何なものか(屮゜Д゜)屮です。

管理人 08-05-05 (月) 2:22

ラピス・ラズリさん
う~ん、、、その考えには管理人的には少し異論がございます・・・・・
少し形に拘り過ぎられているような、、、(まぁ自分がこだわりなさ過ぎなんですが(笑))
「何でもあり」は不味いですが、本当に手を合わされている方々の心は
他人では知ることが出来ません。だから、神社で般若心経を挙げられる方がいても
いいと思いますし、自分は好きです、そういう不思議な人(笑)
「神社に呪詛の祈願や占いに行ったり」・・・これは諸手を挙げてラピスさんに大賛成です。

ラピス・ラズリ 08-05-05 (月) 11:03

おはようございます。
(神様から見込んで頂けるよう祈願してますから。)→ここの祈願は『お願い』ではなく、信心の意志表示ですね。
神社での祈祷は[お願い・お礼・報告・意志表示・決意表明等]全部、御祈願や御祈念とありますので、私は祈願と言う言葉を用いました。

(神社で般若心経を挙げられる不思議な人)→異質はやはり黒くない眼で見られる傾向があります。
それは負の思念ですから、そう言う環境を作るのはお互いに善くないですよ。(-_-)ウーム
一般のマナーは、とやかく五月蝿いさっこんです。のに宗教では、知らないから、信心の自由だから、心の内は判らないから、その宗教の作法やマナーをナオザリなのはご都合主義が過ぎないかと、思います。

とは言え、それを一般に周知させる努力を、神社神道側がしてるかと言われると… 痛いとこですね(;^_^A
だから、「神社に呪詛の祈願や占いに行く」人がいるんですよ・・・(T_T)やれやれです。

管理人 08-05-06 (火) 5:54

ラピス・ラズリさん
いつもコメントをありがとうございます。ラピスさんのご意見はすごく勉強になりますよ~
よろしかったら、『「うどん」 と 「そば」』 を読まれて下さい~

ルナママ 13-02-12 (火) 18:29

はじめまして、過去の記事にコメント申し訳ありません。
質問があります。
20年連れ添った猫が亡くなりました。
昨年から神棚をまつりました勉強不足の素人です。
神道ではペットの霊はどうすべきなのでしょうか?
人より自然に近いので気にしなくてよいのでしょうか?
ただただ自然に感謝していた頃の神道が好きなのですが
既にお骨となったこの子の霊はどうすべきか全くわからずです。
やや霊感あるかめ?な私からすると死後3日ではれてきた?気がします。
それまでは腎不全で死ぬ間際まで苦しんだからか重く冷たい気のままでした。
今は1週間たちました。とてもグレーなはれたり?負の気が流れていたり繰り返してます。
近所の神社では50日後に私が猫が苦しまないよう祈願に来るか、れいじに移すか決めて下さいと言われました。
猫の霊が苦しまないようにしたいだけなのですが…
どうすべきかお考え聞かせていただけないでしょうか?神棚祀ったままでもあります。
また神道で霊はどのようになるのでしょうか?
身体が自然に還るように魂も自然に還るのがよいのですよね?その場合れいじに移したら…と全くわかりません。
初対面で大変申し訳ありませんが…できればご回答よろしくお願いいたします。

コメント
Remember personal info

トラックバック:0

この記事のトラックバックURL
http://ryu.uranaido.net/2008/03/29/post_53.html/trackback
Listed below are links to weblogs that reference
古神道と神道の違いとは? from 福岡の霊能者のつぶやき|本物霊能者の本音

霊能者のつぶやきトップ > 神様 | 神社 > 古神道と神道の違いとは?

サイト内検索
RSS

 RSSリーダーで購読する

霊能者のつぶやきモバイル
携帯からもご覧頂けます。
霊能者のつぶやきモバイルQRコード
Tool
フィードメーター - 福岡の霊感占い師のつぶやき|神様・守護霊様からの..

Meta
リンク
クリックで救える命がある。

このページのトップへ