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伊勢への道のり⑥ 天照様とスサノオ様

  • 2018-05-22 (火) 15:43
  • 神様

つづき。

さて。とりとめのない話を気分のまま、ダラダラと続けておりますが。ここで一旦、神話に戻って『天照様 VS スサノオ様』を思い出してみると・・・・・。

伊邪那岐様に命令された天照様は「高天原」を治めます。

「高天原」は今でいう神界の中心。

お祓い・お清めの祝詞で一番メジャーな大祓詞も、「高天原爾神留坐須 皇賀親神漏岐神漏美命以知氐:たかまのはらにかむずまります、かむろぎかむろみのみこともちて」から始まっておりますが、簡単に訳せば、

高天原(たかまのはら)にいらっしゃいます、御親の神、神漏岐神漏美命(かむろぎ・かむろみ)の神様のご命令によって・・・



この、神漏岐神漏美命(かむろぎ・かむろみ)の神様がいらっしゃる場所が高天原、、、天界の中心的な場所ですね。

ここを治めろと言われたのが、天照様。

かたや、弟神であるスサノオ様は、「大海原」を治めなさいと命令されるんですが、、、、お母さんに会いたいと泣きじゃくった挙句、姉(天照様)に会いに行こうとするとケンカを仕掛けてきたと勘違いされて、戦いが始まる。。。。


誓約(うけい)をすることによって、無事に仲直り?したのが神話の話なのですが、スサノオ様悪く書かれすぎ(/_;)

(ちょっと下げすぎたのか、後にスサノオ様は「反省して」なんて書かれてまして、ヤマタノオロチ退治で大活躍するのでありますが)


まぁこれはあくまでも、神話の一部であって。

もうね、天照様なんか、、、否、天照様に罪はありませんが、今の日本をみてもらったら分かる通り、太陽の化身ともいわれる皇族の祖先の御親の神。最高の神様なんですよね~(´ー`)


本来、内陸を治めた人たち(のちに神様のモデルになった人間たち)が次に目指す場所は、『海』なんです。

海は便利なんです!


モノを運ぶにしても、舟に兵隊のせて移動するにしても、交易で富をきずくにしても、便利!魚は旨いし、海大好き!!

伊勢の豪族であった、「渡会氏」(奈良時代までは磯部氏)も元々は海を渡ってきた民族であったようです。


この渡会氏は、安曇(阿曇)一族と同族。

阿曇一族の発祥は九州の福岡(現在の糟屋郡辺り?)、本拠地は福岡市北部(志賀海神社付近)とされており、そこから瀬戸内海を通って全国まで広がった、すでに5世紀か、それ以前には高度な航海術をもった一族です(´ー`)


さて、数回にわたり時代も関係なく、あちこちに飛び散った話をそろそろまとめないといけませんね、、、、、


できるだけ時代系列に並べてみます。



○ 出雲地方を拠点としたスサノオ様や大国主命様。スサノオ様も海を渡ってきたのか、スサノオ様のお父様が海を渡ってきたのか・・・・いえば海神族に近い神様だったと思われます。水を扱える治水の技術も完璧。まぁ、海を治めろ、夜を治めろといわれ断っちゃったりして兄弟ゲンカの元となっちゃってますけど( *´艸`)


○ 中央を抑えたヤマト王権。潤沢な資金と、自然より採掘できる資源(丹・水銀)を求めて戦を繰り返し、交易ができる海辺を目指す


○ 元々、奈良のヤマト王権に祀ってあったのは、『天照様』と『倭大国魂神(やまとのおおくにたまのかみ)』の二柱の神。二柱いっしょに祀っちゃうと大変なことになった!・・・ってことで、豊鍬入姫命様、最後は倭姫様にバトンタッチして天照様を祀る場所を託す・・・・が、「ひょっとして丹が目的?」「まつろわぬ者との戦いの連続だった?」と、歴史研究家のなかでは話に挙がる人物。現代でも続く、斎宮の初代斎王である


○ 天照大神(象徴)を託された倭姫様が歩かれた旅路に同行した、後に神の名を頂く32柱の神々。名だたる神々がいらっしゃいます。それぞれの特異性をもたれ、すぐれた実力の持ち主たち


○ 最終的に天照様が落ち着かれた(ご降臨された)地は、もともとは海神族(海人族)であった渡会(磯部)氏が支配していた地。降臨されたのはいいんだけど、本来は土着の神=渡会家が大切にしていた神様がいらっしゃったはず

○ 渡会氏の菩提寺に祀られている菩薩様は妙見様(星に関係した存在)

○ 福岡市東区にある志賀海神社には「山誉め祭」と呼ばれる独特の祭りがある。純粋に誉めているのか、、、はたまた、祟りを恐れてかは不明


○ 伊勢地方の海女さんには独特の文化形成と風習が今でも根強く残っている

○ 空海さんは祭り事・政治においても類をみない天才的な僧侶さん。バックボーンには丹一族との繋がりや、鉱物である丹の産地をおさえる先見の目をもつ


後付けで書いてますが、渡会氏の菩提寺の御本尊は「妙見・北辰」で知られる星に関係ある神仏です。


しかし、神道においてはこの星の神、あまり良いイメージはありません・・・・・・

なぜなら、古代の人は星をみて『不吉』と感じる感性がありました。

黒い帳が降りる夜の空に、『星』は「その帳に”穴”が空いた場所」=「不吉」との認識が強かったとある文献に書いてありました。


その中でも、なんとか生き残っているのが妙見(遠くまで見える目)や北辰(北極星)の信仰。また神道では、「筒」という言葉も「星を意味する」という学説もあります。(塩筒大神・住吉三神:上筒男・底筒男・中筒男など)

自分の大好きな天津甕星(あまつみかぼし)様=天香香背男(あめのかがせお)様なんかは未だに荒ぶる神として封印されてますしね、、、、、、( ;∀;)

天津甕星(天香香背男)様を知りたい方は以下のリンク先へ
    ↓  ↓  ↓  ↓

ついに登場!天津甕星(あまつみかぼし)様(神様紹介⑥)

天津甕星さまからのお言葉。


神から恐れられた神のお話 ①



さて。どこで終わろうか、いつも通りなんの考えもなくグダグダになってきたのですが、最後に次でまとめたいと思います(笑)



つづく。

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コメント:2

小京都の熊 18-05-26 (土) 0:07

お久しぶりです兄さん!

ツツは星を…そう言えば金星のことを夕星(ユウヅツ)と言いますね…
ナルホド、住吉様もツツ。星の神様…だとしたら夜の船乗りには航海の神様でもあるわけですね。方角も分かるし。
前から不思議だったのですが、宗像三女神も綿津見の神様も住吉の神様も3人組ですよね。
もしも筒が星なら、東の空から垂直に登るオリオンの三つ星は住吉の神様にぴったりです。きっと海の上から見たら 海の中をくぐって三人で順番に登ってきて方角を教えてくれるんですもん。
それこそ海人族には大切な神様だったのではないでしょうか

安曇氏と言うと安曇磯良を思い出しますが、その姿は牡蠣やフジツボが全身を…と学生時代に読んで「え、それ鯨とちゃう??」と失礼なことを思ったこともありました…
でもよくよく考えたらあんなデカイ魚(哺乳類だけど)が浮かび上がったら昔の人は「新しい島か?!?!」くらい思ったのかも…
しかも座礁した鯨は貴重なタンパク源…海の恵みですね
意外と年老いた鯨が島になると考えた昔の人が「山誉め祭」を始めた…とか想像しちゃいますね。真偽はともかく。
ちょっとロマンチックにして見ました。

実はちょっと久々に伊勢神宮に行きたかったので、兄さんの記事を読んでいくしかない!と思いました(笑)

管理人 18-06-05 (火) 21:56

小京都の熊さん
おぉ、お元気してますか~「鯨」、その貴重性や価値感からみると、あながち鯨に近い存在で認識していたのかも?伊勢の方ではサメに乗ってくる話も多いんですよね~豊玉姫様もサメに化けてたし。人智を超える存在は、高貴な存在として扱われていた感はありますよね(^^)

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