- 2016-01-30 (土) 14:49
- 神様
つづき。
○ 第三の目(真実の目)をもつ
これは、「霊感」ととらえてもらっても良い範囲だと考えますし、「新しい視点」ととらえてもらっても構いません。ひとつ言えることは、『霊能者でなくても誰でもできる』 ということ。
自分は、「人様の相談にのらせていただく」のも自分の守神様からいただいた一つのたいせつな役割(玉石を磨く)と考えてますが・・・・・まぁその前に自分の玉石磨け。って話ではありますが・・・・・・もっとも大切な役割といえば、具体的には 『神祭』 となります。
以下は実際にあった話ですが、3つめのポイント「○ 第三の目(真実の目)をもつ」 の一番わかりやすい例として書かせてもらいますね。
もう7年ほど昔の話。次の祭りは、「出雲の祭り」ということで決定しました。祭りの内容は神様からの指示、しかし進行は自分たちで参加される神々様の意をくみ取り、どの神様にも失礼のないように構成していくしかない。
呼ばれたのは、自分を含めた ”霊台” と呼ばれる4人のメンバーたち。
その際に、師より
「出雲の祭りをするから、出雲に関係する神々様からお言葉をいただきなさい。それぞれから聞いて、いろんな角度から神様の想いを掬いとるんだ。これも訓練の一環とおもって、真剣にうかがうんだぞ。」
「は~い!・・・で、出雲の神様って、大国主様ですか?やっぱりスサノオ様?それとも少彦名様で?いや、たしか大国主様の奥方も多かったような・・・・・・」
「・・・今から書く、出雲の神様の全員からお言葉をいただきなさい。」
能力に優劣や個性、得意分野はあっても同じ霊台が集まれば結構、楽しいものです。和気あいあいと冗談でもいいながらふざけあう状況の中で、スラスラと神様の名前を書きつらねていく師の筆先を眺めていた霊台4人。
・・・・その顔がだんだん、テンションが落ちていき・・・・・・
・・・・・最後は、これからはじまる内容を想像して、悲壮な顔に変わる。
そこで、師がすらすらと書きだしたご神名は、な、なんと・・・・・・「60神柱」以上!
「ま、まさか、、、こんな量の神様・・・いや、失礼しました。こんな大勢の、こんな尊い方がたからお言葉をいただくんですか~~~?!」
「そうだが、それがどうした?」
「えっ、いや~そのぉ~・・・・・あの~4人いるから、”1人12神”ってことで担当を決めさせてもらっても構いませんかね・・・・・」
「ダメに決まってるだろ。それじゃ、4人そろっている意味が薄くなる。1柱の神様につき、4人がそれぞれ、ここに書いてある60柱様よりお言葉をいただくんだ。」
「ま、マジか・・・・・!!いやぁ~冗談でしょ、、、、いやいやいや・・・・」
「やるんだ。そんなヤワに育ててきたつもりはないぞ・・・・」
うわぁ~眼鏡の上からみえる上目遣いの目が笑っていない。これは本気である。
「・・・・・ハイ、、、ワタシ、、、ヤリマス、、、、」
えぇ、えぇ、最後はまさにカタコトの日本語ですよ。
言われたまま、1柱に4人が言葉をもらったら自動的に「4つの想い」が出てくるわけでしょ?それが60柱って・・・・・それを一体、どう”まとめろ”とおっしゃられるのか?
話を戻すと、筆を取るときに一番大切なのは「平常心」。
いわゆる、「常識」と呼ばれるものとか、一般的なベースの知識を含めたそれぞれの「心の在り方」が問われるわけですよね。正しく筆をおろすには、ここでよくわからない神様についてのベースや概念が邪魔をして、理屈や真偽にこだわり心を揺らすことはできない。
(神道はもともと「アニミズム(自然信仰)」から成り立っている)
ひとつ驚いたのが、よくもまぁ一老人が、メジャーな神様を含めてマニアックなご神名(失礼)までスラスラとご神名がでてくるものだと、正直驚きました。
(「記紀」を知る、「記紀」から学ぶ)
最後に、、、、いよいよ第三のポイントである○ 第三の目(真実の目)をもつ についてですが、、、、
簡単に4人の霊台がいれば、1柱の神様につき、こちらは「4つの情報(4つの想い)」が手にはいります。
もちろん、表現は違ってもかぶっている想いや(これが正しい霊能)、1人だけ真反対の想い(正直、これだけは避けたい・・・・)、すべてバラバラや、全員一致など。もっと本音をいえば、、、、、、4人の中で一番納得のいく(心に響く)お言葉を自分がいただきたい(笑)・・・・・なんて若いころはおもっていましたね。
ただし、受け取った言葉の内容はさほど重要じゃなかったりします。
(いえ、重要っちゃ~重要なんですけどね(汗)表現が難しい・・・・・)
一番大事なことは、この「4つの情報」から、その神様の「御心=真実の姿」を”導きだせる力”が、、、、、ここでいう、『第三の目』 というものです。
4つの想いがそれぞれ正しかった(本当だった)からといって、4つの想いをそれぞれ完全に果たすなんて不可能です。
1柱の神様にいろんな想いが詰まっているなんて、ざらです。
だって、人間も同じですもんね(仕事、「やめたいけど、やめたくない」。あの人が「好きだけど、ここはどうしても嫌い」だとか)
「第三の目(真実の目)」 とは、たくさんの”想い”が混じりあった中でも、その中にある 『本質』や『根幹』 をまっすぐに見抜ける目と言い換えてもよいかも知れません。
ここまで書いちゃうと、
「ほら、やっぱり霊能者じゃないと無理やん。」
「結局は、能力が間違いないか、正しくないかの差じゃない?」
と思われる方もいらっしゃいますが、それは違います。
生前、一人の 『村雲』 という人間がいて、限られた人生の時間の中で直接、お逢いした方もいらっしゃると思います。
その 『村雲』 があの世に旅立って、数名の親しかった方に「村雲についての回想録」 を書いてもらったとして・・・・・おそらく書いてくれた人は自分に身近な人。なにを考え生き、どんな仕事をしてて、どんな環境で生きていたか、、、、ぐらいは把握していることでしょう(でないと、単なる妄想や想像の世界の話になりますからね)
たとえば数人、書いてくれたといても・・・・・・
はたして、その内の一冊だけを取り上げ、「これが正しい」 と呼べるのか、どうか。それを「絶対的に正しい!」といわれる人のほうがおかしいと思えるし、「村雲は自分にだけ、真実を伝えてくれた!」 もあり得ない。
ましてや、「いくら信頼関係を結んだから」「わたしの立場や力は強いから」・・・・といって、「じゃぁ、わたしがあの世でブラブラしている村雲を動かして、あなたに力を与えます!」 なんてことはないでしょうね、きっと。
(それが実際に、”神様” と呼ばれるレベルの存在を動かしているという霊能者も多いようですけどね・・・・・・(苦笑) まぁ人は人。信じるか否かはその人次第でよいかと)
村雲への正しい想い、、、、といえば語弊がありますが、やはり本人の想いや気持ちも大事ですが、それ以上に「村雲の想いを汲んでくれた想い」が大切だと感じます。”どれだけ心を添わせられるか”。だから、自分が「好き、好き~!」だけの想いや欲じゃ無理なんです。
「心を添わせる」、それは霊能者であっても、なくても変わりはありませんよね。
自分はよくよく考えても、神様に詳しい人間とは思えません。
(記紀の熟読度にしてもご覧の通りなので・・・・・(汗))
だから、あくまでも「神様が大好き」どまりの人間でして。普段は神棚にご挨拶程度、させてもらうだけで神祭以外の知識に関しては、それぐらいで充分だと考えています。
それでも神祭、、、、たとえば、「英彦山神宮の祭り」となれば、英彦山の歴史から一通り頭にはいれます。(キャパがないので、終わったら忘れますけどね(笑))
「霊能者」という肩書と能力をいったん横において、自分と皆様の違いはおそらく16年間積み重ねてきた、「神祭」と呼ばれる特殊な経験と特殊な知識だけです。そこに師がいてくれて、仲間がいてくれたから。
反対に、神様への心構えやその知識の量では尊敬するぐらい豊富な方も身近にたくさん、多いですしね~
神様をよく知るうえでは、①をクリアし②もクリア、そして③を使うには霊能の代わりに 「心や想い」 でも構わないと思いますよ。その神様を想う時に、あふれでてくる感情・・・・・・とか。ただし、これも参考として比べられる基準がないと難しいとは思いますけどね。
でも安心してください!不可能ではありませんよ。
それには自分なりの「理由」があります。
ときどき、筆書きして「どの方が守護神か?」とお訊ねになられる方がいらっしゃいます。
もしも、その神様と通信ができたら(時間的に、またはその神様が伝えたい想いがあれば自分はキャッチする能力はあります)、その方宛てにお言葉をいただきます。
が、いただいて感激して時々、涙まで流してくださっている間に、、、、、自分もその言葉を読ませていただいて、
「これは凄い・・・・・」
と感じる時があります。自分で書いてておかしな話ですが、胸をつかれたり、涙がでそうになったり、ただ通りすぎるだけの言葉であったり・・・・・・言葉であらわすのは難しいのですが、感動とは少し違うかな・・・・・・よくわかりませんが、いわゆる自分独特の感性で感じとれたりします。
そんな時、言葉は失礼ですが 「あぁ、この方は本当に繋がっているんだなぁ~」 というのが自分の根拠です、はい。
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コメント:8
- もも 16-01-31 (日) 15:36
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心を添わせる…ですか~う~ん 神様厳しいですから 自信無いな~(>_<)
- さるたひこ 16-02-01 (月) 0:56
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照らし合わせも必要ですね。
さにわはそういうものですよね?1人でするも複数でするも真実の1つにとうたつできればいいですね。
ただ、難しいことは理解します。
ありがとうございました。 - パイ生地 16-02-01 (月) 4:30
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おはようございます
神様と繋がっているんですか
最近神様が遠くに感じます
妥協やらズルさやらおぼえちゃったからなぁ
でも時々これだって感覚に出会ったら
みててよ 神様 守護霊様って あの感覚気持ち良いですね
前だけみて一直線 いくよーって
また背中押して欲しいなぁ - 管理人 16-02-01 (月) 17:37
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ももさん
神様、そんなに厳しいかなぁ~・・・・・厳しいけど、やさしい部分もありますよ。神様だもの(笑)
さるたひこさん
少し本気でレスをかえせば・・・・・「1人でするも複数でするも真実の1つにとうたつできればいいですね。」・・・・・これ言ってる内は、真実の姿さえ捉えられないかも?少なくともこの考えでいけば、自分は途中で終わってたかな、、、、、たぶん、どこまでいっても自分自身が納得できない迷路にはいり易い考えです(記事内にある、若いときの自分と同じです!)。最終的には、目的地もそこまでの地図も、自分ひとりで決めないといけない(殺仏殺祖)、、、、んですが、はじめから一人で作るのか?数人とすり合わせて作るのかの差は大きいですよ。「差は大きい」、ただし、「掴めない」とも言えません。たどり着く真実は人の数・神様の数だけあって、最初から ”自分の足りないものを自覚している人” と ”自覚していない人” では、”目的の作り方・定め方そのもの” から、かわってくるんじゃないかと。どちらが良い・悪い、早い・遅いもない。素直に何べんでも自分の中身が見直せるか否かが勝負のところ。
パイ生地さん
すべて正解!神様から離れていくことはありません、、、なので、そう感じたってことは、パイ生地さんがパイ生地さんの”本心”から、”今”は少し距離があいちゃったのかな?・・・・なんて勝手に想像。だからといって、いつも心を添わせている必要はない、、、、なぜなら、「添わせよう」と考える行為は自分と神様を切り離しちゃう行為に等しいから(笑) - さるたひこ 16-02-02 (火) 1:56
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返信ありがとうございます。
>。素直に何べんでも自分の中身が見直せるか否かが勝負のところ。
これひびきました。
欲しがってばかりの自分が確かにいます。貪欲に前に行くなら成長ですが自分はただのおねだり・・・。
自分のやることをもっと前面にだします。
ありがとう。 - 大和魂 16-02-03 (水) 16:57
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初めまして。なんか色々とあって、こちらのブログに着地いたしました。
凄い勉強になるし、今まで自分が思っていた事が書かれていて、驚きました。
お神さんかご先祖なのかは、分からないのですが、
支えられたと思う経験、があるので守護神について調べております。
名前を呼んで意識を向け、ありがとうと言わないと気がすまねぇ(笑)
管理人さんには見抜かれそうだからいっちゃうけど、
もしも私を支えてくれた者が分かるのでしたら、教えて欲しいです。
最後に、ありがとう。 - 管理人 16-02-05 (金) 17:05
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さるたひこさん
まぁ参考程度にしてください。一介の霊能者のわたごとです。これは何事も通用する話だとおもいますが、「本質的な目的を何度も見直して、きちっと定める」&「決めた目的や目標はなるべく変更せずやり通す。」・・・かな?経験者いわく、ここがブレればすべてがブレますし、どれだけ強くそこを目的にできるか、力を注げるか・・・・が大切だとある方に教えていただきました。欲は必要なんですよ。その欲が、最大の目的からブレることはあまりよくないかも。
大和魂さん
残念ながら・・・・わたしは文章から見抜けるほど、高度な霊能者ではございません(+_+) こちらこそ、コメントありがとうございます。 - もも 16-02-06 (土) 9:57
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神様…には内緒ですけどね…私の氏神様は ドSです。(笑)