つづき。
山幸彦様 VS 海幸彦様 ・・・・・この話って、もともとは兄である海幸彦様が大事に大事にしていた 『釣り針』 を、山幸彦様が借りて、それを無くしてしまったところから兄弟ケンカが勃発・・・・・・・悪いのは、まちがいなく山幸彦様です。
兄の海幸彦様に謝っても許してもらえず、(当時、釣り針はなくてはならない生活の一部。また、それぞれ身にあった仕事をしましょうとの戒めが見受けられます) 結局は塩の神に力をお借りすることに。
「困った時は、休暇も必要じゃよ。龍宮城でしばらく羽根でものばして・・・・・」
じゃないですよ(笑)
「海をつかさどる豊玉彦(大綿積見)様の力を借りなさい」
ってことで、とても貴重なアドバイスをもらうのですが・・・・・人形の山幸彦様、どうみても 「年寄りの話に耳を貸そうとしない、やんちゃな若者の図」 ですよね!(爆)・・・・・いや、うがった見方すぎるか。
豊玉彦様に会いにいくついでに、その娘である豊玉姫様と山幸彦様、恋に落ちます。
さらにそこで受ける、龍宮城の接待・・・・・・「山の幸」よりも「海の幸」の接待の方がうまそうなのは、自分だけでしょうか。
よくみると、豊玉彦様・・・・・
あれ?神道から改宗した??どこかの教祖に似てない?
・・・・・なんて冗談ばっかりいってたらバチがあたりますよ~(汗)
豊玉彦様も、せっかく地上から若い神様がおりてきて(潜ってきて?)どうやらウチの娘と惚れあったらしい、、、、、となれば、常識ある親ならばそりゃ大事に扱うでしょ。山幸彦様、思いっきり上座に座っております・・・・・・・。
しかし!
しばらくは平和にすごしていたのですが、ようやく思い出したのでしょう・・・・・因縁の兄との対決を。
「もう、ボク帰る!」
引き留めようとする豊玉姫をふりほどき、どうですかこのドヤ顔・・・・・
そしてこの、寂しそうな豊玉姫の顔・・・・・・・
・・・・・おいっ、山幸彦っ!
なんだかんだで、海幸彦戦で雌雄を決した武器、『潮干珠(しおひるたま)・潮満珠(しおみつたま)』(海の潮の満ち引きを操作できる!) までお土産にもらっちゃって、
「それでは、さようなら。」
とでっかい、旨そうな魚にのって地上に帰っていくのでした。
この乗り物(魚)もお土産のひとつなのかなぁ・・・・・・これ、豊玉彦様、若い年頃の娘をもつ父として、どんな心境で山幸彦様を見送っているのでしょうか・・・・・・かなり気になるところです。。。。。。
あれ?まだ続きそうだ・・・・・・・
つづく。
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コメント:4
- 千恵 15-09-14 (月) 22:18
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(= ̄O ̄=) お、、面白すぎるぅぅぅぅぅぅ~(笑)
>山幸彦様 : 「もう、ボク帰る!」
> どうですかこのドヤ顔・・・・・
>そしてこの、寂しそうな豊玉姫の顔・・・・・・・
>「それでは、さようなら。」
>とでっかい、旨そうな魚にのって地上に帰っていくのでした。
↑( - - )う______ん・・・。
山彦が人間のオトコなら、、私ならその場で往復ビンタするわ(笑)
豊玉姫様、さすがお姫様でございます(尊敬!) - リン 15-09-14 (月) 23:53
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来週みんなで宮崎旅行に行くのでタイムリーな記事にテンションが上がりました(≧∇≦)笑
とても参考になります♪ - エビフライ 15-09-15 (火) 20:09
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人形の表情が豊かなだけに、きっとホントにこのドヤ顔して帰ったんだろ。と、思わざるを得ないです。意外と薄情に思わせておいてからの〜〜
最終章が、気になります!
前に調べたはずの山幸彦様の物語ですが、管理人が語ると、なぜかコメディ感が漂います〜 - 管理人 15-09-16 (水) 12:54
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千恵さん
記紀って残酷ですよね(笑)豊玉彦様の、豊玉姫にみえないように固めている握りこぶしは、、、、「次、お前きたらこうだぞ!」なんて、みえなくもない(苦笑)
リンさん
よかったら、なるかどうかはわかりませんが参考にしてください(苦笑)
エビフライさん
あははははっ、あれから豊玉様、ちゃっかり妊娠しちゃってますからね(笑)今の神世で仲良くされていることを祈ります。。。。