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水子は祟るのか?また死産の子の意義について①

死産や水子さんについて質問される時、よく「きちんと成仏できてますか?」「ウチは死産だったのですが、その意義や意味はあったのでしょうか?」とのご質問をいただきます。親としては当然の疑問ですよね・・・・・お腹に赤ちゃんが宿り、それが人の形としてたった数か月でも一緒に生活すれば、たとえ死産であっても途中で水子さんとなっても、形は少しちがっても先天性の病気があっても、トーキでもダウン症でも脳性麻痺でも、愛すべき自分の子ということに変わりはありません。愛情を注ぐ対象は同じですし、その子のために母親は命をかけているという事実と覚悟にも違いはなく、いつまで経ってもどのような結果であっても愛し続ける対象なのです。



本来はそこに「意義」なんて求める必要はないと思うのですが、それでも「”意義”の存在意義」はあります。

自分は男なので母親(女性)が命をかけて育む覚悟や決意、不安の質や意味がまったく比べものにならないことぐらいはわかりますので、あまりうまく書けるかはわかりませんが・・・・・・出産時、「赤ちゃん(神様)を生んでくれたんだから、お嫁さんもやっぱり神様なんだなぁ~」と理屈もなく漠然と感じたものです。



「赤ちゃん=神様」、これは命があっても無くても、ご先祖様よりいただいた肉体がたとえ土にかえったとしてもその定義に違いはありません。

死産や水子として流産した赤ちゃんは、神様は神様でも一般的に西洋の思想が混じった、自分たちがいつも思う 「神様=万能な力をもつもの」 ではなく、日本式(?)に考えれば神様は神様でも生まれたての、なんの経験もされていない個性のある無垢な神様、、、、、自分はこんな感覚ですね。そのまんま、「蛭子神ひるこがみ(水子神)」なんて神様がいらっしゃるということは、昔の方の感覚もそうであったのかも知れません。


「水子は祟るのか?」

この質問は存在しません。面白いことに日本の神様には『祟り神』と呼ばれる方も存在しておりますが、それは『いろんな経験の中で恨みや悲しみを覚えた神様』、まだお腹の中にいた状態でなにも人間社会の経験がない神様、悲しみは知っていても”本来は”「恨み」は知らないはず・・・・・・・・だから、”頼ってくる”水子さんはいても、”祟る”水子さんは本来、存在せず「受けて(生きている人間側)」の受け取り方や感覚だと考えています。(「水子供養の仕方①」

”悲しみ”、これはお腹の中にいても経験しているはずです。

両親のお腹にいる時も、ケンカの声を聴けば悲しいでしょうし、それがつもりつもれば本来、持たないはずの”憎しみ””恨み”、そしてひょっとしたら”復讐心”になる可能性だってあるかも知れない・・・・・・・・・。でもそれって、「恐怖は感じても責任は感じていない人」もしくは「悲しみや罪悪感だけのみで思考停止してしまっている人」が思うことであって、そうであればこの記事を読んでしっかり考え直してほしいです。それだけで水子さんをとらえるのは少し違うと思いますし、”愛情”とはいえなくなってきてしまうのではないかと感じます。

夫婦仲も悪くなく、ようやくできたと思った姉の赤ちゃんが子宮外妊娠のため流産してしまった時、実家にもどった姉が仏壇の前で泣きながら「ごめんね、ごめんね・・・・・」と繰り返していた姿をみて、弟としては何もかけれる言葉がみつかりませんでした。その時は弟としても霊能者としても、声さえかけられない自分がいました。

ただし、これが「祟り」ともし言い出したのなら話は別です。

姉が今でも水子さんを思い出すとき、「罪悪感のみ」に心を支配されるのであれば、それは間違っているときちんと伝えたい。


愛の結晶として存在をみとめられ、元気に自分の人生を謳歌したい、、、、とおもった赤子になんの罪があるのでしょう・・・・・?結果として生まれてこれなかった赤子が「本当は生まれてきたかった、・・・・・悔しい」と思った・そう感じた。それを自分たちは、どのような人生を送ってても日々に食べて寝て風呂にはいれて屋根の下で暮らして・・・・・そんな生活をしながら、この赤子の声や想いを非難できるこの世の人間なんているのでしょうか・・・・・?

「・・・・・それは水子が祟って・・・・」


おそらく表現の違いでしょうが、こんな言葉をつかっている霊能者には自分は悲しくなってきます、、、、、どの立場からモノ言ってんだろうって不思議に思います。ウチには生みたくても流産させてしまった姉や、当時は事情があったにせよ身内の恥を公開してしまい恐縮なのですが、自身の意思で3人の子を中絶した母親がいます。この言葉を使う霊能者さんはおそらく近くに水子さんがいた経験が少ないんじゃないかと思います。
(本気で一度でも水子さんを霊視した経験があるのなら、”祟り”なんて言葉は使えないはずなんですけどね・・・・・・・)


「水子が災いを起こすのか?」

訴えてくることは間違いなくあります。現にウチの姉を頼ってきていた3人の水子さんたち(自分や姉にとっては兄弟ですが)はばっちり訴えてましたからね。今の師匠と自分をつなげてくれたのも、この兄弟のお蔭です(「霊能者になろうと思ったきっかけが知りたいです!」

人間の魂ってですね、お腹に宿るまでは魂の記憶や使命をもち、お腹にやどった瞬間にはそれを忘れるようになっています(「どうすれば妊娠するのか?子供ができるのか?」)お腹に魂が宿り、三ヶ月あたりが過ぎたころ、魂は純粋に「生まれてきたい!」に変わります。変わる、、、というか、魂の根底にあった想いは無くなりませんがそれが段々と意思となったり・・・・神経が発達し、目ができ口もでき耳もでき、リアルに「自分は生きていくんだ」という風に成熟?昇華?していくのですね。あれが嫌だ、この姿勢は窮屈だ、気分が悪い、、、、、など『感覚』さえ生まれてきます。

『意思』『感情』『感覚』、まだはっきりと自覚できないにしてもこれらがあるから、一生懸命に母親のお腹を蹴ったり叩いたり、そうやって本人もわけのわからぬまま「表現」します。

自分たちが「訴え」やらそれが影響して「障り(さわり)」と呼んでいるのは、体をもたない赤ちゃんの「生」というものに対しての「表現」だと捉えてみてください、、、、、それは肉体がなくても、いや、肉体がないからなおさら「表現」が激しくなるのかも知れません・・・・・・これが普段、自分たちが呼んでいる 「水子の障り」「災い」「霊障(れいしょう)」 といっているものに近いと思います。

つづく。

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コメント:1

ききょう 14-08-28 (木) 22:50

こんばんは。


子供の命日がもうすぐです。
また私を選んでくれてもそうじゃなかったとしても、元気に輝こうね(生きようね)!と思っています。

コメント
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