友達が欲しいです

「友達が欲しいです・・・・」 こうまっすぐ言われると、その短い一言であぁ、この人はいろんな事に挑戦し今でも孤独と戦っているんだろうなぁ～・・・・・と想像せずにはいられません。

根が真面目で、そして表に出しにくくても根底に勇気のある相談ごと。自分は尊敬します。

もちろん友達は多いに越したことはございません。いや、数は少なくてもいいかな、何でも相談できて自分の強さも弱さもわかってくれている友人。今の自分の人生を大きく変えてくれ、今でも支えてくれているのはこれも数多くの友人・知人たちです。



でも自分が一番聴きたいのは、「何のためなの？」ってこと。

寂しさをまぎらわすだけなら、友人はそう影響ない・・・・・っていうか、これも難しい話ですがやっぱり相手に「与えるもの」がないと「貰えるもの」はなにもない・・・・・・という事実。そして自分は師匠に、「人から与えられるものは勇気だけ。人に与えるのも勇気だけ。その勇気の交換ができる人を友人としなさい。」 と教えられてきました。

実際に自分から ”友達を作ろう！” って思ったら、意外とハードルは高いですよ、、、、、そこには”期待”もできてくるだろうし、時にはそれが”依存”になるかも知れない。夫婦のところでも少し書いてますが（「夫婦・家庭仲がうまくいきません・・・」）結局、相手をみすぎれば相手のたった一言や一挙動にいちいち喜んだり、悲しんだり悩んだりと余計に問題が多くなってくる可能性が・・・・・

それでもやっぱり心からいろんな事を分かち合える友達って本当に本当に本当に！大切なものだから（話を聴いてもらえるだけでもスッと心が軽くなるし、新しい智恵や勇気が湧いてくる！）自分からは2つの大きなアドバイスを。

○ 自分の悪いところ・弱いところをきちんと見せる

こう書いちゃうと、「そこを利用されたらどうするんですか？それが怖いから友達ができないんです。」 といわれたこともございますが、友達と呼べるにはある一定の、最低限の ”信頼関係” が必要にはなってきます。分かりやすくいえば、”リスクと覚悟” ですね。

これをお互いに求め合うのが友達、、、、とは決して思いませんが、「傷つけられるのが嫌！」とはじめから徹底して考えるのであれば、友達をつくろうとは最初からしないことです。。。。だって、人は感情の生き物、相手が特別にあなたを傷つけるつもりがなくても、あなたの気持ちがセンチやネガティブになっていれば傷はついてしまいますもんね・・・・・・・どちらが悪いというわけではなく。

反対に、相手がいくら傷をつけようとしても「自分が自分の為に」動いていれば、誰もあなたの許可なくしてあなたを傷つけることはできません。


「悪いところ・弱いところをきちんと見せる」

昔、管理人が19歳で居酒屋のアルバイトをしていた時の話。入りたての居酒屋には年齢の近い、たくさんの先輩が多かったです。その中で、いろんな先輩に好かれたいと必死にがんばった時期もございました・・・・・・なんて初々しい（笑）でもですね、不思議と飲みに誘ってもらうのは、後から入ってきた同級生の男。お世辞にも、自分より気が利く・仕事が早いとは思いませんでしたし、それは自他共に認める事実でした。。。。。。が、なぜかそいつは必ずイジられ、可愛がってもらっていたのをみて自分は 「何でだろ・・・・自分はこんなに頑張っているのに・・・・・・」と悩んでいたのを覚えています。

結果、あとから大人になって分かったことがひとつ。

そいつは、良いところも適当に出していれば”悪いところ”も同時に出してたんですよね、、、、なんのてらいもなく、素直に。見方をかえればふてぶてしく。そのふてぶてしさが自分はどこか嫌悪感を感じてしまってですね（苦笑）余計にがんばっていた気がします・・・・・・・。

人って不思議なもので、相手の長所はもちろんのこと、「欠点」や「弱いところ」を確認して、はじめて”安心”して”情を流す”ということを知りました・・・・・・・だから自分は、多くの先輩に「良い奴」として「気を使われていた」のは間違いなかったんですが、「愛されて」はいなかったんですね。・・・・・・器用すぎたのか、考えすぎてしまったのか、求めすぎてしまったのかは分かりませんが、おそらくその全てが原因だったのでしょう。。。。。それもね、ずーーーーっとあとになって、もうあれから10年近く経ってから気づいた、、、、というか、ある仲間内での事件があって、気づかされたんですよね～（苦笑）

ある時師匠から、

「おいさんはね、お前さんの姿形がよいから、頭が良いから、才能があるから、お前さんを弟子にしたわけじゃないんだよ。・・・姿形だってお前さんが思っている以上に良くはないし、才能だってお前さん以上に才能のある弟子がほとんどだし、頭といえば徹底してうぬぼれて・・・・・・自分が少しでも”賢い”とおもっているバカほどタチの悪いバカはいない。・・・・・でもね、それでも真剣に”生きよう”としただろう？まっすぐに自分をみて。・・・・・だからね、おいさんが手を貸さないとコイツの人生はないだろうと、ついつい心が動いてしまって神様もそれに同意してくれたからこそ、今のお前さんがここにいる・・・・・・・」

という台詞を吐かれてしまってですね（笑）

一瞬、頭の中が真っ白になって・・・・・それから涙とともに今まで生きてきた、いや勝手に背負ってきたものが・・・・・一気に憑きものが落ちた気がしてですね、、、、、、

まぁ自分の過去はいいや。結局、なにが言いたかったかというと「良いも悪いも自分を隠すことはない。」 ・・・・・・これが第一です。考えてみれば、距離は離れていても近くても、自分がとても好きな友人と呼べる人たちは、どこかこれを乗り越えてきてくださっている人が多いですね・・・・・・まぁ社会一般的には奇人・変人・おまけにちょっぴり変態チックな人が多いですが（爆）


○「自分自身」より、「自分の生き方」を好きになってくれる人を選ぶ

これも実は師匠に教えてもらったことです、、、、、、

ある時、自分は”人は大切””人間関係は物事の基本だ！” とどこかで目覚めてしまいまして（苦笑）、気づけばちょっと距離のあいた友だちの間を行ったり来たり、、、、、、

「今日はあいつと飯を食いにいった」
「今度はあいつとそろそろ飲みに行かないといけない・・・・・」

そう思って、週末ごとや休みの日ごとにいろんな友人と会って、会っては喋って、喋っては酒飲んで・・・・・・を繰り返していた時期がございました。

「あぁ～自分はなんて友だちが多いんだ。なーんか楽しいなぁ～愛されているなぁ～・・・・・・・・・・」

・・・・・・・・・・・・・・・・とはならなかったんですよね、不思議と。走りまわって、結局”逢う”となればご飯かお酒でしょ？そこで相手の愚痴やら話やら聴いて、自分なりにアドバイスをして、、、、、、結局、家に帰っても充実感も満足感もなにもない・・・・・・いや、最初は良かったんですがいくら相手からお礼をいわれても飯を奢ってもらっても、ぜんぜん心から満足していない自分に気づいてしまってですね～その時いわれた言葉、「お前さん自身を愛してくれる人より、お前さんの生き方を愛してくれる友達を大切にしなさい。」 だってさ。

これ、すっごく難しいんですよね～・・・・・はじめから基準もなければ、相手に「ねぇねぇ、オレの生き方好き？」なんて聞けないし！（爆）・・・・・まぁ歳も40近くなれば、厚かましくなったのか、どうでも良くなったのか、ブログ書きすぎて頭がおかしくなったのか、不思議と普通に聞けますけどね！（笑）

この前の東京勉強会もすごかったですよね～・・・・・・「皆さんは村雲を愛してください。村雲も好きな人は愛しますから。」とか！！！（爆）いや～面白かった・・・・・・・・

・・・・・・と、それはさておき。結局、「自分自身よりも自分の生き方を愛してくれている人」 はおのずと『勇気を与え、勇気を与えられる関係』ができあがっているような気がします。

自分が、「あぁ～好きだなぁ～尊敬できるなぁ～でもこの人、ちょっとおかしいなぁ～でも一生懸命だなぁ～」と、どこかで思わせてくれる友人たちは・・・・・やっぱり自分に勇気を与えてくれてます。言葉や行為もそうですがそれ以上にやっぱり”その人の生き方”を通して。ただし、自分が与えているかどうかは確認したことないのでわかりません。だって、自分は自分の為に生きているから！（笑）

その中で自分の人生という道を時には一緒に、その時々で声をかけ、時に励まし、時に励まされ・・・・・・・

そして、自分は自分の目的地に向かってただひたすら歩く。友人たちは友人たちのそれぞれの目的地に向かって歩く。そういう関係を”友人・友だち”と呼んでおります。


まぁ男と女でも「友だち」「友情」という意味も変わってくるでしょうし、真面目に不器用に生きている人の少しでも役に立てば、、、、との思いでつづらせていただきました～参考までにしてくださいね。

それではおやすみなさい～！

ブログランキングに参加しております。
村雲の自己満足ではありますがモチベーション維持の原動力になってます。