「○○が嫌い」という意識。

昨日の相談者さんとの会話・・・・・・・

「まずは”日記”を書いてみたらどうでしょう？あれ、結構便利ですよ～」
「いやーどうせ続かないし、日記を書くのは嫌いなんですよね・・・・・」
「そうですか、それは残念。でも、嫌いなら仕方ないですね。」

１時間の会話の中で、簡単でしたがこの会話・・・・・・でも試しに聞いてみました。

「参考までになんですが、日記の”なに”が嫌いなんです？？」
「う～ん、続けられないところかな。」
「そうですよね～途中で辞めちゃったらなぜか自分が嫌になりますもんね～ちなみに”日記”って書いたこと、あります？？」
「う～ん、小学生の時に書いたような・・・・・・・・」



まぁ、こんな感じで終わっちゃったんですけどね（笑）

相談者の方にもきちんとお話しましたが、実は”日記”じゃなくても良いと思います。ようするに、アウトプットを心がける癖をつければ良いわけですね。その時々、自分の心を表にだす。メモがわりにアウトプットをして発散させる＆心を落ち着かせる。次からの対策を練るのにも、アウトプットは必要です（「インプットとアウトプット」）

ところが、彼女は書く前からアウトプットを嫌っている。

いや～気持ちは分かります。なにより紙に書くのは面倒臭いし、続けなくてもいいんですけど続けないと嫌になるし（これは神棚の設置なども共通点がありますよね。ちなみに自分は、毎日の日課は神棚への挨拶と水換えだけ。日記も途中でやめちゃいまして今は手帳にメモ程度です（苦笑））

問題なのは、彼女は日記を書く（心のメモを残す）ことの重要性がわかっていないこと。

これは日記に限らず、日常の自分たちにも多々あります。

たとえば、勉強が嫌い。本を読むのが嫌い。洗濯が嫌い。料理が嫌い。・・・・・・まぁ嫌いなことを無理してやる必要はございません。

が、果たして本当に 「それが”嫌い”なのか？？」

「もうさ、思い切ってお見合いでも何でもいいからさ、”結婚” したら？？」
「いやー私、結婚向いてないと思うんですよね～結婚は嫌いなんです・・・・・」
「ん？ちょっと待てよ？なんで結婚が”嫌い”なの？もしかしてバツイチかな？」
「いいえ～バツはついてないですよ（笑）でも、私みたいな自由気ままな女は結婚に向いてないんじゃないかなぁ～と思って。だから、結婚に興味はあっても、嫌いだし、嫌いだから結婚したくないけど子供は欲しいし・・・・・・・」

いやいやいや、ちょっと待ってくださいよ。まだ一度もしたことないのに、「向いてる」とか「向いてない」とか、それは単なる食わず嫌いと同じじゃないですか（笑）束縛が嫌なら束縛しない人を選べばいい。もしくは、その代わり相手にも自由を与えればいいんじゃないですかね？「自分も自由でいたい」って人だって捜せばいると思うし、条件があるのなら最初から言っておけばいい。一番の問題は、『知らないのに嫌っていること』 だと思いました。

ちなみに結婚について知りたい自分は、自分が結婚をする前に参考になればと好きな友人たち（既婚）にいつも質問することがあります。

『結婚してよかった所と悪かったところ、それぞれ”一つづつ”教えて～』

これで、真剣に 「う～ん、全部悪いことばかり・・・・」もしくは、「全部、良いことばかりよ！」 と答えた友人は ”結婚” に関してはあまり信用はしません（笑）　なぜなら、全部悪いところばかりと答えた人は 「自分で選択したはずなのに良い所を一つも作れなかった人間」、また全部が良いと答えた人は 「たいして成長してない（影響されていない）人」 のどちらかだと思います。内心、がっかりはしますけど教えて貰った以上、どんな答えでも文句はいえません。でも、「全部、良いこと」もないなぁ～自分は 「問題＝成長のきっかけ」 と捉えています。「良く分からない」「トータル的にみたら・・・・」「”一つづつ”はちょっと難しいね～」 はまだ良いほうですよね～

「○○が嫌い～」「○○が苦手～」という人は、良く”知ってない”ことが多いです。

人間関係もそういう経験がありません？

最初はすごく苦手だったのに、知れば知るほどあとから好きになった人（もしくは嫌いじゃなくなった人）。

あなたの大切な人に、あなたの一番好きな映画を薦めるとします。

「ねぇねぇ、あの映画観た？」
「うん、観たよ～あんまり面白くなかった・・・・・・」
「あ～マジで？ごめんね。・・・・どの辺りが一番ダメだった？」
「う～ん、つまんなかったから最初の１０分観で観るのやめた。」
「・・・・・・・・・・・。」

おいおい、お奨めなんだからとりあえず全部は観ようよ！！ってか、お金払ってるんだったら勿体ないから最後まで観ようよ！！（まぁ自分のお金じゃないからいいけど）そして観終わった後、どこが面白かったか、面白くなかったか、教えてくれよ・・・・・・・・分かります、この気持ち？（苦笑）

料理だって、そりゃ～自分がおいしいと思って精魂こめて作ったものを、美味しんぼの海原雄山なみに一口、口に運んでもっともらしい言い訳されて逆切れされたら作った方はたまったもんじゃないですよ！！・・・・・・まぁ料理なら仕方ないですよね、それが苦痛なら（苦笑）一口食べたら分かる”不味さ”もある。でも、映画や本を知るには、そこそこ時間と根気は必要だと思います。日記やメモや、人間関係も全部・・・・・・・・

結局、この人はさわりの１０分だけで映画を観てないんです。ようするに、その映画を”知らない”んですよね（泣）

観終わって、「ぜんぜん、面白くなかったよっ！」はOK。「あそこは良かった（悪かった）けど、ここは悪かった（良かった）」もあり。

世の中は 「したくないけど、しなくちゃいけないこと」 はたくさんあります。
「運動」「勉強」「人間関係」「ご近所とのお付き合い」 などなど。

それを楽しくできるかどうかは別として、やらなくちゃいけない事を知らないのに・やろうとしてないのに ”嫌いです” はちょっと違うと思います。それだったら、「よく分からないけど・・・・やりたくない。」方がぜんぜん、正しいことだと思う！これなら話は分かります！


どんな好きなことだって、「嫌だなぁ～」と思うこともたくさんあります。ラグビーは好きだけど、あの練習を思い出したら吐き気がするし、熱帯魚は好きだけど水換えは嫌いだし、今の仕事だって嫌になって止めたいと思ったことは一度や二度ではない・・・・・・・・今、あなたが好きな人間も、嫌いになった時だってあるかも？そして今、「・・・・でもやっぱり、好き。」 と言えるにはある程度、時間が必要だったんじゃないでしょうか？

だから ”知らない”のに ”嫌い・苦手” などと口にするより、まずは”よくは知らないけど、やってみようかな～” ぐらいのきもちが大事ですよね。そこで時間をある程度使って、嫌なら辞めればいいし楽しくなってきたら続ければ良い。どうしても嫌だったらまた辞めて、またやりたくなったらまた始めればいい・・・・・・（それが許される範囲の間であれば）

浅田真央ちゃん、好きだったんですけどフィギュアスケートを引退されるらしいですね・・・・・・

大人の彼女が下した決断、これからも応援はしていきますがあんなに楽しそうに好きそうに踊る彼女だって辞めることもあるんですよね・・・・・・まぁ 「滑ること」からは辞めないと思いますけど。それでもいつかは滑ることさえ辞めるかも知れないです。でも、それでも「スケート」や「フィギュア」、「オリンピック」を知っている彼女だからこそ、『引退』 といわれても納得はできる。

皆もやってないけど（知らないけど）嫌いなことっていっぱいあるでしょ？？

管理人は今日から、嫌いだけど知るまでやろうと決心したことが一つあります！まぁこれ以上、忙しくしてどうするんだ？って話ですが、昔やってて不完全燃焼（納得ができるまでやれなかった）だったので、再度挑戦してみようかと。

皆もまずは軽い気持ちで 「チャレンジ！」 してみましょう！！

ブログランキングに参加しております。
村雲の自己満足ではありますがモチベーション維持の原動力になってます。