卒業、出会いと別れ。

一年に一度、この時に全力を尽くしきるかのような桜の美しさ、、、、日本に生まれて本当に良かったと感じる時期でもあります。

たくさんの涙があって、また出会いもあって、また過去を振り返って皆さん桜を愛でていらっしゃるのではないでしょうか。大人になった今でもいろいろな事や想いから卒業して、、、、、また新しい人生を歩んでいく。自分たちはいつでもどこでも、思い出しさえすれば小さな決心と共に新しい自分に生まれ変われる。

桜の花はそれを思い出させてくれる為に存在しているような気がしてなりません。



今は便利になったのか、反対に面倒なしがらみになったのかは未だに分かりませんが、インターネット「facebook」というものがございます。小学校や中学校、高校で一緒に汗を流して時間も忘れて遊びまわった懐かしい友の顔も皆、立派なオジサンの顔やお父さんの顔になっちゃってて（笑）

「あ～皆、がんばってるんだなぁ・・・・・・」

と思わずにはいられません。

あの時と同じ先生に教えられて、あの時の同じ風景で、あの時と同じ風に吹かれて・・・・・もう何年、何十年と逢ってない友もいますが、時々は自分の名前をみてくれて同じことを考えてくれてるのかなぁ～自分の名前や過去の自分は、今そいつの背中を少し押してあげられてるのかなぁ～・・・・・・なんて考えると、ちょっとセンチになってしまいます。

皆、それぞれの人生の歩むフィールドは別物です。

それはたとえ結婚しても、夫婦になった者同士でも、『運命共同体』 ということに間違いはなくとも、その相手にもすべて打ち明けられぬ、、、、、いや、そういう大切なあいてだからこそ、打ち明けられない想いや悩みもあるんでしょうね、きっと。その中で・・・・・・大変わがままで身勝手な願いですが、時々は自分の名前をみて昔を想い出し、「よし、明日からも頑張るか。」と少しでも何かを感じてくれたら・・・・・・・・また自分も、それぞれの名前をみて、今日のため明日のための決意を湧かす価値が出てくると思います。

ありふれた日々とありふれた日常。

その中でも自分はたくさんを考え、たくさんを想い、少しでも行動に変えていく。

今の一分、今の１時間は本当にあっという間ですが、それでもそれが重なっていろんな事に挑戦しながら、たくさんの友や仲間、次々と知り合っていく人たちの中にもまれて、その中でも自分らしく生きていきたい。桜の木が、この時の瞬間のためにすべての力をたくわえ、一気に花を咲かせてみる人を感動させるように、決して大げさにしなくても大きなことは出来なくても、自分らしく素直に真っ直ぐに生きていきたい。

それがせめてもの、あの時に机の上にあぐらをかいたり腰掛けたりして将来や未来を語りあった、それぞれの友に対しての今の自分の返事です。

みんな一生懸命で、過去の友達の名前をみても何も思い出せないぐらい余裕がないかも知れないけど。それでも、今を一生懸命生きているのであれば、自分はそんな友らを誇りに思いますし、その中の一員として負けたくないとも思う。

いつか、、、、もしかしたら無理かも知れないけど、あの時のメンバーでもう一度集まって、『いやいやいや、オレが一番、がんばっとるしっ！』 ってふざけあいたいなぁ～・・・・・・・・

もう戻れない。でも、戻れないからこそそれは価値があるものだと思う。

区切りをつけて、卒業と別れを経験してはじめて新しい出会いがあると思う。

ただ全力で生きているだけで毎年、自分たちに大きな感動を与えてくれる桜の木は、毎年毎年別れと出会いを見守ってくれながら一体、何を考えているんだろ・・・・・・・

いや下手をすれば1000年以上生きてる桜の木だってございます。きっと、自分たちの一生なんて桜の木にとってみれば通過する春一番の風のようなものかも知れませんね（笑）

福岡はちょうど桜が満開の季節です。皆さん、花見は風邪をひかないように、そして来たときよりも美しく！日ごろの行いを桜に笑われないように気をつけましょうね～！　『桜の木の秘密』

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