- 2012-02-08 (水) 21:54
- その他
寒いですね・・・。雪が本格的にチラチラ降るのを久し振りにみました。寒い。
それはそうと、先週告知しました福岡勉強会「魂のきらめきとは?幸せな生き方について」たくさんのお申し込みありがとうございます!!あぁ~~~もうあと10日ですね。かなりドキドキしております・・・・・・・・。
もう皆さん、ご希望の方は参加メール送ってくれたかなぁ?残席も残りわずかとなってきましたがまだ受け付けております!
よろしければご参加いただけると嬉しいです!
それでは気を引き締めて、どうしても忘れられない小噺を一つ。
「ブログランキング」 「精神世界」
もうかれこれ10年前のお話です。丁度その頃は、中央区の荒戸という所に住んでおりまして、西公園の参道沿いに建つそう古くもないマンションの2Fでした。当時は弟子入りして1年半ぐらい経ち、「お前さんもそろそろ一人暮らしをせねば一生自立できんぞ。」 と師匠に半ば脅され、また実家で人様を視るのに噂を聞いて相談者の方も多くなり夜遅くまで人が来る状態でして。家族に迷惑はかけたくないという気持ちもあり、26歳の時に初の一人暮らし。春は参道沿いの桜が見事に咲き乱れ、ようやく一人暮らしをはじめた自分はちょぴり大人になった様な、ウキウキとした毎日を過ごしていました。
「桜はまだ咲かないんかなぁ~。」
と休みには暢気に外ばかり観ていたあの頃。今でも忘れませんが、丁度1月の本当に寒い日でした。その日もひさびさに雪が積もってて、なぜ鮮明に覚えているかと言いますと、丁度その頃に来たお客さんの中に立派な着物を着て脚絆を付けて、確か霊能者だったかお祓い屋だったか・・・・・・・それは忘れましたが、デカイ数珠を首から下げた方がいらっしゃいまして、自分が筆を走らせ鑑定した後に、
「どんなヤツかと試しに観に来れば、お前は人をたぶらかせおって。低級霊がお前を支配しうんぬん・・・・かんぬん・・・・・・」
すごい勢いで怒りだし・・・最初は何が起きたのかさっぱり解らず、キョトンとした中でかなり説教をされたのを今でも覚えております(笑)今となっては、「あんたから尋ねといてそりゃないだろ(苦笑)。」と受け流せる自信はあるんですが、当時は人を視だしてすぐの時。まだ若さもあってか、、、、そのまま”ズドン”と傷ついた訳ですね。時間が経てば経つほど、悔しいやら悲しいやらで、すぐに師匠に電話しようと思いましたが、「自分は大好きな師匠から真っすぐに育てて貰っている。」という意地もありましたので(笑)悔しかったけど電話をしたら負けを認めるようで踏みとどまったのを覚えています。若気の至りで失礼なことを言っちゃったのか、いいや、でも神筆を読んでた時だったよなぁ~・・・・と反省したりしつつ、、、、今でも正直、怒られた理由が解りません(苦笑)
当時は冬はコタツと決まっておりまして、まぁ寒い日の大半はコタツの中で寝ていたんですが・・・・
なんだか悶々としながら、寝たり途中で起きたり、昼間のことを思い出してはぼんやりといろいろ考えたりしていたんですが、その中で「・・・・・コツコツ・・・・・・・・」と確かにベランダのガラスを叩く音を聞きました。
「・・・うわぁ・・・・・・何なんだよ・・・・・・・・・・。」
明らかにベランダのカーテンの隙間から、人の気配・・・・というか、間違いなく覗かれている感じがしておりまして・・・・・時間も2時を過ぎた丑三つ時。音が最初になった時に一瞬、チラ見したんですがはっきりとおばあちゃんの幽霊さんだと解りました。もう今日は災難だなぁ・・・・・・と涙目になって自分が考えた事が二つ。
最初に思いついたのは、その日の昼に来た得体の知れない霊能者かお祓い屋か、その人間が腹いせに自分のところに何かを置いていったのか、何かを連れてきたのかと(爆)今でも幽霊さんは怖いんですが、当時の恐怖に比べればまぁ今は慣れてきたのか、若い時の幽霊さんは本当に恐怖でして・・・・・・・・・・・・
「いや、大丈夫。自分がきちんとした信心を持っていれば家の中なんて入れない!」
と信じ込んでいたので(10年経ってこんな信仰心がない人間だとは気づかずに・・・・・いや、信心は勿論、今でも持ってますけどね~と軽くフォロー・・・・・(爆))その考えは無きにしも非ずでしたが別段、怖くはなかった。もう一つは、「どこの幽霊さんだろ、、、自分に何の用があってきたのか・・・・・・・・。」という恐怖心。自動的に亡くなったおばあちゃんの身内を考えてみましたがどうも心当たりがありません。
目だけはしっかり開けて(何があってもすぐに対処できるように(爆))そして、絶対に絶対に外だけは見ないように、微妙に視線を逸らしていつ入ってくるのかと、ドキドキしながら・・・・・・・!!(爆)
どちらにしてもカーテンは思い切って開けたかったんですけどね。コタツの外は寒いは、その上緊張で体は強張っているは・・・・・・・それからしばらくして、気配が消えたんです。・・・・・・・が、ここで油断して「バッ!!」とホラー映画ばりに出て来られた日には目もあてられません。気絶ですめばいいけど、そのままショックで幽霊さんの仲間になるなんてまっぴらゴメンです。
しかし、つねづね師匠からは、
「お前さんは怖がり過ぎなんだ(笑)死んだらお前さんもあの世行き。」
と言われてたので、ここは教えを思い出して冷静になった時・・・・・・・
「もしかして供養しなくちゃいけないのか?お茶か?祈ればいいのか?」
なんて色々と妄想した挙げ句、目に入ったのがコタツの近くに落ちてた”カイロ”。理由は今でも解りませんが、「よし、外は寒いからせめてこれでもお供えしよう!」と(笑)何を考えていたのか、そ~っと手を差し伸べカイロを握りしめ、サッサッサッと振ってカイロを使用可の状態にしつつ、外を伺う。
『低級霊が云々・・・かんぬん・・・・・・』
という昼間の言葉も頭に残っていたんですが、師匠からは「同じ人間なんだよ。差別する方がおかしい。」という言葉を信じて。それでも、窓を開けた瞬間に入ってこられては困るので、今考えればすっごい素早さでサッと窓を開け、外にある雪の微かに積もったエアコンの室外機の上にカイロを置いて、同じ早さでサッと窓を閉める自分(爆)「すみません、今はこれしか出来ませんっ!!」と意味もなく言い訳をし、その日は念の為に1日中、電気をつけて寝ましたね~念の為です、念の為。
次の朝は興奮状態が続いていたのか、あまり寝てませんでしたが何ともなかったように仕事に行って(当時は看板屋の営業)家に帰り、何事もなかったようにさて電気を付けようと思ったら・・・・・・・・・付かない!!な、なんと電気が止まってる!!!!!!
・・・・・それもその筈、当時は給料入ったらその日の帰りに会社の先輩達とパチンコで使っておりましたんで(笑)電気が止まるのなんて日常茶飯事。実は何度か電気代未払いの葉書が来てたのを忘れてたんですねぇ~・・・・・・いやぁ~いろいろ考えてびっくりしましたよ・・・・びっくり仕損ですよ、本当に。
「ちくしょービビらせやがって・・・・・・・・・。」
と毒づいても意味もなく、渡辺通りの九電ももう閉まっている時間。
「あ~今夜、どうしよ~・・・・・・寒いけど、てくてく歩いて実家に帰るかぁ~でも明日の朝がまた大変だしなぁ・・・・・・先輩の家に泊まるか・・・・・・・どうしよぅ・・・・・・・(泣)」
と考えあぐねていたその時、「ピンポーン!」となってびっくりして、「おぉ、チャイム音は電池か。」と無駄に冷静に考えながら玄関を開けると、どうやら小包が。配達の人も怖かったでしょうね~玄関開けたら電気が一つも付いていない部屋(笑)差出人を見たら、随分前に来た方の名前が・・・・・・・・・・・。
ずっしりと重い箱。とりあえず受けとって、さて中身は食いもんかなぁ~と勝手に想像を膨らませつつ、開けてびっくり。
中には、箱いっぱいの”カイロ”がぎっしりと!として、先日の鑑定のお礼と、”良かったら使って下さい”とのメモが1枚。・・・・・・・感動しましたね、、、、、、今持って解らない謎ですが、自分は何となく・・・・・・あの時の幽霊さんがこういう形で返してくれたんだと確信しました・・・・・なんとなく。
そんな自分も10年以上経ち、今ではようやく電気も時々しか止まらず(笑)家賃もちゃんと払えて、人様から頂いたストーブの前で下はホットカーペットを引いて、膝にはこれも人様から頂いた膝掛けをかけて、こうしてブログなぞ打っておりますが。
雪を見ればロマンチックな想い出かと思いつつ、思い出すのはあのお婆ちゃんの幽霊さん(笑)元気にしてるかなぁ~・・・・・・・一体、何だったんだろうなぁ・・・・・・・・・・・。
あの日は、たくさんのカイロを冷たいコタツの中に大量に入れて、「ごめんね、おばあちゃん・・・・自分は何もして上げれなかったのに・・・・・・・」と念じつつ、前日の寝不足も手伝って一晩ゆっくりと眠ったのを覚えております。何よりも心が温かかった(笑)そんな冬の怪談話でした。おわり。
コメント:12
- たまねぎ 12-02-08 (水) 22:30
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こんばんは
面白い記事でした。
「こっちむいてよ。コンコン。コンコン」
ブログランキング応援。ポッチっと。 - とり 12-02-08 (水) 22:38
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そうか、霊能者でも幽霊は怖いと思うのか。。。
というのが感想でした(苦笑)
そういえば、自分も唯一心霊現象といえるような金縛りにあったのは、こたつの中だったなということも思い出しました。
こたつで寝てたら動けなくなって、こたつの上を見たら赤いだるまさんみたいのが乗っていて、必死で払いのけたら動けるようになったという…・
夏ではなく、寒い日には怪談ですね(笑)。
面白い小噺ありがとうございましたww - 管理人 12-02-08 (水) 22:47
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たまねぎさん
ポチっとありがたいのですが・・・・・・無駄に恐怖を煽るコメント止めて下さいよ!(爆)なんか想い出に+されて怖くなってきたじゃないですか!!!
とりさん
怖いものは怖いんです(苦笑)いや、特別怖がりって訳ではないですよ~今では随分と慣れて来たとは思いますが、、、、怖いものは怖い・・・・・。 - ジュン 12-02-08 (水) 23:48
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管理人さま
こんばんは☆
面白かったです!
この記事…(笑)
プッ~って吹いちゃいました!
でも…さっき、TV(ベストハウス?)で
悪魔払い…エクソシスト見たところだったので、
ちょっぴり…ゾクッと(笑)
私、自慢じゃないですが…本物の幽霊さんにお目にかかった事有りません。でも、めっちゃ怖がりなので…昔は、ずーっと、電気つけて寝てました(汗)
今は…?となりに主人が寝てるので…大丈夫(笑) - 尭 12-02-09 (木) 0:21
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こんばんは、村雲さん。
お化けは嫌ですねぇ。とは言っても、元人間として生活されていた、いわば「先輩」だと思うと、いかんともし難いですね(笑)
まぁ、呪怨に出てくるような方なら、マジ勘弁です! - asatoyo 12-02-09 (木) 0:31
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どうもおつかれさまです。
寒いですね〜この寒い中、病院にいったら
インフルエンザと診断されました。。。
会社の人たちにうつってませんように、と
祈るしかなく。。。
管理人さんも気をつけてください。
怪談で思い出したのですが、実家に幽霊さんが出るみたいで。
姉と弟は見たり感じたりしてるのですが、
母は「幽霊さんの通り道だ」とひとこと。
その部屋は弟の部屋になったのですが、
どーーーも寝付けないと母に言ったところ
母はベッドを移動させて「これで大丈夫」だと。。。
共存ですよ。共存共栄。
と見た事も感じた事もない私が言ってみました。
それにしても
インフルエンザ気をつけてください!!!
予防接種、受けておいたほうがいいですよ。 - ききょう 12-02-09 (木) 2:31
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こんばんは
ブログを読んだのが丑三つ時、怖かったけど優しい幽霊さんのお話にホッとしました。 - kabosu 12-02-09 (木) 8:33
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ベランダのお婆ちゃんがカイロを握りしめられた姿が目に浮かびます。
幽霊さんは見てしまえばやっぱりびっくりするし怖いけど、村雲さんを怒鳴りまくった霊能者(?)は村雲さんと村雲さんを守られている神様達が怖かったのかも、、。
それとも そういう人の事を本当の”怖いもの知らず・・・”って言うのかな? - なおさん 12-02-09 (木) 13:18
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管理人様
こんにちは
私も18年くらい前に荒戸に住んでました。昔は『九女』だった高校の近くです。
今は黒門在住なのですが、今日もこの辺りは雪がちらほら降って寒いですよね~。会社ではインフルエンザにかかった人も出てきてます。
管理人様も体調気を付けてお過ごしください (^^ゞ - ひろこん 12-02-09 (木) 14:12
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村雲さんこんにちは~。
昔、兄の部屋に忍び込んで窓を見たらおかっぱの少女がいました。
あまりにも驚いてしまい、おもわず悲鳴をあげたくなるくらいゾクッとしました。
が。
それは自分の姿でした!!!
トイレの花子さんブームでとても怖かったです。自分の姿が。笑 - 己亥ママ 12-02-09 (木) 19:58
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こんばんは!村雲さん。
笑えました!楽しい経験談をありがとうございます。
私はね‥幽霊さんより怖いのが、今生きてる人間さん達です。
アハハハハぁ
またね‥
今度お会いしたら、福岡のちゃんぽん一緒に食べましょうね~ - なつめ 12-02-09 (木) 21:18
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こんばんわ~。
(笑)。
村雲さんは良くも悪くも
最終的には笑ってしまいます~(笑・ゴメンナサイ!)
幽霊サン。。。。。。
私は、見たくは無いのですが、見えてしまったら仕方ないです!
今後、万が一にも見えてしまったら・・・・・。諦めます・・・・(笑)。
どちらかというと、現実の人間の方の方が怖いです~。
いつも楽しいお話をありがとうございますm(==)m。