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努力と天才の神のお話 ⑦

今日はいろいろありましたが、凹まず更新!(笑)

続き。

亡くなられた年の夏の夜更けに近い時間・・・・・・・道真様の師のお一人と言われた延暦寺の法性坊尊意僧正が瞑想している最中に、「トントン・・・・トン・・・・・・」と戸を叩く音が・・・・・・・・・・「・・・・ん?こんな時間に誰だろう・・・・・?」そっと座主が戸を開いてみるとそこにはうつむき佇む道真様のお姿がっ!!!

「こ、これは道真公・・・・・どうしてそのような所に。さては浮かばれはぐれましたかっ。あなた様は確かに今年の2月に亡くなられたはず、、、、どうしてここにいらっしゃるのでしょう・・・・・・・当の昔に供養も終わらせましたぞ。」



すると流れる涙もそのままに、道真様の幽霊はこうつぶやくのです。

「この身となって改めて解った事じゃが、わしは・・・・わしは天皇と時平に無実の罪で嵌められてしもうた。誰もわしの胸の苦しみを解ってはくれぬ・・・・・。この身になって情ない事じゃが、今よりわしは無実の罪をはらし、一人一人にわしと同じ苦しみを与えていく。これが天罰と言うものじゃ。・・・・・・そこで、わしの怨みの念を祓う儀が執り行われるじゃろう。おそらく指名されしは延暦寺の座主となられるあなた様。無実の者と争いたくはない、どうか依頼があってもお引き受けせぬよう、先に願いに参った次第・・・・・・・・・・・・・」

「・・・・・そうでありましたか。確かに私は道真公と師と弟子にあたるもの。その役、確かに仰せつかわれる身ですね。しかし、師と弟子の関係も大切ですが、天皇と臣下の関係もより大切。幾度と頼まれればやらない訳には・・・・・・・」

突然、ぐわっと目を開いた道真様。

「ならぬ、ならぬぞ法性坊尊意僧正!今のわしはわしでも止められぬ怒りにかられ、何人たりとも抑える事は出来ぬっ!!わしを止めたくば止めてみよ!!許さぬ、許さぬぞぉ~~~~~!!!」

怒り狂った道真様が目の前にあったザクロを口に咥え、フッと戸に吹きかけると戸は炎上し出しました。僧正様が印を結び、神仏の力を借りて火を消し止めた時にはもうそこには道真様の姿はなくただ焼けた跡の戸があったのみでございました。(この焼けかけた戸は現在も延暦寺に保存されているそうです)

その噂が広まると同時に、皆、道真様の怨霊としての力をまざまざとその身を持って体験する事となります。

「もう誰もわしを止める事は出来ぬ。わしの怨みを知ることは出来ぬ!!!」

突然の豪雨と雷鳴は7日7晩、天を覆い隠し真っ黒の雨雲の中、洪水を起こして人を流し・・・・・この後、約30年の間(その後、12年後に再び現れますがそれを含め)・・・・・厳密に言えば42年間、道真様は御霊(力の強い怨霊のこと)となられその存在をいかんなく発揮されます(汗)それほど道真様の生きた人間としての力、また霊界に行かれての霊力は計り知れないものがございました。

延暦寺の事件よりはじまった道真様の暴れっぷりは以下の通りです。

続く。


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コメント:6

asatoyo 10-12-28 (火) 1:44

以下、、、以下ーーーーーっ!!
まーいいですけど・・・

小冊子完成おめでとうございます。

・・・私には猫に小判みたいです。


おとなしく“以下”を楽しみにしておきます。

依羅 10-12-28 (火) 8:45

何とも絶妙なところで終わってますね(笑)

自分は有名な怨霊といえば道真様と将門様しか知りません。
人の歴史を見る限り怨霊だらけになりそうなものですが・・・
後に神様になられる方の怨みは別格なんでしょうね。

ありにゃん 10-12-28 (火) 17:03

えっ!ここで続きですか!?

煌瀧 10-12-28 (火) 23:08

神様として祀られていいる方は怨霊としてのイメージが強いですよね。
太宰府へ左遷され怨霊といえば、道真様の他に藤原広嗣がいますね。
その広嗣様も、
この花の一節(ひとよ)のうちに百種(ももくさ)の言(こと)ぞ隠れる
おほろかにすな(万葉集)〔この桜の枝には沢山の言葉が込められています。だから、粗末にしないでください。〕
という歌を詠んでいます。きっと反藤原勢力が力をもたなければ、知的で優しい人でありつづけたのかもしれませんね。
きっと、道真様も。

己亥 ママ 10-12-28 (火) 23:08

こんばんは!
楽しみに待っていた続きと、つきたてのお餅は美味しいですよ~
飽きないし…モグモグ
道真様の話も飽きないし、話が伸びれば伸びる程中身を包み込んで、美味しさ倍増!モグモグ
お神様方も召し上がれませ と、あら大変!
豊宇気姫命様が、お餅を喉に詰まらせてうさぎに介抱されています!
あっ、違うそうです。
お話に感無量になり咽び泣いているのだそうです
穏やかで呑気な年末に感謝します。ありがとうございます。

kabosu 10-12-28 (火) 23:36

管理人様

でも・・・・
ただただ無念の塊となられた方が法性坊尊意僧正様のところにお断りにこられるでしょうか。
そこに道真様の本当の性質と葛藤を見たような気がします。

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