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神から恐れられた神のお話 ④ その後・・・・・

続き。

「さてさてようやく終わったの。」

「終わった終わった。しかし、恐ろしき神じゃったの・・・・・」

「さて、この始末をどうつけるかじゃ。・・・・見て見ろ、この目を。未だに見開いて天を睨んでおる・・・・・まるで生きておる様じゃ・・・・・・恐ろしいのぉ・・・・・・・・」

そこに集まるのは天津族神軍の主な軍神達。目の前の天津甕星様の死体を眺めながら皆、頭をひねりました。



「このまま地深くに埋めてしまうのはどうじゃろうか?」

「恐ろしい事を言うでないぞ!生き返れば必ず地上まで土を掻きわけ出てきて、復讐をするぞ・・・・・お~恐ろしいことじゃ・・・・・」

「ならば一層の事、海に流してしまうか?」

「駄目じゃ駄目じゃ、生き返って泳いで渡って来るぞ!」

一同が静まり返る中、ある神が口を開きました。

「・・・・・・そうだっ!古の習いに従って、神にして祀り上げ ”祟り” を逃れる手はどうじゃろう皆さま?」

「う~ん・・・・・悪くはない。これで生き残った天津甕星軍の郎党や、残党どもも気も休まるじゃろうし、神としてわしらが手厚く祀っておれば手を出しにくくもあろうしの。・・・・・・・しかしのぉ・・・・・・常世でこの神が霊力を集結させ、殺した軍の者らと束になってまたわしらにあの世から復讐せぬとも限らぬぞ。」

「さてはて、困ったものじゃ・・・・・・」

しばらく考え込んでいた神々、ようやく一神がまた口を開きました。

「よし、村一番の長老、思兼大神(おもいかねのおおかみ)に何かよい知恵はないかお伺いを立ててみようか?」

「・・・・・うむ、それしかあるまい!どなたか使者に立ち、知恵者の所に使いに行ってくれんかの?早うせんか~~~こやつ、今にも生き返りそうじゃぞ!また霊魂だけが抜け出せば余計にやっかいじゃ、早う行かんかっ・・・・・・・・」

「・・・・・・・・どなたかわしを呼んだかの。」

「うおっ!!居ったんかいっ!」

「・・・・うむ。実は戦が始まる前からずっとここに居った。」

そこには座布団に座って茶をすする、齢もいくつか判らないような、しわくちゃで白く長い髭を生やしたじいちゃんがちょこんと座っていました。

「思兼の大神様っ!!今までの話は聞いて下さっておりましたよね?!ならば急いで・・・・・・」

「えーっと・・・・・・・何ですと?」

「・・・・いや、だからその・・・・・天津甕星の封じ方を・・・・・・・」

「・・・・・はっ?!天津甘栗がどうしたって??」

「おぃおぃ、大丈夫かよ、この神で、、、、、、、」

「・・・・・・・・・・・まぁ天津甘栗は誰かがムキムキしてくれんと歯がやられてしもうて、もう食えんが、恐ろしきまつろわぬ神の封じ方ならわしのじいちゃんのじいちゃんの、その前のじいちゃんから伝わったやり方を知ってもおるが・・・・・・」

「聞こえてるやん。。。。。」

続く。




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コメント:11

天津甘栗 10-12-06 (月) 7:59

呼びましたか?!(* >ω

天津甘栗 10-12-06 (月) 8:01

また切れた…(泣) 

もう!パソコンの前で悶死しちゃったじゃないですか!
管理人さん、実は私の事気になってるんじゃないですか?!(←アホです)
自意識過剰は置いといて…
みか星さま…切ないです…。本当は天津国に帰りたかったのかな…本当は天津国でみんな仲良く平和に暮らしたかったのかな…
神話の真実。もっと知りたいです。

高野山学侶 10-12-06 (月) 12:03

村雲さん。人は願いを現実にできるというのは本当なんですね。
縁の大切さもみんなそれぞれ人にあった縁を神様は持ってこられるんですね。

最近、つくづく感じました。


村雲管理人

mixiというところで村雲さんの霊能者の本物の呟きならぬ 高野山僧侶の本物の呟きみたいな感じでコミュニティーを開こうとおもうのですが村雲管理人公認してもらえないでしょうか?

kabosu 10-12-06 (月) 12:08

管理人様

祟りを逃れる為に神として祀る・・。
宇宙の大叡知が「あなた立派だから神になりなさい」
・・・なのではなくて、人が特定の人を神になるように
祀ったからその人は神になったのですか・・。
祀られた方は なお修行されなくてはならず・・。
大変だなぁ・・。

さわ 10-12-06 (月) 23:38

祀るタイミングが大切ですね。今すぐに祀れば息を吹き返し、長く祀らなければ祟り神になる。

人を慰めるときも。



でも、愛ってなんだろう。人はどうしても身近なところ、できるだけ同族をと自然に愛してしまうようだけど。それはよい、そういうものかもと深く感情から納得できてきていますよ(嬉)。

でも、祖国愛なんていっていたなら、戦争は起きるよ、これは「絶対」間違いなく。古い!

ジュン 10-12-07 (火) 11:40

神代も今も

時代は変わっても…

その切ない愛と悲しみと苦しみと…

偉大なる勇気と決断と…変わることはない

なんて、胸を詰まらせていた私…☆


管理人さまの前作とは、全く違う真剣さに、圧倒され…ツッコミも入れられないままに(ツッコミなど必要ないのだけれど…)


いきなりの天津甘栗~?
その時歴史は動いた!
あっいえ、私の手中には、天津甘栗♪
胸が詰まっていたのは、こっちのせい~?

指は痛いし、胸は詰まるし…(爆)


皆さん真剣なのに…
ふざけ過ぎました

甘栗食べてたのは、真実です♪

己亥 ママ 10-12-07 (火) 20:43

何でだろう…

感激し、コメント書く迄に笑えてしまい……

早く続きが読みたいなぁ

管理人 10-12-11 (土) 16:42

天津甘栗さん
うわっ、栗が喋った!(笑)思兼様に食べられないようにして下さいね~

高野山学侶さん
mixiはちょっとパスですね、すみません(汗)

kabosuさん
この世も修業ならあの世も修業らしいんですけどね・・・・死んだことないから解んないけど。

さわさん
祖国を愛すれば戦争が起きる・・・・これはちょっと短絡的かなぁ~。本当に「祖国愛」を極めれば、周りの人や周りの国に支えられて成立している、はじめてそこで祖国愛が成立する事が解るんんですけどね。まぁ解釈は人それぞれだと思いますmm

ジュンさん
食べ過ぎてノドに詰めて、あの世に昇天しないように気をつけて下さいね(苦笑)

己亥 ママさん
ありがとうございますmm 年内にあと一神書けたら嬉しいなぁ。

さわ 10-12-18 (土) 23:34

そうですね。わたくしは半分は朝鮮の血ですし、今、大自然のあふれる沖縄にいます。

この神様は多分大陸の侵略者の血を引いて、罪悪感にさいなまれて土着の人をも愛していると感じます。

ですから何かしらを感じ「私」はその神に真剣になって問いかけます。「愛国心って古くないですか?」と(笑)

さわ 10-12-22 (水) 15:06

あるイメージがわきましたよ。

もっと古く感じなさいと。
で人間の源はとみるとやはり、アフリカの大きな河と思います。
そしてからわたくしは、どんな伝説や宗教の人類の始まりの語り口(民族の始まりにこもる愛情)より、この考古学のここをこそ信じるに値するとしました。スッキリしたしおおらかになりますよ(大笑)

管理人 10-12-23 (木) 1:45

さわさん
自分は浅学なので日本の歴史で精一杯、、、、ぼちぼちと頑張ります~!

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