中今とは ①

神道の中に「中今（なかいま）」という思想があります。

中今（なかいま）とは。「過去と未来との真ん中の今。遠い無限の過去から遠い未来に至る間とてしての現在。現在を讃美していう語」・・・・・解り易く言えば、「現実をあるがままに受け止めよう」「今を一生懸命に、大切に生きる」「今、ここを生きる」 という事ですね。はじめてその言葉を知った時の自分は、『そんなもの、当たり前やん！すでに実践している自分は何て素晴らしい神道家なんだろう！』・・・・・・って自画自賛の嵐で正直、気にも止めませんでしたが。改めて今考えてみると、実に奥深い。この真理を極めて本当の意味を知ってる人は、それだけ神道の真髄に一歩近づいていると言えます。実際に、今までブログを読んでくていていつもの管理人の考え方をご存じの方々はすでに実践してくれている、簡単な事です。

「過去は過去。くよくよしてもしょうがないし、変えられん。そして明日の事も解らない・・・・だったら、今が大切やん。めちゃくちゃ大事やん。今、大切・大事と思っている瞬間だけが現実やん。それが ”生きてる” って唯一の証やん！」

やんやんウルサイですが、まぁ博多弁の口語訳で言えばそうなります。



日本人のある一面は、「正月に神道、クリスマスはキリスト教、念仏は仏教、葬式は儒教」 と、なんと節操のない思想や教えだと一般的に言われてますが、これが古神道の真の恐ろしさです（笑）長い歴史の中で良い物を取り入れ、同化し、取捨選択の中・・・・・いぇ、『取捨選択』 の生存競争のカテゴリーさえ凌駕して、その外に存在するもの。そもそも、比べる対象（他の宗教）が出来た為に浮き彫りにされた「教え」でもありまして、対比する事によって存在が明らかになってきた 「教え・思想・信仰」 だとも言えますね。『日本人の中に広まった教え』 ではなく、『知らぬ間に教えの中から日本人が生まれた』 訳です。

「”教え” の中から生まれた？そんな筈ない。神様の名前も知らないし、勉強もした事ないし・・・・強いて言えば、つぶやきのブログぐらい？」

なんて方は１００％、合格。なにが合格かは解りませんが、とにかく「自覚がない」。これがそもそも、「教えの中から生まれた・教えの中で育った」 一番の理由になるでしょうね。しかし、あなたが生まれる時にあなたのお母さんが安産祈願のお守りを貰った時から、初宮参りをした時から、七五三に行って写真を撮った時から、友達とお祭りに行った時から、正月を家族で祝った時から、厄払いに行った時から、新車のお清め・お祓いをした時から、春分の日・秋分の日に学校が休みだった時から、受験に受かるよう祈った時から、恋愛が成就するよう無駄に祈った時から、結婚式を神社で挙げた時から、子供を授けて頂けるよう祈願した時から、子供がスクスク育つよう祈った時から、パワースポットと呼ばれる神社を巡ったら誰でも努力せずにパワーが貰えると勘違いした時から、どこぞの福岡の霊能者に 「そんな事より、産土様を捜した方がいいよ～」 と言われて慌てて捜しだした時から・・・・・・・すでに古神道の教えの中に生きている訳です。

思想や考え、伝統があっても神道そのものの「定義」がない。

それは今の自分達の生活の中に、ご先祖様の中に、そのまた前のご先祖様の中に、生活と共に生き、四季折々の中で息づき、目に映るすべての森羅万象の中に流れている「存在」だからです。

・・・・・・で。

さらに神道の真髄に近づきたい、興味ある方は 「ランキング」　「精神世界」 をポチポチしつつ、画面の前で正座しながら次の記事をお待ち下さい。

最近、ようやく自分で解りましたよ・・・・・ランキングにこだわらないと言いながら、何故、ポチポチを推奨している自分がいるのか。これ、すっごーーーく考えたんですけど、ようやく答えが見つかりました。単に好きなんですよ、ランキングが。今日より明日の方が上に上がってたら見る度に嬉しいでしょ？？日本人は世界の中でも類を見ないぐらいランキングが好きな民族らしいですよ。これホント。


つづく。

ブログランキングに参加しております。
村雲の自己満足ではありますがモチベーション維持の原動力になってます。