負けれる強さ

１０月２４日にボクシングの長谷川穂積さんのお母様が亡くなられたそうです。そのニュースを観た時、静かにパソコンの前で黙とうをさせて頂きました。自分は格闘技が好きで、長谷川選手はイチローに並ぶ「天才」・・・・という枠では収まり切れないほど、努力と才能の人だと思います。癌に侵されたお母様をたまたまＴＶで拝見させて貰い、その時の長谷川選手の子としての姿や試合で見せない顔を一目観た時からのファン。過去の試合も可能な限りネットで漁り、今年四月の１１度目の防衛線で敗れた時は、、、、、しばらく力が入りませんでした。



長谷川選手の偉業とは天と地の差はありますが、自分の人生の中でも完全に「負けた。やらかしちゃったよ・・・・」 状態は覚えてないぐらいあります（笑）・・・・しかも、頭も良くないので大抵の失敗は忘れてしまいましたが、それでも思い出すだけでも苦虫を潰した感覚に陥る失敗も数多く・・・・今でも正直、思い出したくもない、見たくもない失敗ばかり。何が一番嫌かって、失敗やその結果が嫌だった訳ではなく「自分が自分に負けた」、現実から目を逸らして、それを自覚していた記憶が一番嫌ですね。

敗戦後の長谷川選手の言葉やその姿を観て、ますます好きになりました。

連戦連勝、防衛も１０回を重ねる頃から気付かない内に自分が変わっていってたそうです。

『その階級では絶対的な強さがあると思っていた』（実際に負けるまでは絶対的だったんですけどね（笑））「これは夢だと本当に思った」「自分がボクシングという競技で負けると思わなかった」・・・・・そしてそこからの長谷川選手がすごい。連勝してた時はあまり耳を傾けなかった周囲の声・ファンの声・周りからのアドバイスを真摯に受け止め、ノートに書き写す。

負けを認めることから始めないと先に進めない。

１１月に行われる名古屋での試合に向けてランニングを行う姿。「あぁ、これが本当に前に進む人の姿なんだね・・・・・」と改めて感動した。本当に強い人間とは、負けを認められる人。どんなに不格好でもそこから立ち上がれる人なんだな、、、、と改めて実感。

「前向きに、常に楽しく」 と自分に言い聞かせても、自分の見たくないものに目を背けていればその分、自分の成長は遅れるんだと・・・・遅れるどころが明後日の方向に行っちゃうんじゃないかと自問自答。

『失敗をバネに、負けを糧に』

その言葉の奥深さを改めて見直させて頂きました。長谷川選手～１１月、必ず勝って欲しい！！今は静かにお母様のご冥福を祈らせて頂き、試合当日はどの様な結果であれ長谷川選手を勇士を目に焼き付けさせて貰います。長谷川選手なら絶対にやってくれるはず。心から応援しています。そして自分も勇気や感動を貰った分、もっともっと、今以上に頑張ります。何度も何度も、目を背けずに「自分の失敗を見直す力」 をまずは身につけます。長谷川選手の座右の銘、『意志道拓』。意志のあるところに道は拓ける。皆も意志を持とう！そして長谷川選手を応援して下さい！

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