大濠公園の幽霊

忙しい時は、大濠公園を散歩します。

「忙しい時に？？」

・・・そうですね（笑）忙しい時ほど、その合間合間にしっかり休憩するか、後からまとめてドーーーンッと取らせて頂くようにしてます。忙しい時ほど失敗しやすい・・・・なので、その分ゆっくりと休みを取りながら事を進める。毛利元就の三男、小早川隆景は火急の手紙を出す時に、右筆（公文書や記録の作成をする秘書的な人）こう言ったそうです。「急用である。ゆっくり落ち着いて書け」と。カッコいい・・・・・・・・・。

話を戻して、自分が大濠公園を歩く時には気分のリフレッシュと健康の為、もう一つ理由があります。



昔、ある霊視能力の高い知人と歩いていた時、彼はこう言いました。

「大濠公園は幽霊だらけだね。・・・皆、珍しい服を着てる。」

と。そりゃ幽霊さんだったらそこら中にいらっしゃるでしょ（笑）福岡大空襲があった福岡市なんて幽霊さんだらけでしょ、きっと。・・・・・・・・でも知ってましたか？大濠公園の池はその昔、黒田長政が福岡城を建てた時の外堀の役目。またもっともーっと時代を遡れば・・・・もっと大きな入り江と繋がっていて、遣隋使・遣唐使が福岡の那の津から出発した事を考えるととても重要な拠点でもあり、反対にあちらからの賓客をもてなす為の「筑紫館（つくしのむろづみ）」（現・鴻臚館（こうろかん））がある場所です。６００年から遣隋使が始まって・・・・・今から約１４００年前！！６００年って言ったら、磐井の乱が５２７年でしょ？いや～そうとう歴史が深いですよね・・・・・・。（ちなみに大濠公園は中国杭州市にある西湖を模して作ってあります）

当時、今の中国に渡るのは命がけです。

有名どころで言えば、小野妹子（社会で習った時は女性かと思った人は自分だけじゃないはず。。。）・山上憶良・阿倍仲麻呂・吉備真備・玄昉・藤原清河に、最澄・空海・霊仙・円仁・・・・・歴史に名を馳せる方々ばかり、、、、そして中止にしたのは当時、大使をされてた大宰府の菅原道真公～！！・・・なんかオチがいい。意味もなくカッコいい感じがする（笑）それぞれに自分の信念や想いを船と一緒に載せて・・・・・命を惜しまず、すべてを賭けて出発した地、現大濠公園。

途中で船が壊れ、亡くなられた方もたくさんいます。命を賭ける覚悟をして目指した地に運悪く辿り着けなかった方々。また望郷の想いに焦がれ、懐かしの日本の地を夢見ながら海に散って逝かれた方々。

外国に胸を膨らませた当時の町の人々や、未知なる挑戦に想いを焦がして辿り着けなかった・戻ってこれなかった方々・・・・・そんな方々の幽霊さんが今もなおここに留まり、皆で情報交換したり想いを伝えあってたら素敵だろうなぁ～・・・・・・っていつも空想に想いを馳せてます。

そんな大濠公園をぼんやり眺めながらですね～

自分もまだまだ遠くに行きたい。強く野望に満ちて力を試してみたい。”命を賭ける” って言葉は何だかオーバー過ぎてあまり好きじゃないんですけどね。どうせ賭けても生きる道は一本しかないし（笑）ただ、今はないものを信じて強く生きてみたいと、そう決意させるには十分な風景な訳ですよ（笑）

福岡に旅行に来られた方は、お時間がある時にはぜひ立ち寄ってみて下さいね。

池を横断する砂州に掛かった橋は・・・・・『茶村橋（おやそんばし）』 と名前がついています（笑）

あ、そうそう！！！！

お蔭さまで、『かみしろ』完売致しました！！ありがとうございますっ！！！！

この場をお借りして多大なるご協力を頂いた皆さまに。

そして、これから大切に使って下さる皆様へ。

・・・・・本当にありがとうございます。感想など聞かせて頂ければ幸いです！心ある方が村へスレッドを立ててくれているので『かみしろについて語ろう★』どうぞお立ち寄り下さい。また、設置後の写真などを送って頂けると・・・・・旅だった我が子のその後が解るようで何故か安心します（笑）楽しみにしているのでよろしければお願いしますｍｍ

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