- 2010-10-05 (火) 12:47
- 霊障
前回の日記を踏まえまして、ようやくここで霊界の扉の中へ(笑)
ここはすべてカラーの世界、色がこの世と同じくついております。幽霊さんにも表情があり、生活があり、営みがある。ただ一番大きく違うのは、『時間』 という概念が欠如している事。なので、たとえればジイサンで亡くなったはずの方があの世では若かったり、水子さんが成長していたり・・・・・時間と呼ばれる概念がない代わりに、その方の「精神年齢」が深く関わっている様に感じます。そりゃそうですね、、、、霊界自体、『観念=精神』 の世界なんですから。
よく聞かれる相談で、『あの世は何層に別れているのか?』『どんな界があるのか?』『自殺した人は一生そのままなのか?』『自縛霊(地縛霊)はいつまでその場にとどまるのか?』 という質問を頂きますが、実はこれらの質問には中々、答えきれません。
理由は至って簡単なのですが、自分が霊視をする=相談者の問題解決をする為のヒントを得る。ためなので、「作用している幽霊さんがいるのか?いるのなら何を訴えているのか?」・・・・これをみせて頂く時に、その幽霊さんをクローズアップしてその幽霊さんの心の中を覗く、、、、要望を聞く、、、、総括して「会話する」のが自分の仕事ですから、それ以外の情報はそこまで必要ないのです。これは『霊界に関して隅々の事まで知っている』 のとは意味合いが違ってきます。師匠との訓練の中で、一番下の層(名前を付ければ”霊界の中の地獄界”??)は見せて頂き、そこから戻ってくる(正気を保ったまま、普段の生活に戻る。何もこの世に連れてこない)訓練はさせて貰いましたが一般的に”霊界”と呼ばれる世界がどういう作りになってて、どんな層が何種類あって、それぞれどういう繋がり・作用があるのかまでは知りません。強いて言うなら、、、、、そこまで興味がない(苦笑)一人で変な事して頭がおかしくなっても嫌だし、本当の所は死なないと分かんない・・・・と思っている現実主義者ですので、一人で霊界散策なんてまっぴら御免です。。。。
たとえ話を含めて、もう少し詳しく説明するとですね・・・・・
金持ちは金持ちの生活があって、似た者同士が集まりやすい。貧乏人は貧乏人。大学に行けば同じ大学仲間、会社に行けばそこの従業員、スイミングスクールにいけばそこで習っている生徒がたくさん居る。明るい人の周りには明るい人が多い、暗い人の周りには暗い人。このしばり、いわゆる「カテゴリー」って思いつくだけ数えきれない位ある訳ですね。・・・・で、自分は 『名前とだいたいの享年』 を元に、その方に会いに行く。たとえば、お使いを頼まれて手紙を渡しに行く・・・・こんな感覚です。で、名前と歳を辿って行く時は、『私の祖父母は今、どこで何をしてますか?』という質問があった時。その方が今、何をされているのかが解れば仕事は終わる訳ですから、その方が所属している場所(層)の詳しい情報はほとんど必要ありません。周りにどんな人が居るのかも必要ない。また、「私、とり憑かれています・・・」やら、『本当の霊障』の場合はですね、その方に ”付いて来ている” 訳ですからこちらから捜し回る必要がない。はっきり何かを伝えたい幽霊さんはこれ幸いにあちらより口を開いてくれるだろうし、こちらも精神的にまだ楽です。(お墓参りをして欲しい、あれが欲しいこれが欲しいなど。)・・・・・厄介な方(恨みつらみの念の方)は反対に正体を隠そう隠そうとする。これはもちろん、後者の方が大変です。一歩読み間違えれば、間違った情報を相談者の方に伝えてしまう。その結果、供養して貰っても効果がない・・・・・これは仕事をした内には入りません。
論外なのは、「じゃ、お祓いしましょう。」 と言う霊能者。「タダでやりますから」 と言っても自分は信用しません。金額の有無ではなく、それが本当の解決かと言うと違うと思うからです。幽霊さんも暇だから憑いてるわけではありません。何か、霊界のルールを犯してでも伝えたい事・訴えたい事・恨みに思っている事があると思うんです。それを何の権限、どんな力があるのかは解りませんが、『お祓いしましょう』 って・・・・・有り得ない(笑)多分、祓ったつもりで祓われてないか、その霊能者が被ったか、二つに一つです。しわ寄せは絶対にどこかにきます。だからと言って、祓えないと言う事とは違います。自分も師匠に九字を教えて頂いて、祓う練習はしました(実際に霊障の方を祓って、本当に祓えたかどうか師匠に確認して貰う方法です)・・・・が、九字の剣とは ”神様よりお預かりしている剣”、緊急以外は使わないし、それも自分が死ぬ時にツケが回ってくるという、とっても素敵な武器です(笑)「乱用するなよ。誤ってその方のご先祖様を切ったら一生、恨まれるぞ。」と脅かされていますが、腹が据わって覚悟が決まっている師匠は昔から切りまくってましたけどね・・・・・少しでも生きながらえたいと願っている今の自分にはよっぽどの事がないと無理ですね。気合い(体力、精神力)がかなり必要なので、さすがに最近は控えられているようですけど。
一番困る質問が、「私、今何か憑いてますか?」 というアバウトな質問。
憑いてるかどうかは話を聞いてみないと解らないし・・・・・人間一人とっても、そうとうな数の幽霊さんと良いも悪いも繋がっている訳でして、、、、、一つ一つ探って調べるのなんて不可能だし、真剣にやったら間違いなく日が暮れます。ってか、そんなに集中力がもちません。。。。。なので自分は反対に質問しています。「何か気になる事や、悪い事が起きてるの?」と。さきほど説明した様に、あの世とこの世は似た様なところがあって、似た様な波長の方が集まります。・・・・ので、何かの間違いで無縁仏さん(縁がない幽霊さん、所属してない・所属できない独りぼっちの幽霊さん)が普通に歩いていても、ついたり離れたりしょっちゅうしてます。それは自分も生きている人間である以上、同じです。それをわざわざ、神様は教えてくれたりしませんし(理由は後に続く、神界の記事で)、似た波長でついてこられる方を外すには、違う波長を出すより仕方ありません。まぁ、そんな幽霊さん達を寄せ付けない為に、ご先祖様(守護霊様)もいらっしゃる訳ですけどね。
一般的に言われる ”視える霊視” と、自分が言う ”解き明かす霊視” は意味が違うかも知れませんね。前者は、「なんか、変なものが視えた・・・・」「あなたの後ろに、、、、」ってやつですね。どっちかと言うと、純粋な『霊視能力』。後者の霊視は、「そのまま理由を解き明かす、霊能としての力」を表すもの。普段自分は、道を歩いてて幽霊さんをいきなり視る事はほとんどないのです(あちこち居ますんで視ても意味も少ないし・・・)それでも、たとえば意識せずたまたまその方を見た時に、その方についている幽霊さんを視てしまっても、何も言いません。だって、本人に頼まれてもないのに霊視しても、、、、またどういう理由でいらっしゃるのかさえ解らないのに(もしかしたら守護霊様かも?)相手が不安がるような事を言うのが果たして良いのかどうか・・・・・・まぁそれはその方(視る人)の性格次第でしょうね。一つだけ。「私、視えるんです。」って自覚するのはいいけど、頼まれもしないのに人の霊視をする方々・・・・思わず視えたとして、口に出してしまった以上は 「最後まで責任取れよ?」 って事ですね(意外と多いんです、可哀想に誰かに言われて慌ててくる方が。完全に悪質な霊能者の餌食になりやすいです・・・・・)視るだけ視て、それを相手に伝えて 「私はそれ以上の力はないので・・・・・」って平気で言える人、、、、どんなに申し訳ない顔をしててもアホかって思います。言われた身になって下さーい。下手したらそこから霊能者巡りが始まるんですよぉ~・・・・・・・。
・・・・とまぁ、あまり要らん事ばかり書いているとキリがないので、霊界についてはこの辺りで。
次回は神界です。
- 次の記事: 神界への扉 ①(ある霊能者から見た風景)
- 前の記事: 霊界への扉 ① (ある霊能者から見た風景)
コメント:9
- K・T 10-10-05 (火) 17:21
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こんにちは初めてメールします。
唐突ですが、私は葬儀社に勤めています。御存じのとうり人の死は自然死ばかりではなく、不慮の死や非業の死、また自ら命を絶つなど様々です。
そのような、非業の死を遂げた人の葬儀をだすとき、言い知れぬ憤りや怒りに近い感情を抱くことが時たまあります。
その憤りは故人や遺族に対してではなく、目に見えぬ何者かに対してです。その目に見えない何者かは、非業の死を遂げた故人を見てニヤニヤ笑っているような感じがする時があります。その後なぜか悔しくていつも落ち込みます。
その感情を人のどう説明したらいいのか、わからず黙ってました。
このサイトを見て思わずメールしてしまいました。
御無礼をお許し下さい。 - ろみ。 10-10-05 (火) 21:24
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すごくわかりやすく、管理人さんの視えている世界を教えて下さってありがとうございますm(-_-)m。
私の知り合いにも霊能者さんがいるのですが、やはり誤解の多いお仕事だと思います。「何か憑いてる?」とか何でもお仕事と結び付けられて、「そんな事を言うなら偽物だ。」とか色々ご苦労もおありかと思います。
その方も、自分の未来は視ないなど色々ルールがあるようです。何も知らない人達は、「霊能者なら宝くじの当たるお店を教えてよ。」など、平気で言う事もあります(苦笑)
でも、霊能者さんというお仕事は、私は本当に悩まれている方、心の拠り所のない方を救っていると思います。想像もできないくらい大変でしょうが、本当に素晴らしいお仕事ですね。
陰ながら、応援しております! - マーチ 10-10-05 (火) 22:12
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こんばんは!
久しぶりに「霊能者のつぶやき」っぽいですね(笑)
霊界の世界には色があり、人間界は歩けばそこらへんに霊がいる…ということですが、質問が。
霊界と人間界は実は同じ世界ですか?
というか次元が違うだけで、感情の波長があえば霊につかれてしまうというか…
で、神界もまた同じ世界にあるが波長があまりに違うため、見ることが出来ない…
という感じでしょうか?
って、私の言ってることわかりますか??
わかったら教えて下さい! - 己亥 ママ 10-10-05 (火) 23:08
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こんばんは
何回も読んで、唸るような、絶句するような内容に、感激してうなだれています
村雲さんは本当に凄い!素晴らしい!
当たり前でしょうが‥
果たして自分は如何な人間だろうかと恥ずかしくなります
気持ちを正して、生き方を振り返りました
九字が切れるのですね…凄すぎる… - チッチ 10-10-06 (水) 7:33
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だからかな?父を想う時、一番充実していた時の父しか出てこないのは。
葬儀の写真もその頃の物でいくら探しても他の物が出てこない。終わってから何枚も出てきた。
三回忌法要では遺影を変える話も出たが、やはりそのままの写真となった。
あの世でよろしくやってんだろうね! - ふしみ 10-10-06 (水) 22:03
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毎度の事ながら勉強になります…!
やっぱり私こういう話、好きなんだなと実感。
不謹慎かもしれないけどやっぱり面白いです。
それにきちんと知る事によって、馬鹿な行動を防ぐ事になりますし。
次の神界記事、楽しみです。 - 管理人 10-10-07 (木) 1:28
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K・Tさん
目に視えない何かが作用している事、、、、本当に多々あります。が、「それだけが理由じゃない事」 も分かってて下さいね。そして同時に、一番悔しがっているのは、現に生きてる身内の方だと。
ろみ。さん
言われる事は仕方ないです。言う覚悟があれば問題なし!(笑)後は信用問題と、相互理解が大切だと感じています。「自分の未来」は、、、、さすがに先入観が入るので判らないと思いますよ。あ、少なくとも自分は判らない派です。
マーチさん
また何と言うややこしい質問を(苦笑)「霊界と人間界は実は同じ世界ですか?」・・・・マーチさんが言ってる事を正しく自分が理解できてるかは解りませんが、理解している範囲の答えであればマーチさんの考え方で間違いはないと思います。同じ世界か、、、、同じだけど違う、違うけど同じ世界が正解です。柏手打って、どっちの手から音が出ているかを教えて下さい(笑)
己亥 ママさん
書いてある記事は、「自分が視てる世界」。。。。当たり前ではありませんよ!村雲の人物評価はありがたいですが全然、違うと思います(苦笑)九字を切られた相手は、永遠の世界に連れていかれるそうです・・・・・やる人も同じぐらいの覚悟が必要でしょうね、いろんな意味で。自分は過去に失敗も多いので、あんまりやりません。
チッチさん
「だからかな?父を想う時、一番充実していた時の父しか出てこないのは。」・・・・軽々しく何も言えませんが、多分、チッチさんが感じるままが正解です(笑)あの世で必要以上によろしくやってるんじゃないですか~チッチさんがあの世に行く時、お父様があの世でダラダラしてたら、胸を張って叱ってやって下さいっ!(爆)
ふしみさん
「きちんと知る事によって、馬鹿な行動を防ぐ」・・・・これが現実的に少しでもお役に立てるのなら書いた意味がありました。まぁ飽くまでも一つの参考資料として活用して下さい(笑)いろんな霊能者がいますからね~視えるだけならその人が勘違いしないように、自分は霊能者とは呼ばない様にしています(爆)特殊な能力には違いないのでしょうが、一歩間違ったらその人の人生がおかしくなりますしね。。。。。 - スズキ 10-10-21 (木) 22:53
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ほー、ほー、と思いながら読んでました。
本よんでる気分。
上手に書かれますね♪
まぁ、本だったら、確実に赤ペンひっぱってますけど☆
最後の方のお話なんか「まさに」で、2ヶ月程前に、ある美容師さんから「黒い影がついてるみたいだから、なかなか幸せになれないね」と言われたこと思い出しました(笑)
「どうすればいいんですか?」と聞いたら「強い人を側につけるしかないんじゃない?俺のご先祖のじいちゃんひとり貸しとこうか」とか言われ。
「あははー」って感じでした(笑)
それ以来、ひたひたサン(黒い影をそう呼んでます)と共に生きてます(笑)もしかしたら、かわいい黒ウサギかもしれないから、とりあえずお祓いとかしてもらってないです。
おもしろい美容師さんでしたが、無責任っちゃ無責任ですね。言いっぱですもんね。
それが嘘か誠かはわからないけど、現状は黒い影なのかもなー気をしっかりもちなさいよってことなのかなーと、思うようにしてます。
ひとりごとすみません。 - M・T 11-12-14 (水) 17:33
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初めてメールをさせて頂きます。
村雲さんにとってはまたか、と思う内容だとは思いますが聞いて(読んで)いただきたく思いコメントに書かせて頂きます。
なぜか我が家は、ここ何年も不幸続きなんです。
私の父は大腸がん(H17年)、肺がん(H21年)に手術をし、一昨年の8月に突然立てなくなり、去年1月になくなりました。
又、今年の2月に母が突然無くなり、私の息子(高校1年)も2年ほど前から怪我が絶えず、耳鳴りとめまいに悩まされています。
内科・耳鼻咽喉科・脳神経外科と受診をしましたがどの病院でも異常無しといわれ、原因がわかりません。
耳鳴り、めまいは常時あるわけではありませんが頻繁に起こります。
身体の原因(病気や疲れ、ストレス)以外に原因があるような気がするのですが?私の気にし過ぎなのでしょうか?
最近では1人で家にいて家事をしていると玄関のところで荷物をほり投げたような音がしたので行ってみても何もないという様な事がたまにあります。
私としては不幸なことが重なるのも、気になる音も、偶然か気のせいだと思いたい反面、やっぱり何か霊的なものが関係してるのかなと思ってしますのです。
霊障だといって欲しいのか、ただの偶然だといって欲しいのか自分でもわからないのですが、今とても追い詰められている気がして、誰かに聞いて欲しいと思いメールをしました。乱文ですみません
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