狛犬と獅子 ②

「獅子は左、色黄にして口を開き、胡摩犬（狛犬）は右に置く。色白く口を開かず、角あり。」

類聚雑要抄（るいじゅうざつようしょう）には、『獅子は左にあって、色が黄色で口を開いている。狛犬は右に置く。色は白く口は開かず、角がある』 とあります。類聚雑要抄（るいじゅうざつようしょう）とは平安時代の後期、宮中や摂関家で行われた儀式や宴席の様子や調度品・家具類の品々とその鋪設（部屋を装飾したもの）などについて記録した4巻からなる記録書の事です。

「獅子と狛犬、清涼殿、紫宸殿の帳（とばり）の前に南北にあり。左は獅子。」

禁秘抄（きんぴしょう）には、『獅子と狛犬、清涼殿や紫宸殿の帳（とばり）の前の南北に置いてある。左は獅子』 とあります。狛犬と獅子で一対と考えれば、それが帳の南と北に置いてある。計４体ですね。おそらくこれも魔よけ＆帳の隅を押さえる重しの役割として置いてあったのではないかと。禁秘抄（きんぴしょう）とは１２２１年に成立したもので、鎌倉時代の順徳天皇が朝廷における儀式や古来よりの習慣を次代の皇子の為に書き残した書です。



まだまだ、色についてはたくさんの記述があるようですので興味のある方は調べてみて下さい。ネットで調べれば調べるほど、わんさか色んな説が出てきます（汗）ちなみに、狛犬と獅子の区別が出来られる方は、

「あれ？右左、逆に書いてない？」

と思われるかも知れませんが、これらの記録書は天皇や身分の高い方からみての狛犬・獅子の位置。いつも自分達が見ている神社に向かっての位置とは逆らしいです。間違ってたらごめんなさい。

ルートや広がった年代にはさまざまな説があり、一般的には仏教の伝来と共に・・・・が一番有力みたいなのですが、（文献に正式にその名が載っているのは延暦二十年（801年）の 『多度神宮寺資財帳』 に「高麗犬壹頭」という記述があるそうです）まぁこれは研究家や歴史家の方にお任せするとして・・・・・自分は何故か大好きなんですね、この 『狛犬』 と呼ばれている方々が（笑）

・・・・・・

・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・・・・・欲しい。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・自分の神棚にも狛犬さんが欲しいっ！！

・・・・という事で、まずは作ってみる事にしましたよ（笑）一度思いつくと、やらずにはいられない。いつか・・・・これは昔、一度やりかけて挫折しましたがホントは手作りの神棚も作りたいんですけどね。、、、、これはまたいつか機会のある時に。神棚はあまりにも自分にはハードルが高かった。。。。。という訳で、いつも通り周りの迷惑を省みず、たくさんの方のご協力を得て現在は狛犬造りに没頭中であります。いづれお目に掛けれる日がくればいいですけどね・・・・・・昔失敗した神棚同様、途中で放棄した場合はごめんなさい。でも今回は違いますよ、なんせネットで公開してますからね～下手な事して、「あ～やっぱりね。」 って苦笑いされたくもない（笑）

まぁ完成した暁にはどんな不細工な狛犬さんでも必ずアップしますのでお楽しみに。

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