日本国歌と岩長（磐長姫）姫様のお話③ 新しい世界

本当のクリスマスイブに贈る（爆）、管理人からの「大人の為の」クリスマスプレゼント。

前回からの続きです。

国の重みとその国歌の重みを乗せられた岩長姫・・・・・・・

可哀そうな事に動きは封印されてしまい、古事記を読めば分かるように
稀代の 『醜女』 の代表的な扱いで今も残されております・・・・・・・・

かくして、八百万の神々のクーデターは無事に成功、、、、、あろうことか当時の神界を治める「国之常立大神様」の偉大な力を封じる為、『艮（うしとら）の金神』 と名をかぶせられ多くの人々に忌み嫌われ、恐れられる神として崇め祀られる存在へとすり変えたのでした。



『艮の金神様』 とは、「艮（丑寅）の方角」・・・・方角としては東北の方角となり、丑（うし）と寅（とら）の間の方向を示す言葉で日本人であるならば皆さんも一度は聞いた事があるであろう、「鬼門」を司る神。陰陽道をはじめとした方位神（ほういじん）は年周りごとにその位置を変えるのですが、唯一位置の変わらない神はこの「鬼が出入りする方向」と定められた鬼門だけです・・・・・・う～ん、、、、、深い。深すぎる。深すぎて良く意味が分からない・・・・・・。

新しい時代の幕開けでした。

そこからは八百万の神々がこの地を支配する国へと変わります。人間が一生をかけてもなかなか到達することの出来ない１００年という歳月。何万何千年前にその生をまっとうし、そこより時間のない神界へと駆け上がり、ある神様は魂をさらに磨かれ、ある神様は自然の一部となりとけこみ日本を守り、ある神様は土地に居座り地域を守り、ある神様は神社に下ってより良い世に導く為に人間を守り導く・・・・・・・・

「この人間の魂は見込みあるなぁ・・・・・よし、スカウト！」

「えらく生前に功績があったのぉ。。。。。よし、スカウト！」

「怒りや恨みが強いな、、、しかし、それも魂の力が強い事には変わりない。よし、スカウト！」

「この者は生前もわしが導いたゆえ、体を失ってもパシリにさせて貰おう・・・・よし、スカウト！」

中にはその時代時代の、いろいろな死に方をしたいろいろな人間を、いろいろな理由で、神々様のスカウトによって 『死んで即、神様』 になる場合もしばしば・・・・・まぁスカウトされた方、死んだばかりの人間が喜んでいるのか嫌々ながらお手伝いをされているのかは解りませんが、、、、、目的はただ一つ。この星（自然）、この国（日本）とそこに生活する人間を含めた生き物をバランスよく守り導く為ですね～

現在までに至る、大勢の霊能者達の行きつく先は「国之常立様」。

もちろんこの神のご神名に動かされる人間も多くいた事でしょう・・・・・しょせん、人間は人間です。どんなに優れた霊能者でも、完全な人間が存在しない様に、完全な霊能者も存在せず、もっと言えば日の本は古より神々が栄える国、、、、、外国の万能の神と違って「万能な神様」も存在いたしません・・・・・・・・・。多くの神々は知恵を出し合い力を惜しまず、まずは天界の神々が作り出した 「地球という星」「緑の大自然」「そこに住まう万物の生き物」「見えない三千世界（ほとんどの世界）」 を守る為、正しい方向へといざなう為に全力を注ぎます。

クーデターにより、新しく政権を立ち上げた八百万の神々様は自分達の長所と短所をしっかり把握していました。八百万の神々はそれぞれに名を持ち、個性を持たれ、そして役割も違えば特技も違う。

「万能な神がいない、個性がある」=「相乗効果が発揮される」。

しかし、、、、そんな八百万の神々様にもたった一つの 『誤算』 がありました・・・・・・・・そう、それは守り導いてきたはずの 「人間」 が他の生き物にない、「必要以上の 『欲』」 を持ちだした事でした。

「僕は幸せになりたいんです。」

「お金は何でも世の中を動かせるんです。」

「なぜ私は孤独なの？愛されないの？？・・・なんでなの？」

「あそこが痛い。ここが痛む・・・自分は死にたくない・・・・・・・・・」

「たくさんの異性といつまでもトキメイていたい。だってこれが人間でしょ？」

「あれも知りたいし、これも知りたい。でも理屈に合わないし納得いかないんだけど～」

「もうさ、伝統とかしきたりとかルールとか、どうでも良くね？だって窮屈だもん・・・・・・・・」

「めんどくせ～いいよ、誰かがやるんじゃない？？自分がやるのはしんどいよ・・・・」

「だってさ～あの人は明らかに自分より幸せそうじゃない？？」

「・・・・だって・・・・・でも・・・・・・・だけど・・・・・・しかし・・・・・・・・・・」

人間の欲にまみれた心は新しい世界、『魔界』 という第三勢力を生みだしそれは八百万の神々様が住む「神界」と相反するものでした。光があれば闇は生まれ、闇の中からしか光は生まれない。「魔界」と呼ばれる界も実は存在価値はあったのです。はじめは間違った考えの人間の想いが消化される場所だった「魔界」・・・・そこにも正式な統治者が任命され、きちんとバランスがとれていました・・・・・・・・が。バランスが維持できていた時代はまだ良かったのですが、その「欲の吹き溜まり」は留まることを知らず時代を追うごとに巨大化していき、いつしか「神界」までも脅かす存在に・・・・・

「なんかさ、このままだとヤバくない？？」

・・・・・・続く。

なんか書いててすごく楽しくなってきた（笑）これシリーズ化できそう！！（爆）

「イブになにやってるんだ、管理人・・・・・」 これ、ＮＧワードね！

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