師匠のように。

今までこんな自分でも、少なからずとも数人の方からは、

「弟子にして下さい。」

と言われたことがあります。まぁ、これでも霊能者の端くれとして嬉しくない筈はなく、
照れ隠し喜び隠し半分、あとの半分は内心「あなたの幸せな人生をまっとうしてね～」という思いから、

「自分はまだ、人様を導ける立場でもなければ実力もございません。」

で誤魔化していた訳ですが、、、、、最近、なんとなく考えることがございます。



まず、

「あなたは霊能者なのだから、自分は霊能者として弟子になりたい。」

少なからずとも、お声かけを下さった方々には？霊能者として認めて貰っているんだ・・・・という自信もあれば、自分は人間的には大した存在じゃないけれどやはり能力には多少の自負があって（なのでお金は頂いております）少しでもお役に立てれば、、、、、

とか、考えていたのですがどこかでぬぐえない違和感はございました。



最近、福岡に遊びに来て下さった方でお酒を酌み交わした時に、

「実は自分は霊能者になりたいと、考えています。」

との旅の感想でメールをもらった時、最初に思いついた言葉は

「どうせ目指すなら立派な霊能者になってくださいよ～！」

って真剣に思いました。これは今まで弟子入りうんぬんと関係なく、

「霊能者になりたいんだっ！！」

と勇気をもって意思表示してくれた方々に対してと同じ気持ちです(´ー｀)　

本当に、その人が霊能者を目指しているのなら応援したい。それで少しでも人助け、または助けられた方々が世の為になって世助け、その本人も、相談した側も少しでも豊かな人生を送って、一周まわって神様がお喜びになれば、、、、、それほど、良いことはございません。

ただ自分が感じている違和感の元は、、、、、


『自分がさほど霊能者を目指していなかった。』


この一言に尽きます。

自分は霊能者になりたかった訳ではなく、、、、、

なんと言葉で伝えれば良いのか。

嬉しいですよ、霊能者。若い頃は、やっぱり自分は違うんだ！との小さな優越感を感じれましたし、落ち込んだ時や何もかもやる気を失ったフリ？状態？に入った時は、自分は霊能者なんだと改めて自覚することで根拠のない自信が背を押してくれた時もございました。


でも、、、、それで２０数年、生きてきた今は、何かが違う。

一言でいえば、自分はおそらく『霊能者になりたかった』のではなく、『師匠のような人間』になりたかったんだと、今ははっきりそう思います。


師匠の様に神祭をひそかに続け、師匠の様に多くの人に愛をもって接し、
師匠の様に自分自身を顧みず世と人に尽くし、師匠の様に視えない世界と繋がって、
師匠の様にたくさんの方の話を聴いて、師匠の様にたくさんの人を愛す。


昔から言ってるように、もしも師匠が仏教に造詣が深ければ自分も仏教徒になってただろうし、師匠が〇〇宗なら自分も〇〇宗。師匠が３０代・４０代・５０代で霊能者として生計を立て、バリバリの霊能者看板を挙げていたのなら、おそらく自分もそれに倣っていたんじゃないかと・・・・・

（ネットの世界ではバリバリ幟をはためかせておりますが(;´∀｀)）


まぁね、実際はすべてが師匠の足元にも及びませんし、これはあの世に行っても無理でしょう。

また年齢的なものか、今でも師匠が自分の師匠で後を追いかけてはおりますが、追いかけながらも道順は自分で創るものだということも知りました。


「この道は ”断道” の罪が一番、重いんだ。」


時にこの言葉に救われ、時にこの言葉に追い詰められている自分がいますが(;´∀｀)

まぁ、願わくばどうせ一回こっきりの人生、共に笑い・共に泣き、切磋琢磨できる『仲間』は多い方が人生楽しいんだろうなぁ～と考える１日でした(´ー｀)

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