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質問への回答⑮ 神様は「記紀」をどうみているのか?

  • 2020-10-22 (木) 0:08
  • Q&A

先日、書かせて頂きました「質問、募集!」の回答記事です。

では、早速!

・・・ってか、「先日」ってよくよく記事をみたら8月下旬の記事じゃないですかっ!!!

・・・月日が経つのは早いですねぇ~・・・・(´ー`)


質問
素朴な疑問?なのですが、いわゆる記紀の事を神様はどう思ってるのでしょうか?




「記紀」を神様はどう思っていらっしゃるのか・・・?

その前に「記紀」をご存じない方へ、簡単な説明を。

「記紀」とは、これ『古事記』『日本書紀』の総称です。書かれた時代は、奈良時代。この日本の興り、神代の時代から事細かく書かれており、『古事記』が日本国内向けの歴史書とするならば、『日本書紀』は国外向けに編纂された、日本で最古の歴史書です!
(「古事記」の方が古い)

ちなみに古事記を編纂した太 安万侶(おお の やすまろ)の子孫は、姓が「多(おおの)」となりまして、あの『浦安の舞』を作曲された多忠朝氏の先祖にあたります(´ー`)


さて、前置きが長くなりましたが。

昔、神々様に「記紀をどう思われますか~?」と、今回の質問者と同じ質問をしてみた事がございまして(´Д`)

返ってきたお言葉は、

「ぬしらが聞く、昔話を聴いておるようじゃ。心当たりある神があれば、尻がムズムズしておるやも知れぬが・・・・」

なんてことを言われた記憶がございます(´ー`)


いろんな各地から集めた風土記や、地方の神々様の話。

これをまとめ上げ、さらに読みやすいように編纂し、また一応(?)の統合性をもたせる為、あれこれと繋げたり、広げたり、破り捨てたり・・・なんて想像しちゃいますよね(笑)

今は「ご神名」なんて言っちゃって、小難しい名前がたくさんついた神々様ですが、きっと昔はシンプルな名前であって、後世の方々が貢献を称えて敬意をもって呼ばせてもらった名が今にいたっていると考えれば・・・・・・

たとえ、真実に沿っていても沿っていなくても、ご自分の名が少しでもカスっていたり、実際に行われた実績が含まれていたりすれば、自分たちも同じような感覚に陥るやも知れません(´ー`)


その中でも悪者扱いで終わらせられた神々様も多いでしょうし(;´∀`)

人の手柄なのに、自分の手柄になっちゃっている神様も中にはいらっしゃるかも知れない(苦笑)


だいたい、剣をかみ砕いてそこから神様が生まれる筈がないですし、でも神代の時代・・・また象徴としてあらわすのであれば、それが適切な表現かも知れない。

ニニギ様の天孫降臨なんて、想像できますもんね~!!!!

たくさんの神々様を率いて新しい地に赴く姿なんて、めちゃくちゃカッコいい!!!




以下は余談になりますが、この記紀を読むだけでも古来の日本の文化やその興りと言っても良いぐらいの歴史は感じます。

イザナギ様とイザナミ様が一緒になった時なんて、

「男性よりも女性が先に声をかけたから、おかしな結果になった。。。」

なーんて話も、昔から男尊女卑があった、今も文化を大切にするために男が前に立たないといけない・・・・・なんて、今の時代に無理して当てはめることは必要ないと思いますよ!

『肉食系女子』なんて言葉をイザナミ様が聞いたらひっくり返るだろうし、『草食系男子』なんてイザナギ様が聞いたらむせび泣くんじゃなかろうか・・・・・・


ただし、今の日本をみての通り、ただ押しも押されぬ世の風潮・世界の流れにただひたすら順応・・・と申しますか、影響を受けているだけでは中身が空っぽの民族に成り下がるでしょうし、出来れば記紀を読んで文化やその興りを勉強した上で、柔軟にプラス方向に変わっていくのが本来の理想です(´ー`)

人様の相談ごとに乗らせて貰っている時も。。。。

人世のジメジメした俗的な悩みや問題は、元を正せば文化を基にした今の日本人のあるべき姿と寄り添わせれば解決する話も実際、多かったりもしますしねぇ、、、、、

それでも、今の日本は技術の発達と共に光の速さで変わってきてますんで。

・・・やっぱり上手に融合させないといけない。木の実を拾っていた縄文時代から、磨製石器が発達した弥生時代と変わっていったように・・・・・。


そんな時に、

「いや、やっぱり石器と言えば打製でしょ!オレ、これに命賭けてマスッ!」

なんて人は果たして居たのか・・・・居たら居たで面白いけど!(笑)


まぁ、あの時代はのんびりとしたイメージの中でも、寿命もまだまだ短く命を落とす危険も多く、一つの知恵に真剣に取り組みいろんな創意工夫が生に直結している時代だったと想像は出来ますが・・・・・

今の時代は、もう少し『生きること』に真剣に誠意をもって考え、行動する必要はありそうですね。今の時代は寿命が長くなった分、『生きること』に余裕をブチかましてさぼっている気がします。

その割には、目先の金のことや人間関係のことに24時間頭を悩ませ、本当の意味での「自分の一生」や「自分の人生」がおろそかになってる気がするなぁ、、、、、


最近、田舎で一泊する機会があったんですが、、、、

なーんかめちゃくちゃ、人も時間もゆったりしていてのんびりしていて、心地よい。

なのに、どう考えてもあの人たちの方が濃厚な人生を歩んでいる感が半端ないんですよねぇ・・・・朝も早いしね(;´∀`)


一日の中で限られた時間、バッチバチに働いて何の罪悪感なしでボーッとするのが好きで、でも、田舎の親と同じぐらいの年齢の方々と接していると、毎日が同じルーティンの中で日々、自然に感謝して誠実に生きている(多分?)姿をみると、羨ましい・・・・・

・・・まぁ、その方々も今の自分と同じように気づいたら時間が過ぎてた時を刻んで今があるんでしょうが。。。。なんか、自身の残りわずかな体力と気力を鑑みて、ちょっと焦ったりしません??(苦笑)


はい、いつも通り余談の方が長くなりましたがこれで終わります(´ー`)



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コメント:1

みやパパ 20-10-23 (金) 1:17

村雲さん、質問への回答、ありがとうございました。

何とな〜く気になったので質問したのですが、なるほど、納得!言われてみるとその通り!みたいな(笑)

記紀って、神様にとっては自分達の話のようでそうではないお話…みたいな感じなのかなと勝手に想像してました。
村雲さんも質問した事があったとは知りませんでしたが、疑問がスッキリした気がします。

ありがとうございました(^^)

コメント
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