もしも村雲がエンパスだったら、どういう生き方をするのか？③

つづき。

今までの相談者の中で、

「わたし、HSPなんです。」

とおっしゃって頂いた方・・・差はあっても、表現は違っても、数多くいらっしゃいました。（ちなみにエンパスは今回初めて・・・）

ですが、村雲自らが、

（あ。この方はHSPなんじゃないかな・・・？？）

なんて思ったことは一度もございません。今までたくさん生きずらい想いをしたり、人間関係で傷ついてきた経験が多い方々がその方の一番、「繊細な部分（相談ごと）」を赤の他人に伝えるんです。

そりゃ、誰だって程度の差はあっても、その時間は多少のHSPにはなりますよ(-_-)

どっちかというと、

「自分は今、これで悩んでいるんです。」

と単刀直入にはっきり言える方のほうが珍しい（？）

別の言い方をすれば ”勇気がある人” だと思う。




まぁ、中には

「村雲という”変人”に一度、会ってみたかったから（笑）」

と笑顔でおっしゃる、若干、”変人”予備軍の方々もいらっしゃいますが（また、そんな方を自分も嫌いではない（苦笑））実際、そんな方の方が会ってて『楽しい』です(´∀｀)


何故楽しいかと言うと、互いに多少相手が傷つこうが ”本音” で話せるから。

”本音” って、ある面では ”相手への信頼” に限りなく近い存在だと思います。


かたや、HSPやエンパス？と呼ばれる方々と会うのは、語弊があっても敢えてはっきり言えば・・・・


「少々、面倒臭い」です。


相手に気を使われるとこちらも気を遣わなくちゃいけなくなる。

気を双方に使っていながら、会話が成り立たない（相手の本心が見えにくい）から段々、イライラしてくる。

イライラしているのが相手に伝わるから、相手が訳もわからず余計に気を遣う。

気を遣われた相手は余計にイラつき、例えばあるHPSの方は疲れるから自ら距離をあけるだろうし、これがエンパスの方となれば自分の心を自覚する前に相手に共感・同調する訳ですからかなりのパニックになってしまう可能性はありますよね、、、、

「相手に気を遣う」って言っても、そんなに長くは続かない。

「超共感力がある」って言っても、どれだけ共感しているなんて確かめようがない。


そもそも、人間の信頼関係って、「自分のことや考えを知ってもらう」ことが基本にあると思います。

「相手の考えや気持ちを知ろう。」と本気で思えば、これしかありません。

→「その人の話を傾聴すること」


ところが、HSPの方はこの『傾聴』が不得意です。

話す前の雰囲気、話し方、単語の一つ一つ、話す時の姿勢・・・・・

こっちを先に敏感に感じ取り、先回りして違う思考をスタートさせているので、話をしている方は理解してもらえないケースが多い。

これを、悪意もなく真剣に真面目に繊細にやっているから、イライラはしても間違っても相手を責めることは出来ない。。。。

その内、双方心が疲弊し、信頼関係になり難い。。。

これが一般的に、HSPやエンパス体質の方が【他人から誤解され易い】部分ではないかと自分的には考えています。



HSPやエンパス体質の方々は、真面目に、謙虚に、繊細に、注意深く、想いを込めて、「気を遣って下さる方」は確かに多いです。

・・・・が、そのポイントが若干、ずれている場合がございます。


「こんなに気を遣っているのに。こんなに頑張っているのに！」

が、相手にとってみれば『違和感』としか感じないこともある。

『違和感』レベルならまだしも、相手を知らぬ間に『傷つけてしまっている』場合も多い。

気を遣い過ぎれば、『信頼されていない』と感じちゃうことも・・・ある。



似たような例え話で、自分もお恥ずかしい話大人になり切れず、多々、失敗の毎日なのですが・・・・・今、思い出せるものが２つ、３つ、４つほど (-_-;)


1つ目はまだ若かりし20歳の頃、東京で働きいつも散財してお金が無かった自分は、先輩からいつも奢ってもらっておりました。


「おい、飲みにいくぞ。」


その日も、先輩にいつものように誘われた時、その日はどうしても「気分が乗らなかった」んですよね。。。。。

それを正直に言えば、誘ってくれた先輩もまだ立つ瀬もあったんですが、こともあろうに断った言い訳が、


「なんかいつもご馳走になってるから、”申し訳ない”です・・・。今日は、、、、その～・・・・やめておこうかなぁ～、、、、と・・・・・（ボソッ）」


この一言で先輩の顔つきがみるみる内に怒りの表情に。


「お前さ。今日は行きたくないんだったら、素直にそう言え。そしたら無理には誘わん。本気で ”申し訳ない” って思うんだったら、今まで奢った金を一生かかっていいから、全部返せ。」


自分は思わず嘘をついちゃったんですよね。自分で気づかない内に。

後からよくよく考えたらわかったんですが、先輩に気を遣ったふりをして、先輩にはもちろん、その前に「自分自身」に嘘をつきました。

暴走族あがりでちょっと乱暴な先輩だったけど（笑）2～３日、口をきいてくれなくてまたいつの間にか元の関係に戻って（きっかけは忘れましたが）器の大きくて良い先輩でした。



今、思い出せる２つ目は、結婚式を挙げた次の日です。

結婚式の翌日から、自分は嫁を福岡に残し東京からきてくれた方と宮崎旅行に出かけ（もうこの時点でかなり重症のアンポンタンですが・・・）、その旅費（ご飯代・レンタカー代・ホテル代など）を黙って出し続けてくれた方に、

「〇〇さん、なんか申し訳ないですから折半にして下さい。」

と、何度もしつこく言っちゃいました。

何回目かは忘れましたが、真剣に優しく諭してくれた事があって、


「あのね、正直、村ちゃんから見返りなんか求めてない訳さ。世の中には ”この人が喜ぶなら” ってお金を出して、それで出した方は嬉しいことだってあるんだよね。そういう人間関係を覚えなきゃね。”貰う才能” ってあると思うんだ。その上で、恩に感じてくれるんであれば、別の形で返してくれよ（笑）」


すごく大切なことですし、言葉にして伝えて貰うことってなかなか無くて、もう一端の大人だと勘違いしていた自分は今でも頭が下がる想いです・・・・・。


自分的にその時は、本気で申し訳ないって思って言った言葉だったんですが、自分の未熟さを味わったついでに、人間関係って本当に奥が深いんだなぁ～・・・・・

・・・っていうか、結局、相手の方々に未熟なりに気は遣っておりましたが、相手をあまり見てなかったんだな、と (;´∀｀)


まだまだ、思い出せる失敗だけはたくさんあります。


そう考えると、今でも各地から ”男気や真心で接して下さる方々” に対して、また ”もう連絡は取れないけど真心で接して下さった方々” に対して、自分は何やってんだろ・・・って、思い出しただけでも自己嫌悪になりますが・・・・


「自己嫌悪」は、次のステップの燃料にはなっても自己嫌悪そのものは「楽しく生きる主義」と正反対の場所にありますので、目的と方向性が定まっていない内に自己嫌悪になることは、おススメいたしません。


要は、HSPだろうがエンパスだろうが、いくつになっても、何度失敗しても、生きている間は学び続け実行していくしかない。

限りある人生の中で、「学び」は1つの喜びです。

反対にHSPやエンパス体質と呼ばれる方の方がまた違ったより深い豊かな学びもあると考えております・・・・今はそれどころじゃない方も多いんでしょうが。



「人付き合いが苦手。だから自分の人生の為に適切に人と距離をあける。無理して友達も知り合いも必要ない。」


人間関係での失敗が、今までの人生で一番の糧となっている自分にとっては何ともかんとも、勿体ない話ではあります。


思い切って、人様との関係で自分を磨く勇気や欲が少ない。


これはHSPやエンパスはさておき、それはそれで構わないでしょう(^^)
その方がそれで納得している人生であれば誰も邪魔する必要はない。


・・・ですが、社会は人との接触やコミュニケーションで成り立っています。

なので後程、どう両立させるかのヒントは書いておきます。


もう一つの傾向。


不確定要素が周りに多すぎて、「目に視えない世界」に重点を置いてしまいやすい。

例えば、『縁』とか『タイミング』とか『お知らせ』とか・・・ね。


あると思いますよ、本当に。「縁」も「タイミング」も「視えない世界からのお知らせ」も多々、ございます。

・・・が、ご自分の一回こっきりの人生。

何よりもHSPやエンパスと呼ばれているもので悩んでいる方々は、より人生を楽しみ、より自分らしい人生を送りたい・・・と願われているんじゃないでしょうか？


果たしてそんな不確定な存在に主導権を任せて良いのか？・・・・って話です。


すみません、思うところを書き綴っていたら、かなりダラダラとなってしまいました。

これで終わる予定でしたが、次の記事でまとめます(-_-;)

タイトルは、

「もしも村雲がエンパスだったら、どういう生き方をするのか？」


です。



つづく。

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