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お盆の過ごし方

この季節は良く聞かれます、「お盆の過ごし方」。

、、、特別に特別なことは必要ないです(´ー`)

まだ20代で弟子入りしたばかりの、若気と純粋さで今では想像も出来ない可愛げがあった頃の話ですが(笑)

一度、真冬の寒いお正月を幾日か過ぎた日に、田舎の納骨堂に行きまして。

丁度、百貨店で勤めていた頃で、その年のお盆は仕事で墓参りにもいけず、せっかくの正月休みが少し遅れて貰えましたので、ひとりで墓参りに行こうと決意しました。

お酒やお水、焼いたお餅など皿にのせて車で1時間半。山の中にある、ウチのご先祖様たちだけが眠る田舎の納骨堂に行きました。

因縁もった幽霊さんはさすがに今でも嫌だし、怖いんですけどね(-_-;)

「正月の挨拶だけでもしたい」という純粋な気持ちと高揚感もあってか、これが血が繋がったご先祖様の納骨堂となると、不思議となんら怖くない。



山道でいける所まで車を走らせ、納骨堂の前に車を止めて。

懐中電灯もなにも準備しておらず、やっぱりちょっと怖かったので、そこら中にあるロウソクに火を灯して、まずは納骨堂の中の掃除。

たぶん、これを見た田舎の人は本気でビビると思う(笑)

そして、自分の爺ちゃんに、また縁ある名前も聞いたことない位牌のひとつ一つに線香を立て、焼きすぎてべっちゃりと餅にくっ付いたサランラップを丁寧に剥がし、


「すみません。量は少ないのですが祈り次第であの世ではたくさんの量になると伺いました。気持ちだけで申し訳ないのですが、今日はまだ自分の中ではお正月の日です。本当は焼き立てのお餅が良かったんですが、すみません・・・・・」

しばらく手をあわせ、般若心経を30分ほど読み上げる。


なんとなく心も落ち着き、これでいいだろうとロウソクの火を全て消し、納骨堂を出たところでいきなり携帯音が・・・・!

・・・・この音が一番、ビビった!!!

夜中の2時過ぎてましたからね(;´∀`)

まさかこんな時間に、、、、と携帯をみると、携帯の画面には師匠の名前が。


「おぃ、今、どこで何してるんだ?」

「あ。え~と・・・正月、過ぎちゃったんですが忙しかったんで、今頃、墓参りというか正月の挨拶に・・・・」

「ほぅほぅ、お前さんもモノ好きなヤツだな(笑)」

「それよりかどうしたんですか?こんな真夜中に?」

師匠の早朝だろうが真夜中だろうが、相手を気にしない出るまで鳴らす電話にはもう慣れていたんですが、さすがに気になって話を伺うと・・・・どうやら、伝えたい事があると、ウチのご先祖様が寝てる師匠を起こして伝言を頼まれたそうです(-_-;)


「今から筆とるから、数分したらかけ直す。運転せずにしばらくそこに居なさい。・・・ブチッ!」

「・・・・・・・・。」


いや~祈りにも自己満足して、早く家に帰りたかったんですが・・・・あの時は興奮してたんですが、急に真冬の山の中が怖くなってくるんですよね、不思議と・・・・・。


数分後。

「おじさん寝てたけど、お前さんとお前さんのご先祖様の為に筆を執ったぞ。ありがたく聴いておけ。」

「・・・・え。あ、はい。」


・・・最初は何か失敗したんじゃないかと、ドキドキしていたのも正直、あったんですが。

内容を読んで貰うと、そこには勿体なくもご先祖様からの感謝の言葉。

そして最後の締めくくりには、


「・・・煌びやかなロウソクの灯りの中、これが世にきく”天国”という場所かと思い、一同、涙がとまりません。改めて先祖想いの子孫に礼をお伝え致します。」


もうそこ頃には、自分も涙が止まらずに山の中で1人、シクシク泣いててですね~(;´∀`)

握った携帯を離せず、さっきまでさんざん感謝してたのに改めて感謝の言葉もございませんでした。

気持ちだけでやった事に相手が感謝してくれた。

手前味噌になりますが、喜びと更なる感謝で心も体も震えた経験を、今でも昨日のことのように覚えています。


お盆の時期には、いつも通りに、いつも通り生活すること。

当たり前の日常は、当たり前ではない努力の上にしか無いのです(´ー`)

まぁ、強いていえば・・・・お盆に限らず、寝る前の布団のなかでの時間にですね。

名前も知らない、顔ももちろん知らないご先祖様方々に想いを馳せながら、寝る。


自分の知らない、ご先祖様たちはどんな生活を送ったんだろ?

どんな食べ物が一番、喜んでくれるのかな?

仕事は何をしてて、どんな事に一生懸命心を注いだのかな?

何を生きる楽しみにして、どんな事が嫌だったんだろう、、、、

自分もこんな性格だから、年上に嫌がらせされたご先祖様や年下をイジメたりした人も居たのかな・・・・

やっぱ、木こりだったから高い所に登ってたんかなぁ~切った木を運ぶの、昔だから重たかったんじゃないかな?

その奥さんは、旦那さんのどんなところが好きになったんだろ?

きっと今の自分みたいに、嫁に来てくれたのに迷惑や苦労ばかりかけてたんじゃないかなぁ~(;´∀`)

昔だから、書類がなくても養子縁組もあったんじゃないかな~中には拾ってきた子も居て、血が繋がってなかったりして(´ー`)



いや、まてよ。

自分を基準にしたら失礼かな、、、、でも、ご先祖様っていっても、基準が自分か親か、祖父祖母ぐらいしか比べられないしなぁ~・・・・(´Д`)

いつも見守ってくれているにも関わらず、自分は今、どれだけ努力しているんだろうか。どれだけ勇気をもって生きているんだろうか・・・・・・・

・・・・・・・・・・・

・・・・・・・

・・・・・

・・・。



自分から上のご先祖様は父母含め、10代遡っただけでも1024人、累計だと2046人(養子・従兄同士の結婚を除く)の方々の人生が今の自分の上に乗っかってる計算になります。

「いやーどうりで最近、背中が重たいワケだ・・・・」

なんて冗談言ってると間違いなくバチがあたりそうですが(笑)

これ以上いくと頭が痛くなるレベルの数のご先祖様のなかで、きっと今でも今の自分の親以上に、自分に期待し優しく見守って下さっている方々もいらっしゃる訳です。


昔はモノがなく、また医療もさほど進んでおらず寿命も短く、風邪ひとつで命の危機にさらされる毎日の中、必死に生活を守ってきたり国や村や家族を守って命を落とされた方や、事故で亡くなられた方々。

亡くなり方も人それぞれだったと思います。

きっと良い人たちばかりではない。そりゃ、今の自分みたいにズボラで適当な人も居たに違いありません(´ー`)


自分は神様はもちろん、仏様もあの世も魂も本気でこの世と一緒に平行して活動していると思っておりますので(霊能者としては当たり前の話なんでしょうが(;´∀`))

「あぁ、師匠は今頃、何やってんのかなぁ~」
「自殺したあの人は、今どこで何やってんだろ・・・・」

なんて時々、フトした瞬間に考えてしまいますが、これが不思議とご先祖様は近すぎるのか、あまり考えた事がなかったりする。。。。。

なんせ一番近いご先祖様が両親ですからね~
(まだ生きてるというだけで、ご先祖様には変わりない)

よく質問で、

「ご先祖様がこの件で何て言ってるか聞いて下さい。」

って質問が本当に多いんですけどね、、、、、

まぁ、訊く内容が自分自身の将来ならまだ良いとして。

相続とか身内のもめ事とか、必死にこの世をまっとうしてようやくしがらみから解放されて。

あの世で一生懸命、修行?している最中に訳の分からんオッサン霊能者に、

「・・・と、この件について子孫が訊ねておりますがご返答はいかに?」

なんて言われた日には、げんなりしちゃいますよね (-_-;)

もちろん、ご先祖様は子孫の為に働きたいっておっしゃっている方々がほとんどだとは思いますが、こっちからそれを聞いて答え合わせするのは少し違うんじゃないかと感じてる、上記内容の相談ごとに関してはあんまり役に立てない霊能者です。


特に一昔前の霊能者は、

「先祖の供養をしっかりして・・・・」

なんて、当たり前のことを上から目線でこの世の終わりぐらいエラソーに言うからなんかムカつく(-_-メ)


自分はですね、本当に尊敬できる師とご縁を結ばせて頂き、たくさんの仲間や大好きな人たちに囲まれて生きておりますが、イマイチパッとしないナマクラ霊能者でもございます。


なかなかね、生きていれば愚痴や本心を何の気兼ねなく伝えられる相手よりも、聞いてやらないといけない相手の方が増えて参りまして・・・・

神様やご先祖様にも甘えっぱなしで、申し訳ないとは思ってます(-_-;)


それでも、自分の人生は折り返してもなお、目的の半分も行きついておりませんが、やっぱり今まで繋いでくださったご先祖様の、嬉し涙も悔し涙も、喜びも悲しみも全部、受けとめて勇気に変えて生き抜きたいと願っています(´ー`)


それが一番の先祖供養だと教えて貰いました。


こちらが祈っている時も、あの世では数千・数百人以上のご先祖様がこちらに向けて、自分が自分らしく生きられる為だけに祈ってくれているんだと。


こちらがいくら忘れていてもそれを責めもせず、あの世では自分たちの背中に、ずっと変わらない祈りを通してくれているご先祖様方々。



お盆はですね、毎日忙しくて大切なことを忘れているのを想い出させてくれる、自分は1人じゃないということを思い出させてくれる日だと思ってます(´ー`)



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コメント:3

ちゅみ 19-08-12 (月) 21:38

あ〜なんか涙が出てきました・・
ちょっとつらい時とか、このまんま死ねたらいいなぁ、なーんて大バチあたりな事を思ってたりすると漏れ無く「頑張れぇ!ここが頑張りどころだぞぉ!みんなついてるぞぉ!」て声が身体に染み込んで来るんですよね。
夫が亡くなってからは、声は聞こえないし姿も見た事無いし、夢にさえ出て来ないし。だけど、なんか分かるっていうか。
だから、そっかぁ頑張りどころかぁって、一人カラオケとか行って気転したりして^_^
そう言えば一人カラオケで歌いまくって毒を吐き出して、注文した料理で毒食らって嘔吐下痢症になった事があったっけσ(^_^;)

村雲さんは心底優しい方なのですね〜
だから?霊からも神様からも好かれる(o^^o)
私も、本当に優しくなれる様に、もっと心 強くならなければ!

夫が亡くなって9回目のお盆。早いなぁ・・今生では夫は3歳年下だったけど、今やどんどん先輩になってく(≧∇≦)

25ちゃい 19-08-13 (火) 20:02

当たり前の事がありがたい事だと死にかけた時に気づかされました。
3ヶ月間1日1食オートミールで空腹を誤魔化してた自分は初めてご飯の美味しさとありがたさに気づかされました。
どこの修行僧だよ!wいや修行僧でもこんな食生活しないわw
おかげさまでお尻が無くなるという普通の人じゃ生涯味あわないであろう経験をしました。結果的にはいい経験でしたねw人ってなんでも経験、体験、痛みと悲しみと苦しみを味あわなければ本当の意味なんかわかりませんからね、その代表例が自分なわけですが
先祖供養ですかぁ、全くしてません

25ちゃい 19-08-13 (火) 20:23

間違えて途中で終わってしまいましたw
まだ続けさせて下さいすみませんw
村雲さんもYouTubeデビューしてみてはどうでしょうか?
冗談ですw

最後にファンメッセージを
村雲さんのブログ面白いし、村雲さんの魅力ってなんと言ってもこの人間くささ!
じゃなきゃこんな何年もブログ見てません!
まーた長々とすみません。
これでしばらくは落ち着きます

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