- 2019-02-21 (木) 1:06
- 霊能者
「いい天気だね・・・」
バイクにまたがりながら、ヘルメットを両手に持って今にも被ろうとしてる瞬間、突然、向こうからのんびりやってくるお爺ちゃんに声を掛けられたのか、お爺ちゃんの単なる独り言だったのか・・・・
「いい天気だね・・・」
その時の福岡の天気は、実は雨が降った後でもございまして、
「いや、そんなに天気は良くない筈だけど・・・・」
と自分はもう一度、空を眺めて出た言葉が、
「気持ち良いですよね~」・・・・この一言。
休みの日に、朝から事務所で鑑定して昼ご飯を食べに自宅に戻ろうかと、そんな時でした。
寝間着?の様なものを着てのんびり歩くお爺ちゃんの一言に、なぜ立ち止まったかと申しますと、
実は鑑定の部屋を出た瞬間、
「あぁ、今日は雨上がりの気持ちの良い天気だなぁ~自分の好きな、空気が湿ってて温かい日やねぇ~」
なんて内心、のんびり考えていたものですから(^^)
ついつい、内心を見透かされたようなお爺ちゃんの一言に立ち止まったんです。
「今日は息子が家に居らんでね~・・・・・・。」
お爺ちゃん、まだすれ違いざまにこっちを見ながらブツブツと言葉を続けております。
(”息子?” なにその不思議なキーワードは!正常な思考の人が、他人にいきなり息子の話するのかな?いやもしかして・・・・・)
一瞬、頭をよぎったのは
(あれ?このお爺ちゃん認知症じゃないよね、、、いや、ひょっとして、福の神がまた現れたのかな・・・”息子”って何よ?なんかの謎解き??村雲の息子のことを指してんのかな???いや、やっぱり服装も寝間着やし・・・・)
なんて事まで、いろいろ考えましたが。
とりあえず良い天気で、ほんわかと幸せな気分で、ニコニコ笑っているだけの管理人は、他に続けられる言葉もなく、お爺ちゃんも立ち止まって話をする訳でもなく、そのまま通り過ぎてしまいました(´。`)
なぜこんな内容を記事にしようかと思った理由はですね。
すっごく、幸せを感じれたんです。
すれ違うだけ。目と目が若干、合っただけで見知らぬ人から話しかけられる喜び。
「喜び」って言っちゃうとなんか客観的にみて怖いんですけど(笑)
とにかく満たされたんですよね、お爺ちゃんの一言に。
別に、その時の自分が不幸だったとか、お腹は空いておりましたが嫌な気分だったとかではありません。むしろ、午前中に鑑定した方はとても優しくて品があって、「ありがとうございました」と優しい笑顔を残してくれた訳ですがかえってこちらが心からのお礼を伝えたくなるような方でして。
「いい天気だね・・・」
幸せそうなゆっくりとしたその口調が今でも頭から離れず、本当に自分は満たされました。
「あぁ、昔はこの日本が、こんなにゆっくりとして優しい空間だったんだろうか・・・」
飛躍した考え・単なる自分の妄想なんですけどね(苦笑)
なんだか歳を取るのも悪くないなぁ~と本気で思えた瞬間でしたし、、、、そのまま自分もバイクにまたがり家に戻る時、
「なんで自分は、こんなにあくせく生きてるんだろう?」
ってずーっと意味もなく考えてしまいましたよ。幸せな気分のまま。
そう考えると、やっぱりあのお爺ちゃんは「福の神」だったのかと、、、、いやいや、息子とかすべては過去の想い出で本当は、実の所、、、、、、、、
なんてね、色々と考えちゃうもんです。大人になりすぎるのも良くないなぁ~(^_^;)
そんな温かい休みの日を過ごした、次の日、、、、今日の出来事。
「今日ですね、清祓いに呼ばれた場所にいったら、自殺の場所でした・・・・」
「あらあら。マジですか・・・・」
そんなに珍しくはない話です。
「それがですよ、どうも見たことのある場所だったんですよ。」
「ほうほう。まあねぇ、自殺してる人もたくさんいるでしょうから・・・・」
「んで、ビックリすることにですよ。その場所は、前にも呼ばれた場所でして。前回は、隣のビルから。今回はその隣のビルから・・・ようするに、両隣にあるビルから ”同じ場所” に違う方が落ちて亡くなられた場所でした・・・・・。」
「うわっ、マジですか!・・・あ~・・そんな事、あるんですね・・・・やっぱり空気、違いました?」
「えぇ、何となく。・・・で、その管理している不動産に言われたんですよ。”今回はしっかりお祓いして下さいね” って。」
「ぎょぇぇえええぇーそれ、何か嫌ですね、、、、前回のお祓いが悪かったみたいな(苦笑)」
「えぇ、えぇ。で、前回は誰が行ったんだんで考えてたら、、、、、やっぱり、僕だったんですよ!」
「うわちゃぁ~○○さん、よっぽどその場所にご縁があったんですね(汗)」
「んで、何が一番怖かったかと言うと、、、、その事を思い出した瞬間、管理会社の方から無表情で ”・・・思い出してくれましたか?” ・・・って言われちゃって・・・・」
「うわぁあああぁぁぁ、何いきなり怪談話しちゃってるんですか!!」
この世に天国も地獄もあるって、意味合いは少し違いますがホント不思議な感覚でした。
もちろん、自分も二度ほど、人身事故、事件関係のお祓いには出動致しましたが、特別に霊視する訳でもなく淡々と言われたように言われた仕事だけ済ませることにしております。(申し訳ないけど、わざわざ仕事を増やしたくない・・・)
そんな場所には、妙な負の「絶対的なリアリティ」があって。
「絶対的なリアリティ」が存在している反面、マンションの管理組合の人やら管理会社やら、ビジネスホテルの人やら呼ばれた自分たちでさえも、何となく場違いな空気が漂っている中にこれも若干ですが、なんとなく現実味がないというか・・・みんな心がどこかソワソワしちゃっててですね。
いずれ人は死を迎え、皆平等にあの世に行くんですが、ことがことだけにあまり多くを口に出してはいけない空気感がそうさせるんでしょうかねぇ・・・・。
完全な、「生と死」の境界線が垣間見える瞬間でもあります。
かと思えば、朝から祓祝詞を挙げている最中にサッと光が差せば、なんだか心から安心感が湧き上がってくるというか、まぁ、やっぱり喜びですよね。生に対する喜び。言葉に出来ない、勝手に通じちゃってる感が半端じゃなかったりします(´。`)
清濁も、生死も、喜びも悲しみも、幸も不幸も、神界も魔界も、すべて混ぜ合わせたこの世界。
『これが自分たちの世界なのか・・・・』
30代とは明らかに違う、手の甲を眺めつつ、やっぱり自分には分からないことばかりだなぁ~と感心しておりますが。
まぁ、手の甲のシワも増えてるってことは生きてるって事なんでしょうね。
目の前には自分自身の現実があって。
心から真剣に祈りを通せば、内に外に神界がきらめき。
神様と人様の間に立って、仲執持ちを行えば境界線を感じ。
人の相談に乗れば、無意識の内に霊界にどっぷり浸かる。
いや~我ながら素晴らしいとは思わないけど、退屈しない人生には変わりないですね、、、、いやはや。
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コメント:1
- ジュン 19-02-21 (木) 13:17
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こんにちは^ ^
お久しぶりです。
何だか 前半で ほんわかして
あぁ〜わたしも先日福の神に会った〜とか
ほのぼのしていたら
後半 いきなり 落とされた(爆)
背すじがゾクッと!
そして…また福岡行きたい!と思った次第です(^^)
もれなく 母 がついて行きますが、、、
この後に及んで 出張鑑定(関西地方)のご予定は無いですか?
と呟いてみる(o^^o)