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塩をめぐる冒険③

少し前の休日、当店「福岡の神棚屋さん」のメンバーは懲りもせず、思いつきと情熱だけで突っ走ってきましたよ~!!!

目指すは、現代では珍しく『ハネ木搾り』に伝統とこだわりを持たれている糸島の「白糸酒造」さん!

ハネ木搾りは今では当たり前の「機械での搾り」と違って、跳ね板と石の重みだけでどぶろく状態のお酒を搾る、搾っても搾り切れない、なんとも「効率の悪い搾り方」なのですが・・・ここに古人の智恵も凝縮されておりまして、最後の最後で出る「苦み・渋み」が混ざらないまま、スルスルーっと突っかかりがないまま喉を滑っていく、素晴らしい日本酒なんです(^^)



まだ読まれてない方は、、、

塩をめぐる冒険①
塩をめぐる冒険②



まーいろいろありましたよ、今回も。

Y氏「村雲さん、酒蔵に行きましょう!新しい塩はここのお酒を使いたいって、武富さんが!蔵元に挨拶ですよ!!」

村雲「え~いいよ~、今、本気で忙しいし・・・・」

幾度のアプローチを断り続けていた管理人も、これ以上は申し訳ないと糸島まで同行させて頂いたわけですが・・・・


村雲「あ。しまった。手土産も何もない・・・買うの忘れた。」

Y氏「大丈夫ですよ~武富さん、電話してくれてましたよ。」

村雲「そっか。じゃ、大丈夫か~」


なんていつもの楽天メンバーで早速、お忙しい中時間を作って下さっていた代表取締役の田中さんにお会いする。中へ通して頂く。

ここの酒蔵、とてもセンスが良い!ってか、すごく好きな場所です!!!(^^)


「はじめまして。今日はご挨拶に伺いました!」

応対して下さったのは、杜氏でもあり糸島の観光役員をされておられる田中信彦さん。

穏やかな雰囲気と、ずっしりと重みのある眼差しでお話しする時はびちりともずらさない目が印象的な方でもありました。

「本日は武富さんのご紹介で伺いました!」

「え~っと、武富さん・・・実は一度しかお逢いした事なくてですね、、、、おそらくあの方ではないかとは、、、思うんですが。」

苦笑いで失礼のないようにお話しして頂く姿を見ながら、

「あれ?これは何か違うぞ・・・」と(´д`)

「え?あれ??」

しばし、三人で苦笑・・・・・

ここからがスタートでした(笑)

どうやら天真爛漫な武富さんは、この酒造に一度買い物に来られたらしく、同じ糸島で職人さんということでお話しした程度だったという、、、、ホント、人の縁って不思議です(^_^;)


「塩に日本酒を使うなら、ここのお酒がいい。」


自分たちもこれしか聞いてなかったので、何をどうお話しして良いのやら、、、、とにかく、自分たちの素性とここまでの流れ、本気で最高の塩を作らせて頂きたいという想いをお伝えさせて頂きました。

無碍にも扱わず、しっかりと聞いて下さった田中さんの懐の深さには感謝の言葉しかございません・・・・・。

そして勢いがあるっ!って言うより、勢いしかない!自分達の姿が恐ろしくもある(-_-)


「中をみせて頂くことはできますか?」

「はい、案内しましょう。」


そう言って、立ち上がり酒蔵の中を杜氏さんに直接、案内して頂きました!!!(ノД`)

160年以上経たれている、酒蔵の柱(防虫のため、柿の汁が塗ってあり渋み色のぶっとい柱が何本も・・・)で組まれた蔵はですね、そりゃもう生でみれば圧倒されますよ・・・気づいたら、


「うわぁ~」「すごい・・・」


しか言葉が出ない、Y氏と管理人。


すべてが古いかと言うと実はそうではなく、ハネ木搾りで搾られたお酒は、次はハイテクな設備で徹底された温度・成分管理の元、皆さんの手に届くまで常に管理され最高の状態で喉まで運ばれていくシステム、、、、

歴史と文化の重厚さを感じさせられる外装と最新のテクノロジーがあわさった設備・・・・もう、これが見れただけでも良しとしとかないとですね(´д`)

最後に販売所にいって、これも賞をとられた甘酒を頂く。


「おいしいです!!!」


なんかですね、難しいことたくさん言いたかったんですが、出る言葉すべてがすっげー簡単な言葉なの(-_-) 

もう自分の頭のスカスカ加減と語彙の少なさを恨むしかなかった・・・・。


「ここのお酒を使わせて頂いて良いですか?」


最後にようやくY氏が伝えてくれた(´。`)


「はい、構いませんが品薄状態もあるかと思います。」


や、やったぁ~~~!!!とにかく、武富さんがここの酒が良い!と言われるのなら、自分たちは何とか了承を得るしかない。


「ブ、ブログなんかも載せさせて頂いていいですか・・・?」

「はい、構いませんよ(苦笑)」


カンドーとキンチョウが解けたのは、帰りの車に乗る前でした。。。。

もちろん、お互いに自分用にしっかりと日本酒と甘酒を購入して抱えてですね(笑)


「うわ、、、写真撮るの忘れたよ!」

「いいですよ、私がまた行きますからその時にお願いしてみますから!」


実は酒蔵も中もさることながら、自分的には同じぐらい感動したのが酒蔵に設置されていた「神棚」でした!

これは一目みた時から、Y氏も思わず吸い込まれるようにみとれた本当に素朴で力強い神棚でした。

・・・「この神棚、どこで買われましたか?!ウチも扱えませんかねぇ~!」

なんて心の声、ダダ漏れのY氏を横目で見ながら、

(おいおい、漏れてるぞぉ~ここでそれ言っても仕方ないぞぉ~)

と自分も心の中で突っ込みを入れたんですが、、、、正直、自分も似たような想いでしたけど(^_^;)


写真は、「白糸酒造 ハネ木」で検索すればたくさん出てくると思いますので、ぜひ知りたい方は検索されてみてくださいね~こちらは、販売所に置いてあった「ハネ木の模型」で今回の記事は終わりたいと思います(o^^o) 自分たちの塩が少しづつ育っている・・・最高の塩の完成、お楽しみに!




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コメント:1

緑の風 18-09-25 (火) 7:26

おはようございます!
お久しぶりでした。

お塩。私も毎日の生活に欠かせないものです。
酒造店のお話もワクワクしちゃいました!
清酒も大好き! アルコールは弱いくせに (苦笑!)
香りが良いですよねぇ〜

一つ一つ、手造りの品。
なんか、いいですよねぇ〜 (ほっ)

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