- 2018-09-10 (月) 13:00
- その他
ついに観ましたよ、『リメンバー・ミー』。
映画好きの上司が3回も観に行ったと聞いて、ビデオ屋でさっそく発見した管理人。借りちゃいました、、、、そしてやっぱり、感動( ;∀;)
舞台はメキシコの「死者の日」と呼ばれる日。
一年にこの日、一日だけ、亡くなった人の魂がこの世に戻ってきて、生者と再会するという、日本で言えば
「お彼岸」「お盆」
に該当するお祭りの日なんですね(´ー`)
以下はネタバレを含みます。
音楽を禁止されている靴職人一家に生まれた「ミゲル」。
この主人公ミゲルが、「死者の日」に「死者の国」へ迷い込み、ひいひいおじいちゃんを探す旅に出るのですが、、、、、
まず思ったのは、絵がキレイ!!!!
日本ではついつい、恐ろしげでどこか幽玄な世界感なのですが、アニメの効果もあってとにかく「明るい」そして「キレイ」!!!幻想的な世界感の中、出てくる骸骨もユーモラスで可愛らしい(笑)
テーマはタイトルの通り、『リメンバー・ミー』(私を忘れないで)なのですが、この世界では「2度の死」があります。
一度はそのまんま、肉体から魂が離れた「死」。
そしてもう一つは、現世の人に忘れられた時に訪れる「2度目の死」。
細かい所は観て楽しんで欲しいので割愛しますが、、、、日本と似通った死生観や先祖崇拝の共通点がありながら、なぜ、なぜ、なぜ!!!日本ではこの様な素晴らしいアニメが出来ないのかと、ひとしおの感動が過ぎ去った後、1人勝手に悔しさを覚えましたよ( ;∀;)
・・・・まぁ、それだけ人の心の深さや、目に視えない存在の大切さを感じさせてくれた作品だった訳ですが。
実際にメキシコでは、音楽やアルタール(日本で言えば祭壇的仏壇?)またたくさんのお供え物などで、
「死ぬのは怖くないよ~」
「先祖(ルーツ)を大切にしようね!」
が強調される、楽し気なお祭りなのですが、、、、羨ましい(苦笑)
日本の「盂蘭盆会」「御魂祭」なども独特の空気感(厳粛な??)が個人的には好きな部分でもありますが、同じ死者の世界を扱って真逆の立ち位置にある、メキシコの「死者の日」もなんつーか、刺激があって目から鱗でした(*´▽`*)
(日本では”恨み””祟り”の文化も根強く残ってますから、それが道徳的な情操教育に繋がってたりもしますもんね~)
まぁ、一番に味わって欲しいのは、やっぱりタイトル通りの、
「忘れない」=「繋がり」
ということ。
昨々日は東京の友人が目の前で亡くなる夢をみて(生きている人が亡くなる夢は”生きている間の生まれ変わり=成長”を意味する、縁起がよい夢です(´ー`))、昨夜は久しぶりに師匠の夢をみました。2人で車に乗って、どこかに向かっている夢、、、、
一緒にいる時はいつも楽しかったですが、特に遠方の神社に参拝する時に運転手で付いていく時は、さらに好きでした~
しかもですね!
どうでも良い話ですが、それが未来の車でして、ハンドルから長い棒が出てて、それだけで勝手に走る車・・・・もうあの世の車ですね(笑)
自分はどっちかというと副業上、死者に対してマイナスの影響を与えらている人と接する機会がどうしても多い日常ですが。
死者にもそれぞれの意志があって、想いがあって、それをあの世から必死に伝えようとしてたり、、、、
さらに、亡くなった方々も「人」には違いないのでやれる範囲も自分たちが思う以上に、そういう意味では「人らしい」のかも知れません。
その想いを汲み取ってくださったもっと力のある方々がどうにかして感じさせようとして下さっていたり、、、、
リメンバー・ミーでも『呪い』という言葉も出てきて、
「へぇ~あっちも呪いって概念があるんだなぁ~」(当たり前!)
なんて改めて感心してみたり(´ー`)
”想い” は全世界共通で、それをどう正しく受けとり、どうお互いに(生者も死者も)現在の自分にいかして行くのか・・・・
「これ、絶対、観た方が良いよ!!!」
と感じさせてくれる映画でした(´ー`)
夢も含めて、目に映る現象も状況も。
すべて無理やり、楽観的に捉えたり都合の良いように解釈しすぎるのもどうかとは思いますが・・・・・
冷静に。しっかりきちんと向き合い、正しく受けとる工夫や努力も必要なんじゃないかと感じました。
・・・そう、主人公のミゲルのようにね~
たまたま、師匠の一周忌のことで弟弟子から連絡をもらってですね。
ついでに、今日の師匠が出てきた夢の解釈を彼に筆書きで頼もうかと思ってみたりしたんですが(自分のことは自分で視れない)
・・・やっぱりやめました(笑)
少なくとも、夢に出たきたということは「何かのお知らせ」か、自分の頭の片隅に残っていた「キーワード」がきっかけになったんじゃないかと、思われます。
それを自分の「素の心」で解き明かし、解釈した方が生身の人間としての自分のプラスになるんじゃなかろうか・・・?
まぁ、リメンバー・ミーを観てなかったら思わなかったかも知れませんが(爆)
それを含めて「自分の人生」と思った次第です(´ー`)
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コメント:4
- Himawari 18-09-10 (月) 18:29
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私も家族で見ました。
好きな音楽を家族から徹底的に阻止されるところ、亡くなった人に対する複雑な恨み(呪いではなく)は、日本のそれとはだいぶ違くと感じましたが、亡くなった方を忘れない、ってとても大事と思わせてくれる映画でした。
その人が生きていたときに何を残したか、は亡くなった人にはわからないですね。残された人が自分達の人生で端々に感じる、亡くなった人からの影響や言葉から感じるメッセージなどから後々わかってくるんですね。
映像が美しくて明るいのも見ていて楽しめました。 - 金シャチ 18-09-10 (月) 21:58
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今晩は!
見ました、ミゲルって名前が消臭力!のCMを思い出して・・・
とても明るくご先祖様との繋がり、ご供養の本質、ご先祖様の
子孫に対する想いや愛情がコミカルに独特の色使いで描かれていました。日本人と共通する感覚も沢山ありホロリとさせられ
是非もう一度みたいと思う映画でした。
これと同じ内容の映画を日本で撮ったらどうなるのかなぁ?
キットおどろおどろしく夜に一人でトイレに行けない映画に
なるかなぁ?なんて考えていました。
小さな子供を持ったファミリーに観てもらいたいですネー
とても心が温まる映画で お勧めです‼ - ちゅみ 18-09-11 (火) 8:43
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「リメンバーミー」もうDVDになったのですか!
最近は早いですね!
すごく気になっていた映画なので観ます(^O^)
爬虫類好きにとっては?「ジュラシック・ワールド 炎の王国」も早くDVDなならないかぁと!
ブルーが生きています様に!
兎にも角にも早速「リメンバーミー」!!
最近亡くなった実母の夢をよく見るのですが、数日前の夢なんて「あなたの棺桶を持って来たわよ!」と言うので見たら、古木で作られた板の厚さが10センチもある様なめちゃくちゃガッチリした棺。
やだぁこんなの!と断固拒否っておきましたぁ(≧∀≦) - ちゅみ 18-09-12 (水) 20:46
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こんばんは〜(^O^)
早速「リメンバーミー」観ましたよぉ!
村雲さんがおっしゃった様に画が本当に美しい!いろんな色や輝きが、良い意味でカオスしている様で、劇場でだったらもっともっと堪能でしたでしょうね〜(^ ^)
そして、お話し・・素敵でした。「死」や「家族」がテーマとなると、皆さんおっしゃっている様に日本が描くとかなり重くなりそうですよね。暖かくほのぼのと描ききっていて、観終わって爽やかな涙が止まりませんでした。実際に逝った人達の家族の笑顔が思い浮かびましたし(*´ω`*)
あと、これはいつも感じていたのですが、わんちゃんねこちゃんは見えない何かを見つけて、じっと見入っている時があるのですが、やっぱり誰が居たんですね!(≧∀≦)
もひとつ!「バカは死ななきゃ治らない」って言いますが、このお話しを観る限りでは死んでもバカはバカなまんまなんですねぇ〜(^◇^;)
「リメンバーミー」すごく良い映画でした。ブルーレイで観る事にしまぁ〜っす(^○^)