儚くて、力強くて。

「ホタル観にいかん？？」

急なお嫁さんの提案により、ちょっと迷って、即決断。

体も、心も少々疲れてて・・・・・

最近あった健康診断にちょっと凹んでて、自分が企画したイベントがなかなか上手く流れに乗らず、社内では一進一退のボスとのどうでもいい攻防が続き、神祭のために注文した水晶がまだ届かず・・・・まーできれば家でゆっくりしたいなかなぁ～

なんて一瞬、頭をよぎりましたが。
ウチは「突発的行動」がとにかく好きな一家でして。

先の読めない。先を読まない行動の先！・・・・にこそ、ミラクルは眠っているはずだと、勝手な勘違いを生きがいにしているところもございまして(´ー｀)



福岡でのホタルは、たいてい観に行くのはゴールデンウィーク明けてから。五月の終わり、六月の頭ぐらいまでかな～

時間は、20時ぐらいからがベストかと。

場所は、今までは佐賀との県境、内野橋の近くか、糸島の雷山の麓「瑞梅寺ダム」の下流付近か、いろいろ（2秒ぐらい）悩んで今回は瑞梅寺の方へ。

師匠の顔みてちょっと安心したかった想いもあったんですが、家族連れてこの時間だと師匠の体力的にキツイだろうなぁ～なんてこと考えながら（4秒ぐらい）

「最近、サボっているから家族と過ごそう。」

そう決意して。さっさと風呂に入って、あがってハンドル握って。


・・・・で、いましたよ。ホタル。

大方の予想とおり、だいたい20時をすぎた辺りから、あっちの場所・こっちの場所で

「ぼわ～ん、ぼわぁぁ～ん・・・・・」

と光り出す、ホタル。


面白いですね。あちこちに視線を走らせると、光を見失います。

が、すべての風景を目に入れながら、一点に視点を定めていると・・・・・

「あ。あっちも。おぉ、こっちも。キレイだねぇ～」


『蛍』といえば、特攻隊にいた宮川三郎軍曹がホタルになって、特攻隊の母「富屋食堂の鳥濱トメ」さんに会いにきた実話がとても印象に残っている管理人ですが（知らない方は、即検索っ！）


その光、一つひとつは本当に儚く、光っては消え、消えては光る幻想的なひかり。

でも、その短い合間でも確実に自己主張していてですね。

「ここにいるよ～ちゃんと存在しているんだよぉ～」

なんて声が聞こえそうなぐらい、光が音になって心に響くんですよね～やっぱいいわ、ホタル(._.)

むかしの人って、これみて本気で「魂」と間違ったんじゃないかなぁ～( *´艸｀)

「光っている間だけこの世に存在できる」という条件つきで、別れた世の切なさに、さりげなく神様がプレゼントとして与えてくれたチャンスじゃないのかな？

・・・・・トメさんのところに現れた宮川軍曹のように。


ひとり静かな夜は、あの時にああしておけば良かった。こんな言葉が良かったのかなぁ、、、、なんて、いろいろ思いついたり、考えることも多いけれど。

それは暗闇の帳の中でしか存在できず、まぁ、それをいちいち考えるのも大切な時間ではなかろうか？

たくさんの想いを込めて、その場所で、その時間にしか光らないものがあるんじゃなかろうか？

勝手にホタルと絡めて書いておりますが・・・・・

・・・・・実際は、オスがメスをナンパしているだけの話です！( ﾟДﾟ)


さて、最後の最後でどのオスがどのメスとひっつこうが、別段どうでもいい話になり下がりましたが。

いいんです。それもまた、あり。

なにを考えようが、なにを創造しようが、あの光っている瞬間に心奪われ時が止まる感覚は現実とは違う”自分のなかの本物”ですし。

人間、それに引き寄せられ、心狂いながら生きているようなものですしね(´ー｀)

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