霊能と呼ばれる能力の、取扱説明書②

つづき。

「あの人はどうやら信用できる人らしい。」

歯医者・弁護士・税理士・子どもを預ける保育園の先生・・・・・

世の中には、ある意味、自分の人生の「ある程度のもの」「間違っちゃいけない判断基準」をあずけなくちゃいけない場面に遭遇した時、なにをもって 『信用できる』 と感じますか？仕事を依頼しますか？


○ その方の評判
○ その方の経歴
○ その方の能力
○ その方の人柄
○ その方の信念
○ その方の決意

・・・・・場面、場面によって ”信用を確認する” 霊能をつかった能力でいえば ”鑑定を依頼する”部分は違うでしょうし、ご相談者が冷静であればトータルで値踏みされ、俗にいう「藁もすがる想い」などの場合はその方の 『能力のみ』 に頼らざるをえない場合もきっとあるでしょう。


今まで数えきれないほどの「霊能者志願者（職業霊能者）」の方にお逢いしてきましたが、

① 「なんで霊能者を目指しているんですか？」

の質問に、みな似たような答えなのですが


「誰かの役に立ちたい。」

この回答がかなりの率を占めます。



次の質問はこうです。

② 「今、あなたがされている仕事でも充分に人のためになっている、、、、パートでもアルバイトでも、むしろ社会にまみれ責任ある身分で働いていらっしゃるとは思うんですが、なぜ”霊能者”でないといけない理由はあるのですか？」


これはひょっとしたら自分がする必要のない質問かも知れませんが、この質問にすぐに答えられる方は少ないです。





自分は霊能者が増えても構わないと考えていますし、やる以上は本物を目指さないと鑑定者も依頼者も不幸になる、、、、と考えています。

そしてご自身が 「霊能力をいかす」 それを職にして 「”霊能者”を生業にする」 理由として、

・生活のため
・自由のため
・能力をいかすため
・世間に認められたいから
・人とは違うことをして満足したいから
・世の為、人の為


正直、なんでも良いとおもっています。本気でその方が願っているのなら、誰も否定はできません。


・・・・・・・が、もう少し踏み込んで考えると、偉そうにいえば答えが 「あたり前すぎる」。


「人様の役に立ちたい」、これは立派な答えだし、ぜひ人のために、また生活のために生きて欲しいのですが、人は職につけば、たいていはどんな職も違法行為以外は世のため・人のためになっているはずですから。


ここで、次にその方の”信念”や”覚悟”、”決意” に重きがおかれます。


重きがおかれます・・・・・が、自分はあまり重要視してはおりません。

なぜならそれら（信念・覚悟・決意）は、持っているだけで

「その人の人生に深く影響するもの」

と考えていますので、今の行動や言動。さらに年齢をかさねていえれば、その方の経歴などをみればおおよそ感じることができます。





話を最初にもどして、ではあなたが「仕事をお願いする依頼者」として相手を信用する・しないはどこで、どう判断されますか？

ほとんどの霊能者志願の方々は、どうしても「能力」だけを必死であげようとしている感があります。

おそらくそういう霊能者志願者は、自分が選ぶ立場になっても、その時の評判や能力だけで 『自分の人生の「ある程度のもの」「間違っちゃいけない判断基準」』 をあずけている人たちが多いのでしょう、、、、、、

なので、「何度も騙されました」「師とおもって仰いでいたのに・・・・・」


という声もたびたび聞かれる。


また、おもしろいことにこの業界は・・・・・いや、それ以外でもそうかも知れませんが、「真逆に近い立場や経歴」 にみな、魅かれる傾向があるようです。

『主婦なのに霊能者』
『学生なのに霊能者』

『元暴走族の家庭教師』
『元ヤクザの牧師』

・・・・・・とかね。目新しさと、いろんな世界を知っている経験値は高いかも知れませんが、、、、、、まぁこの辺りはその人のとらえ方次第です。


相談する側も、される側も、「能力」あってこそ！だとは思いますが、自分は師より、


「正しい生き方をしていないと、正しい答えはでない。その時よくても、いずれ沈む。人も神も信頼関係が大切だ。」


と教えられてきたので、、、、、、


まぁ、死ぬまで偽善の皮をかぶって生きなくちゃ意味がないんだろうと半分は諦めているんですけどね（苦笑）



ちょっと職業の「霊能」にかたより過ぎたので、次は「一般生活における霊能」について。


つづき。

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