初対面の人と話す時のコツ。

「え？あの人、お前の友達じゃないの？」

「あ、うん。さっき知り合った人やけど・・・なんで？」

「お前の喋り方さ、すでに旧知の仲状態やんか・・・・」

ひとつは厚かましいって噂もちらほらありますが（苦笑） 基本は、

『ファーストコンタクトは一期一会』

っていうのが勝手に埋め込まれてまして・・・・・ここで気が合う・合わないがあれば、まぁそれはそれで仕方ないんじゃないかと。。。。もっとわかりやすくいえば、「先の先まで考えないこと」これがポイントですね（笑）

最近、一番緊張したのは2年前に義理のお父さんにお会いした時でした。



こればっかりはね、ファーストもクソもないんですが（一生のおつき合いになりますので）それでも、その中でもファーストはあるわけでして・・・・・・。

なので、次に大切なことは 「相手に興味を持つこと」 でしょうか。


「でもさ、”興味がない”のに、”興味もて”って難しくない？」


えぇ、難しいです。

”一生のおつき合いだ”
”気に入って貰わないといけない”
”失礼があっちゃ不味い”

・・・・・・って思い込みすぎると。

だいたいね、どんなに初対面が悪くても、かえって良すぎてもですね、、、、、「どんなに隠しても、いずれ地（本性・人間性）はでる」 のが人間なのです。長い付き合いになればなるほど。

その「長い付き合い」も、一瞬の誠意と根気。

生涯続く、誠意と根気。

そこまで自分がやれたと思ったら、あとは流れのままで構わないと思ってます（笑）それが出来なかったら、それはその時の自分か相手か、感情やら状況やら思いやら、すべてひっくるめて 「流れ」 ってものがあって・・・・・短い人生で、それに固執する必要はないかと。

この「流れ」を人は『縁』と呼びます。育てることは出来るけど、操作することは出来ない、『縁』 というもの。

「縁とは（縁を育てよう）」

「縁とは（かけがえのないもの）」



「相手のお義父さんがとても良い人だったから」 といって、いきなりため口＆敬語なしで肩でも抱いて喋るわけにはいきません。。。。。

ただし、これはあんまり難しく考える必要はないし、最低限の 『礼儀』 さえ守っていれば問題ないですよね。


『相手に興味をもつ』

自分の場合は、根底に「損はしたくない」という思い。その時間を無駄にはしたくない。その時間も、自分の人生を構築している大切な5分、10分、1時間なのです。



自分の場合、一つラッキーだったのが・・・・・お義父さんが気さくな方で、腹もすわっていた方だったのでお逢いしてからすぐに、

「で、いつ頃結婚するんだ？予定はどうなってる？」

「・・・あ。はい、ありがとうございます。」

で話が終わったので、あとはいつもの通りに「興味があること」を質問攻めしておりました（笑）　

職業は、「元海苔師」の方だったんで、どんな工程で海苔は作られるのか、良い海苔と悪い海苔の見分け方やら、海苔の船は幾らぐらいするのか、大きさは、、、、、なんて、”クリエイティブな活動” やら、”職人さんの生き方” に興味があり質問しまくった思い出と、、、、、もちろん今でも、答えてくださった内容はきちんと覚えております（笑）


「自分が興味をもてるもの」をひとつ見つけておくと、あとは簡単ですね。結びつけるだけ。

あとは礼儀として、『勉強不足で申し訳ないのですが・・・・・』『差しでがましい質問なんですが・・・・・』 と間に言葉をはさめておけば、とりあえずOKでしょ（爆）


人はね、自分や自分に関わることに興味を持ってもらうのは嬉しいことです。

こっちが真剣に知りたい。

誠意をもって聴きたい。

っていうのを感じてくれたら、とても気持ちよく喋ってくれます。これは今までお逢いした職人さん達はほとんどがそうでした。

自分はその他に自然が好きなので、自然が好きなら 「木の性質」やら、「作り方」「生活の知恵」など。ポイントは興味がないのなら無理して尋ねないことですかね～


子どもに対しては、『閉じた質問』 と 『開いた質問』というのがあります。

これは初めての東京勉強会で「夫婦の絆」でもお話したのですが、「Yes,No」で答えられる質問は避けておくこと。


以下は「Yes,No」で答えられる質問のたとえ。

「今日の給食は美味しかった？」

「うん。」

旦那さんやお嫁さんだと、

「今日の仕事は楽しかった？」

「うん。」

「今日の子育ては大変だった？」

「うん。」

・・・・・仕事が楽しいか？って聞かれて、楽しくもあり、辛いことがあるのが仕事でしょ（苦笑） 大抵、一言でかえってくるのは 『あ～面倒クセ～』 が隠れてますし、そこからさらに質問重ねても、答えるのがそもそも面倒臭い。。。。。

子育てだって大変に決まってる、、、、、下手をすれば、

「当たり前のことを今更聞くわけ？？」
「なに？大変じゃないとでも思ってんの？！」

「全然、わたしの気持ちや苦労、わかってないんだね！」

最悪、ケンカの原因にもなります（爆）

「どうだった？」「給食の何が美味しかったの？」

これはまだ 『開いた質問』 、、、、少し考えないと答えられないので、会話が成立する。

礼儀としては、

・興味あることを、興味をもって聴く
（「あぁ、興味はないんだなぁ～」ってすぐに相手からはわかる）

・誠意と根気をもって聴く
（聞いたあと、答えをきちんと聴かないと次から喋りたくない）

・答えたくないことは無理して聴かない
（仕事もそうですけど、男にはあまり聴かれたくない内容もある）


分かりにくかったら再度、質問。

自分が理解できているかどうか、リピートして確認する。
（「へぇ～○○なんですねぇ～」と折り返す）



番外編として、子どもは良いとして（信頼関係を築くには話を聴くのが一番手っ取り早い・・・・） 相手が大人の場合、

『こちらの理解度を無視して喋りつづける人』

やら、

『興味がないことを永遠と喋りつづける人』

なんてのも存在します（笑） その時は、こちらから再度、「自分が興味があること」を質問しなおすか、その人の気持ち的な部分（その時、その人はどう思ったのか）を引っぱり出してやれば・・・・・・一応、会話は止まります。

「へぇ～○○なんですね～」
「おぉ、それは○○ですね！」

「・・・で、その時あなたはどう思ったんですか？」

・・・・・ここまで出来れば、初対面の人でもまったく苦にならない。

・・・・・いや、むしろ好奇心を満たしてくれる貴重な存在。

だって、自分が経験していないこと・出来なかったことを、惜しげもなく真剣に話してくださる相手になりますからね。「win-win」 も成立する。

これで営業やっていた時は、事故を起こした相手と警察を待っている間に、その相手から仕事をもらってました（笑）



初対面でよく緊張する人がいますよね？

自分も少なからず緊張します。

たしかに第一印象はその後の印象の6割程度、引っ張る・・・・・とのデータもあるようですが、そもそも本物の信頼関係なんてやっぱり1～2年はかかりますし、その時に「自分はどう見られているか？」 なんて気にされなくても良いと思いますよ。

・・・・そこでテンパって相手に正体不明に映れば、そっちの方がマイナスでしょ！（笑）


「なんて嫌な奴なんだ・・・・」

と思ったり、ブログでも嫌なコメントくれた人が今ではかなり仲良くなった人もいます（昔、「文句あるなら会いに来い」っていったら本当に来た奴が居てですね・・・・（爆））

反対に、

「なんて良い人なんだ・・・・」

って思ったら、すべてが計算づくしの人がいて何となーく、心に大きな穴がぽっかり空いたり（苦笑）


・・・・・でも、これもこっちが勝手に想像や理想を押しつけた形の結果ですからね。

ようは相手を「好き」になりさえすれば、どおってことなんですよ（笑）上から目線で申し訳ないのですが、最後は許してしまう。。。。。。


ただし、基本はどんなに好きになっても、どんなに嫌になっても、あの世にまでいってお付き合いする訳ではないですからね、、、、、悲しいかな、家族であってもこの世であれば人間 「生き別れ・死に別れ」 があるんです。

自分はまだ死んだことがないので、こういう言い方しか出来ませんが・・・・・あとはあの世にいってのお楽しみ。


だから逢えている間に大切にしようと心掛けるのは良い事だし、できれば近くの人からそれを行った方が良い。

んで、心に余裕がある人は近くの人から遠い人へ、順に情を流す。


リアルな人間関係でゴチャゴチャあった人は、死ぬ間際になったらそれも 「懐かしいねぇ～」 っていつか想い出になります（笑）


初対面の人と話す時のコツは、

『ファーストコンタクトは一期一会』。

『ファースト以降の、セカンド・サードコンタクトが続いても、一期一会』。

あとは野となれ山となれ。ってことで（笑）


昔ね、自分はあまりにも頭にきてこともあろうに大切な人に「もういい！知らんっ！」って啖呵をきって部屋を飛び出し、そのまま3時間かけて夜中に歩いて帰った思い出が。

それでも自分は間違ってないと何度も何度も何度も確認して、すればするほどムカつきが収まらず、文句を言いにいきました。


「自分はですね、ここ2～3日、あなたのことを真剣に考えて、思い出してはイライラしてましたよっ！」


って言ったら、きょとんと真面目な顔して

「そうか。そんなに長い時間オジサンのことを考えてくれていたのか。・・・ありがとう。」

と、サクッと言い返されて・・・・

もうあの時の眠れない2・3日の怒りが嘘のように、笑いしか出てきませんでしたけどね（爆）・・・・・・「この人、最強やなぁ～本気で敵わんなぁ～」・・・・・と。一見、情がないように受け取れますが、情が溢れすぎていて良い意味でも悪い意味でもその情に溺れている自分に気がつきませんでした。


これぐらいになったら、初対面とか10年来の知り合いとか、好きとか嫌いとか、どうでもいいんでしょうね～（笑）

ただ生きている間に形は歪でも、こういう情の交換ができる人に巡り合えたのはありがたい話です。10年後・・・・・いや、15年後にはそんなオジイサンになっていたい。

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