「自分らしさ」ってどういうこと？

いきなりなんですが皆さん、 『ジェンガ』 ってオモチャご存じですか？

１人が、もしくは替わりばんこで、木を一本一本抜いていって、壊れた時点でゲーム終了。その人が負けってオモチャ。



「自分自身」や「人生そのもの」 っていうものを考えた時に、いつも管理人が思い出すのがあのオモチャ。



「自分」や「人生」と、オモチャの 『ジェンガ』 が唯一違うところは、「自分・人生」になるとつくっていきながらゲームがはじまっている。かたや「ジェンガ」は最初につみあがったブロックタワーから一個一個抜いていく。

「あぁ、自分はなんて不運なんだ・・・・・」

せっかく真剣に積み上げていたのに、突然横から風が吹いてくることも。


「こいつさえ居なければ・・・・・・」

意図的に（もしくは無意識に）、他人が大事なワンピースを抜いてしまったり。


「なんて自分はいつもこうなんだろう。」

自分のジェンガを集中して組み立てている最中に、隣で組み立てていた人のジェンガがいきなり壊れてこちらに降りかかってきたり。

・・・・・自分のジェンガで精一杯だったのに、巻き添えをくらって一緒になし崩しに壊れたりして（苦笑）・・・・・・また最初からやり直しだよ。。。。。なんてね。



『幸せの形』『愛の形』 といってもその”形”は目にはみえず、人それぞれ。

自分も昔は、「成功の本」やら「幸せの形」、「自己啓発」なんて言葉にアレルギーがあって、もうその言葉を聞いただけでも・・・・・・


「それはあんたの話だろ？オレとは関係ないもん。」

なんて拗ねていた（すれていた？）時期もございましたが、まぁジェンガの高さや形は人それぞれでどうでもいいんですが、


『自分が目指している形や姿』


なんかが近くにあると、、、、、または、その人が上手に組み立てていると、絶対にそれはマネした方が賢いですね。神道でも武道でも、『見取り稽古』 という言葉があるように、見ているだけでもその人の”意識”によっては、稽古になったりします。


自分のイメージする姿は、50歳までは 「ピラミッド」

おそらくこの形が、打たれ強くて上に伸びやすい、上や横からの圧力に強い理想的な形です。


50～65歳までは、今度はそのピラミッドの下を伸ばしていって、まるで湖に映った富士山のように、あくまで”理想”なんですが上下逆さまのピラミッドがイメージであります。


65歳を過ぎてからは、「角が取れる」ってイメージは皆無ですね（爆）


むしろ、角を増やしていってなるべく「丸」に近い形に仕上げていきたい。削るなんて勿体ない・・・・・・こんなちっぽけな人生であっても、そこには時間と精神力が必要だったはず。

角が増えていびつになったら、それを埋めていく作業ですよ（笑）

まん丸い、球体が目指す姿ですが、、、、、人生も折り返しをすぎた今、そんな甘い話はないと知りました。削る時間も勿体ない。


だいたい、自分の好きな人は「歪」な形が多かったりします（爆）

真剣に生きてはきたけど、飛び出した部分も引くにひけず、削りに削られず生きている。

本人は、

「なんて俺の人生、こんなに問題が多いっちゃろうねぇ～」

なんて呑気に愚痴をこぼしながら、その実、削る気さえサラサラ持ち合わせていなかったり・・・・・とか（爆） 本人はどうか知りませんが、傍目からみてるとそういう生き方をしている人の方が輝いていたり、羨ましくみえるんですよね～これホント不思議。


その、尖った部分や、穴の空いた部分、フラットな部分が「その人らしさ」になってくる。これが皆、決まりきった 「球体」　になれば面白くもなんともない。（あ。でも自分は勝手に目指しますけどね（爆））尖ったら、周りを埋めればいいんですよ、その分大きくなるし、尖りが目立たなくなる！（笑）


反対にちょっと苦手な人種は・・・・・・

・ とにかく高く高く積もうとされる人たち

倒れるのは構わないけど、こっちに倒れてこないでよ～って感じ（苦笑）

あと、

・ 倒れるのが怖いから、いつもフラットでいようとする人たち

それから、

・ 人からみた「球体」を目指して、木製のジェンガがいつの間にか削りやすい粘土か豆腐のメンタルになっている人たち


・・・・・これかなり多いでしょ！絶対、勿体ないと思う！！！これだけはホント、時間と神経の無駄使いっ！

自分が「玉」と思ったら「玉」、「球」と思ったら「球」、「石」と思えば「石」、「珠」と思えば「珠」！

人生で自分が「成功している」と感じる人たちをよーく観察してくださいよ・・・・・

これだけは本気で言えますよ、絶対に綺麗な 『球体』 なんて存在しませんから（笑）

天才と言われるエジソンだって、手塚治虫だって、宮崎駿だって、松下幸之助だって、、、、、削ってはないですよ。埋めているんですよ、目立たないように。



これが一人ならまだいいんですよね～夫婦や家族となると余計に難しい。

お嫁さんが読んでいた本の、栞がはさんであったページに 「”母親”である前に、”妻”である前に、一人の”私”である」って書いてあって、それみた瞬間にニンマリしちゃいましたけどね（笑）

・・・・・・うん、これも一理ある。

それがスタートならば間違っていないと思う。

その「私」に固執して、変化がなければどうなんだろう・・・・・なんて一瞬、思ったんですが、「役割」に振り回されっぱなしで疲れている人にとってみれば、「私」の存在を再確認するのも一つの”変化”ですしね。

ありがたいことに実生活はお互いに変化しまくりなんで（これでいいのだろうか？（笑））・・・・・・・まぁ一つの夫婦の形としては、これもありかな～って感じ。


「オレの目指す姿までは、ここの部分だけが欠けているから、ここの部分だけを補ってくれ」


なんて言い出したら、もうお嫁さんから一週間は喋ってもらえませんからね（苦笑）



１人１人が目指す姿、そしてさらにそれが合わさって出来上がる家族の姿。

これを長い年月をかけて自然と ”創り上げて” いくか、自分たちのように晩婚だったので特急で意識して組み上げていくか・・・・・・これが夫婦だと思います。

まぁ、メリット・デメリットはそれぞれありますよ。


地道で（その時にありったけの）誠意や根気が必要な作業に違いはありませんし、より強力に一つ一つのパーツを接着していくには強力な接着剤（愛情や信頼）が必要だし、間違って強引にくっつけてたら、剥がすのが痛いしですね。。。。。


ラグビーで若い子をみてても思うんですが、「こいつすげーなー・・・・・」と思う子は、ジェンガの一つ一つのピースの形づくりに手を抜かない。

一つ一つのプレーの基本がしっかり出来てて、ただ次のピースを積み重ねている”だけ”じゃないんですよね～複雑なんですが、きれいにハマってて、壊れにくいんですよ。

おそらく過程としては、本人も納得いくまで何回も付けては離して、離してはくっつけているから、考えなくても体が覚えているんですね。

・・・・・・・そこだけは悔しい。

ただ痛がって、息があがって練習の途中でグランドを出るおっさんとは違う・・・・・

やっぱり、若さって財産ですね。

とにかく若い人（もしくは若いと思っている人）は外に出た方がいい。組み立てようとしない限りは、なにも分からないまま人生が終わってしまうなんて勿体ない。



時々は、『絵』 を書いてみるのがお薦めです。

頭の中の 『絵』 じゃないですよ～実際に、紙とシャーペンを用意して、自分の今の姿、そして将来の絵を図形にして書いてみる。

ルールは基本的にありません。

思いつくまま、気の向くまま。

尖った部分に丸い部分に凹んだ部分。

あとはそのパーツに、勝手に「名詞」を入れてみる。

「家族」「金銭」「神様」「霊能」「友人」「やる気」「食事」「未来」「神職」「神社」などなど。

右脳がすごく活用できますし、すっごいリアルに今の「自分自身」と「将来の人生」の「ジェンガ」が客観的に観れますのでお勧めです！

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