- 2014-08-13 (水) 3:09
- 霊障
続き。
(まぁいいや。すぐ終わるし。暗くても廊下の明かりで何とかなるだろ)
暗いトイレの中で一番の目的を果たし、手を洗ってさてトイレを出ようとしたその瞬間。
「・・・・ごにょごにょごにょ・・・・」
たしかに声が聴こえるんですよ、継続的に。それもトイレの中からだとビビリますが、トイレの「外」、どうやら”廊下”から聴こえてくるんです、オッサンのぼんやりと響く声が。
「あぁそうか。そういえばトイレの横に自動販売機があったよな・・・・」
トイレの横の自動販売機でジュースか何かを買っているオッサン。独り言にしては話が長いので・・・・おそらく二人かな?そこで半分以上、目が覚めていた自分は考えるわけですよ。
「このまま自分が暗いトイレから廊下に出たら、オッサン達はビックリするんじゃなかろうか?」
いやー今になって考えれば、自分はなんて優しい、、、っていうかお人好しのバカなんだろうか(苦笑)
オッサン二人を驚かせるのはかわいそうだと思って(誰だって暗いトイレから人がふわっと現れたら大声だしたくなりません?(笑))
さらに、こんな夜中にオッサン二人に大声だされると面倒だと思って、しばらく手洗い場でジッと待っていたんですよ。ジュース買うぐらいだからすぐに居なくなるだろうと。
・・・・ところが、いつまで経ってもその声が止まない。
・・・・いや、止まないどころか声が同じ。声からするとどうやら一人のオッサンが全部、喋っているらしい。。。。。
(・・・ん?・・・あ!これは生きた人間じゃないな?・・・・なんだ、幽霊さんか。)
すぐにピンときました。ってか、ピンとくるのなら廊下に出た瞬間に感じろよって話ですが(爆)
自分は基本的に、直接みたり感じたりするのは鈍いほう、、、鑑定時と違って普段は「そっちのアンテナはOFF状態」にしちゃってますので滅多にないんですよね、直接みたり聴いたりすること。
さて、その声の主が幽霊さんだと分かれば、いつまでも暗いトイレにいても仕方ない。
「・・・ごにょごにょ・・・”生きてても仕方ない”・・・ごにょごにょ・・・・・」
(あ~これは間違いないな~)
そうと分かればすぐにトイレを出ます。
ほら案の定、出て右側の自動販売機の前には誰もいない。
んで、ついでに左をみますと、左の廊下はすぐにまた左に折れているんですが・・・・そこで「サッ」と浴衣の白いスソが、折れ曲がった廊下に消えていきました。
(おぉ~これはいよいよ間違いない。が、明日の朝 兄貴に報告しなきゃ。その為に確認、確認・・・っと)
厚かましい自分は、幽霊さんが曲がったであろう角をそっと追いかけて廊下の角から覗いてみる。
はい、やっぱり行き止まり。そこには宴会場の扉があって開いた音もなかったし間違いない。
(さて部屋に戻るか。あ~もう、すぐに寝れるかなぁ~)
なんて考えながら部屋に戻ると、意外とすんなり寝れました!(爆)
次の日起きて兄貴に話すと眉をひそめられ 「も~一人で来れませんやん・・・」なんて愚痴を吐かれましたが、
自分が思ったことは二つ。
ひとつ、「死んだほうがまし」って言い続けているのはいつまで何だろうか、、、少しかわいそう・・・・
ふたつ、普段は直接みないように聴こえないようにスイッチのオンオフの切り替えを訓練して(そうしないと人様の相談にのらせてもらう正式な通信の際に筆が曲がってしまいやすい)いるのにも関わらず、意識がぼんやりしていたので油断していたのか、、、、いや、そういう機会は幾度とございましたが今回ははじめてに近かったんですよね、そういう状態で幽霊さんに遭遇するのは。
だとすると、やっぱり脳みそが半分ぐらいしか覚醒していない時はあの世(霊界)とつながりやすいのか・・・・
・・・実のところ、どっちが正解なのか未だによくわかってないのですがもう人をみて10年以上たってますのでいくらぼんやりしてても早々、油断はしていないと自覚しているので、、、、やっぱり考えられるのは後者かなぁ~??
その後、そのオッサンがどうなったのかは冷たいようですがもちろん、知りません。
でも帰りの車の中でも、その件、そのオッサン幽霊のセリフについて二人でお話したんですが・・・・
「”死んだほうがマシ”って気づいてないんやなぁ~かわいそうやなぁ。いつ気づくんやろ?」
「・・・どうなんでしょうね、、、本人次第じゃないっすかね?」
なんて会話していたんですが、自分はこの世もあの世も”肉体があるかないか”だけでそんなに変わらないと考えています。
だって、ひょっとして自分もそうかも知れませんがよくいるでしょ??「なんでこれに気づかないんだろう」って人。人って人のことはよく分かるのに自分のことは分からないんですよね・・・・
でも人って気づかないと何もその状況から変わらないんです。いえ、肉体をもってる自分たちはさらに「行動」しないと何も変わらない、、、、、あの世もこの世も同じ修行ですが、どちらがハードルが高いかはその人次第です。
ちなみに自分はこの世の方が好き(笑)五感で変化を感じられるのも、この世の醍醐味ですもんね!
まぁそんなこんなで、いろいろと考えさせられる7月の下旬でした。
あのオッサンの幽霊さん、どんな事情があったかわかりませんが何か”きっかけ”があればいいですね。・・・生きた人間に依存していない分だけ(害をなさないだけ)良い人(良い幽霊さん)のように感じましたが。
おわり。
- 次の記事: 霊能者の子育て通信① 赤ちゃんの魂
- 前の記事: 寝ぼけている時は霊界とつながりやすい?①
コメント:9
- 瀬川 14-08-13 (水) 7:28
-
>そこで「サッ」と浴衣の白いスソが、
折れ曲がった廊下に消えていきました。
2回だけご対面した事が・・・
何で幽霊さんって白い衣装なんですかね(透けているんですかね)
そして、何で急いで消えていくんですかね
白は、お棺に入る時の白装束?のため?
知ってもどうこうもないけれど、
素朴なつぶやき、昔から思ってた疑問でした^^;
先日初めて、妹と二人で、亡き弟に、お経をあげて頂いてきました。
父とはタブー?な話で、
と言うか、男親は、忘れているんじゃないかな、とさえ思うんですが
キッカケを頂けて、本当にありがとうございました
お寺の奥様も同じ経験があったそうで、良い心掛けですね☆彡
と、とても温かい言葉を下さり、応援して下さり
幼少期から知っている和尚さんなのですが、
とても温かく迎えてくださいました^^
今後も、続けていきます。
今日はお盆の、お迎え日です。3日間行ってきま~す - 豪力 14-08-14 (木) 14:43
-
村雲さん、(一概には言えませんが)こういうのってなんで逃げるように消えていくんでしょうか?なにか都合が悪いんでしょうか?興味を引きたいのかな〜
さらに哲学的に深読みすれば、村雲さんの意識の反映が少なからずそこに反映されているとか。薄気味悪いなぁという忌避感と、霊がすっと消えていくところが、実はリンクしている、つまり意識の反映なのか??とか。。
心と霊魂の関係は完全に分離しているわけではない??、そんなこともふと考えました。。 - しまけん 14-08-14 (木) 22:00
-
いや~普通幽霊さんの後ろ追いかけたりしませんって(笑)
その幽霊さんもいつか気がつくと良いですね。 - 千恵 14-08-16 (土) 17:11
-
わぁー、私なら失神しちゃうかもなシチュエーション!!
さすが、神仏に愛され守られている村雲さんです♪
尊敬します( ^ ^) - いもこ 14-08-16 (土) 18:52
-
私事ですが思い返すと夜中目覚めてよく金縛りになった時期がありましたが、霊感は無いので疲れた時に金縛りになるものだとも思っていました。それも現象だったのか?ここ十数年は夜中目覚めても全く金縛りにあいません。睡眠に近い状態だとつながりやすいのですね。。。
辛い気持ちを背負いこの世を去ると楽になる訳ではく、気付かずその場に留まり執着になるのは嫌ですね。 - るみ 14-08-18 (月) 21:51
-
寝入りばなとか寝ぼけている状態って怖いですよ!
背中の上部からふわっと何かが入った時も寝入りばなでした。
翌日おかしくて、そういえば昨日の夜に何かが背中から入ったな~と思い出して急いで塩風呂に入ったりしました。
ガクガク - 管理人 14-08-20 (水) 18:21
-
瀬川 さん
亡き弟さんを思い出してくれただけでも、この記事を書いた意味がありました(笑)自分がみた「白」はおそらくここの旅館の浴衣、最後に着ていたものじゃないですかね?たぶんですが。
豪力さん
特別に悪い人ではなかったような気はしてます。「村雲さんの意識の反映」じゃ、いきなり顔のアップだけで出てくる今でも夢にみそうな嫌な思い出の幽霊さんもやっぱり自分が本当は求めていたものなのかな?(笑)
しまけんさん
でも、たんなる見間違えか、本物の幽霊さんか興味ありません??
千恵さん
本当に守られているのなら、一生幽霊さんを視ない人生をおくると思いますよ(苦笑) - 管理人 14-08-20 (水) 18:24
-
いもこさん
「辛い気持ちを背負いこの世を去ると楽になる訳ではく、気付かずその場に留まり執着になるのは嫌ですね。」・・・・・自分もそう思います、おそらくみんな、そんな死に方(死んだあと?)を求める人はいないと思うんですけどねぇ、、、、、あ。一人いました。ウチの師匠はあの世にはいかない。毎晩、弟子一人一人の枕元に立つ。と宣言しておりました・・・・・
るみさん
あ~ごめんなさいね。この記事が刺激になって、同じことが起こらないことを祈ってます。 - るみ 14-08-21 (木) 0:40
-
>この記事が刺激になって、同じことが起こらないことを祈ってます。
ほんとですよ!
読んでから夜がおっそろしくなっちゃいましたよ!(笑)