両想いと片想い

つづき。

両想いと片想い、、、、これは人と人も、神様と人も、どこか似たような関係にある気がします。

両想い（想いが通じあう）や片思い（一方的な想い）

この二つに共通することは、「まずは自分の想いありき」 ということでしょうか。宗教の世界でみれば、たまに 『もうあなた様の思うがままです。好きなようにしてください、導いてください。』 と手放しの全力で「自分の想い＝個」 を捨てている方も見受けられますが、それは ”千日回峰” の修行にしてもしかり、今でもそうらしいですが形として懐に脇差（小さな刀）をもち、命をかけて千日回峰を行う。最後の一週間は一睡もせず、自身の命をかけて目に視えない存在（神仏）に対して己の存在を問う。途中でダメだと判断したら昔ならもっている刀で腹を切る。



これぐらいの覚悟、すべてを投げ打つ覚悟で挑むのが今でも続けられているやり方ですが、、、、、、今の時代では宗教家としてほんの一握りの方々でしょう。

それも、すべてを投げ打っているようですが自分の解釈としては、

「もうあなた様の思うがままです。好きなようにしてください、導いてください。」

・・・・・という想い（個）がある以上は、両想いの条件を満たし、命が助かれば 「通じた＝両想い」 とされ、さらなる自信と威厳をもって世に教えを広めていく。

片や、これが人と人となれば同じことで、

「わたしはあなたが好きだ。」

「わたしもです。」

一方の想い（個・片想い）が二つあって、それが通じ合った時のみ「両想い」が達成される。それが永遠に続くことはないのですが（どっちかというとその瞬間だけ？（笑））それでも、恋人同士や夫婦、または異性以外でも同性同士（友人・同僚）というのは常に両想いになろうとその場その場で努力している・・・・・・・いえば見方を変えれば修行の場に近いものがあります（ただし、この修行を喜びとするのか、単なる苦痛ととるのかはそれぞれの自由、自分はどっちかというと喜びです）「両想いは良いも悪いも自分を磨く修行である」・・・・・・これを忘れた時から、また違う修行がはじまっちゃいます（笑）

「あぁ～あー自分はたくさんの立派な神様とご縁をいただきながら、なぜこんなにしょうもない人間で、しょうもない人生を送っているんですかねぇ～・・・・・・」

なんてアホな愚痴を、若かりし頃はダラダラと垂れまくっていたんですが・・・・・・その度に決まってウチの師匠は、

「それは簡単で、そんな立派な神様とご縁があるのなら何故、その方々に見込まれる人間になろうという考えが湧かんのか。そこがお前さんの残念なところだ。」

・・・・・・なんてお叱りを受けておりました（苦笑）その度に、まさにハンマーで頭を打たれる、、、、、、いやいや、それ以上に冷たい氷で心臓を貫かれる衝撃がございまして、

「え？オレって見込まれているから神様と縁があるんじゃないの？？」

なーんて、とんでもない勘違いをしていた未熟な脳みそを打ち砕くには十二分に破壊力のある師匠のつぶやきでした、、、、、（まぁあれからどれ位の努力や成長があったのかは知る由もないですが（汗））


神様だって仏様だって、想い（意思）はあります。

たかが100年も生きられない人間ごときが、やれ秘密を知った・何かを感じとった・神様に近づいた・依頼を受けた・そのお蔭で自分は人より上にいった・・・・・・・・

と一生をそれで過ごしても、本来の神様の意思とは違いますので（日本の神様の意思とは世の中のバランスをとり、1秒でもこの国を生き延ばすこと。さらに子孫である自分たちが平和で心も豊かに暮らすこと） 鼻でせせら笑って適当にあしらっているのかも知れません。自分たちの興味が視えない世界にあっても、それは単なる「片想い」の域は出られず、それはそれで人間的には決して悪いことではないです。が、神様と「両想い」になる日は永遠に来ないでしょう、、、、、、、片想い、冷たい言い方をすれば ”自己満足のみ” で終わっちゃうわけです。

だったら、「建御雷神（神様紹介⑫）」 の記事の最後の方に戻りますが、『神仏を意識的にも無意識の中でもよく理解されている方に限って、そう視えないものを特別視していない生き方をされている方が多いです。』・・・・・・ようするに、人の心を大切にしたり必要以上の欲を持たず（自分を修める場所を知る）、自然を愛し大切にし、それが当たり前の日常を送っている方々の方が、現実的にはなんの知識がなくとも 「両想いに近い」 といえます。


「両想い」 とは、神と人、人と人にしても同じことです。

時にはこちらの一方的な片想いを、「消す」 のではなく（まず想いありきなので）、「ただ貫く」 だけではなく、時には形をかえたり譲ったりして、相手とのタイミングにあわせる。形をかえたり譲る行為の中では、時に我慢も悔し涙も必要な時があるやも知れません、、、、、、それは日々、生きている自分たちの人生ならば異性だけでなく同性同士であっても、いまさら言われなくても体験している方々も多いと思います。（意思の疎通と、さらに想いをシンクロさせる行為）

・・・・・・これを自分の視野内でしかできない人・相手のことまで想像が出来ない人を ”ストーカー” と世間では呼んだりしてますが（笑） でもストーカーのストーキングとはつきまとったり、忍び寄ったりすることを言うんでしょ？？たとえ片想いでも人を想う心は大切なので、本来はこの訳ではおかしくなると思うんですけどね、、、、、、まぁいいや。

両想いになるとは 『常に自分を省みるしかない』 と思います。

たった一瞬でもその両想いができた時、その時の喜びや感動をいつまでも忘れず胸に刻まれ、それが勇気となったり支えとなったり。次の行動や行為を決定づけたり。たった一瞬の両想い（これが意外と難しい・・・・・）が出来なかった時、自分を押し殺すんじゃありませんよ。さらなる進化、自分の心の形をかえてみたり、譲ったり（省みるということ）・・・・・・今は、人と人では 「相手を変えてやろう」 という無駄な意気込みが多い人もたくさん見かけますし、神と人だと 「相手が直接言わないことを良いことに自己満足で終わったり、昔の管理人みたいに勘違いしちゃったり」 する人を多くみかけますが（笑）

「視えないものに興味がある」って方も、迷いが多い人か体験して真実をつかみたいって人、もしくはそれを心の支えにしたいって人がほとんどじゃないかな？・・・・・・それもまた良し。ただそれだけを追い続けて終わらないようにしてくださいね。

あと、自分のブログ内容を引用したい方はお好きなようにどうぞ～ただし、責任を丸ふりしないこと、できればご一報くだされば助かります（笑）

どっちにしても、日々の人生の中で気づきや喜びがありますことを本心より祈ってます。そして自分の人生も気づきと喜びに満ち溢れた人生になるように、神様だろうが人だろうが、たとえその瞬間でも両想いが多い人生を送れますように頑張ります！

あ。せっかくなので、豆まきや恵方巻、できる人はやろう！豆が散らばったら拾うの大変なので、年の数以上食べる「プチ豆まきもどき」程度で（笑）

、、、ってもう遅いか。

ちなみにウチは、今日は仕事で遅くなって巻き寿司は明日です（汗）

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