- 2013-10-16 (水) 12:50
- 人間関係
先日、久々に立ち寄った居酒屋・・・・・・中学の悪友5人組の集合場所みたいな場所。
入るなり、そこの居酒屋の大将が一言、『昨日はS君が来たばい。家族と一緒に。あれから三回ぐらい来たかなぁ~・・・・・・・』
”あれから” って言葉で思い出した!そういえば ”久々に・・・・” って思ったけど、先月はSと二人で飲みにきたんだっけ。久々に転職の相談依頼で電話もらったから、気になって酒に誘ってみたんだっけ。完全に忘れてた(苦笑)
いつも喋ってばっかりいる自分でも、中学の友達と一緒に酒を呑む時はたいていは聞き役です。なんかもう、あぁでもない・こうでもないと喋りだしたら皆、長いし。会社の愚痴から家庭の愚痴。持論の展開・・・・・・・・自分を含めみんなそれぞれ、独特な一家言をもった癖のある人間ばかりなので、論破するのもややこしい・・・・・・なので結果、ここでの立ち回りは 『相手の話をまったく聞かない。言いたいことだけ喋る』 が一番よい結果をもたらすことを、24年の付き合いで学びました。
「ねぇねぇ、お前やったらそんな時どうする・・・・?」
「・・・・・知らんよ、そんなもん。」
「そうやろ?オレはその時さ・・・・・・・・・・」
まぁ何をいっても初っ端から話を聴かないわけですよ。間違って質問に答えようものなら、そこから揚げ足をとって論破する。論破することによって自分の正統性を主張する。Sとはこれの繰り返しの24年、、、、、、、まぁそれでもこっちも話を聞いてもらうこともあるし、Sは人間的には最悪だけど社会的にはかなり出来る男でいろんな会社にヘッドハンティングされれば、そこの地域でかならずトップのMRになれる男です。
先月は確か・・・・・いや、先月も確か、会社と家庭、母親への暴言だったかな・・・・?
そのSが家族を連れてあれから3回も居酒屋にご飯食べにきたって聞いた時、なんだか無性に嬉しくなってしまいました。
あれだけ聞き別けのない男が、どれぐらい有能かをいつも鼻にかけてる男が、福岡一負けず嫌いの男が、どれが正しいかよりいかに論破するかに人生の情熱を賭けてる男が、家族と一緒にご飯、、、、、しかも連続して3回もですか・・・・・・。
(あいつはあいつなりに頑張ってるんだなぁ~・・・・・・)
そう本人に伝えると、きっと 「これが当たり前なの!家族を持ってる当たり前の責任ってやつなの!だいたいお前は中学の時から無責任男だったから、そのまま育って今のお前が当たり前で、周りに甘やかされてこんな大人になりやがって・・・・・・・」 ってグチグチ説教がはじまるだろうから言いたくはないけど(笑) それでもそんな情報を小耳にはさんじゃうと 「よし、次は少し真剣に話を聴いてやるか・・・・・・・」 的なやさしさに充ち溢れた温情がわきあがってくるわけですよ(苦笑) ・・・・・・・まぁ、また誘っても愚痴と説教で終わるんでしょうけどね~
でも自分はこういった瘦せ我慢というか、虚勢を張りながらでも蔭で真剣に考え、不器用ながらでもきちんと実行している男が大好きなんですよね(笑)
あいつはあいつなりに、今の地位や家庭を両立させて育てようと努力している。
正直、ハードルは高いですよ・・・・・・なんせ性格が悪いですから(爆)
自分から言わせれば、その性格さえ少し正せばもっと潤滑に物事は運ぶと、もうさんざん言い続けて言い続けて言い続けて・・・・・・・・・・
でもプライド高いから努力しているのさえ人に見せない。だから途中から意見するのをやめました。たぶん、見せて同情されるのを一番嫌がるタイプの男なんでしょうねぇ~・・・・・それを時々、痛恨の一言で黙らせるのがまた楽しくてしょうがないんですけど・・・・・・・ふふふっ・・・・・・・
でもきっとあいつのことだから、その高いハードルをまた涙をこらえて越えようとしているんだろうなぁ~昔、Sの奥さんからこっそりと、「中学時代の一番の友達と聞きました。主人をよろしくお願いいたします。」 といわれ、(かなりの年下なのになんてよくできた嫁さんなんだ・・・・・)と感動してしまったツケがこんなに続くとは(苦笑)
中学の時、家が50mも離れてなかったので毎朝迎えにいってた記憶。
高校が変わっても、土日には夏のクソ暑い中泊まりに来たり行ったりして朝までゲームしてた記憶。
Sのマンションの非常ベルをなぜか何も考えずに押してしまい、慌ててあいつの家に靴のまま飛び込んで、Sの母親に氷のように冷たい目でみられた記憶。
「煙草がない」と夜中にウチにきて、当時は携帯もなにもないから二階の自分の部屋に石を投げたら、ウチの親の部屋の窓にそれが当たってウチの親にやかましく怒られてたSの顔・・・・・・・・ぷぷぷっ・・・・・・・今でも笑えてきます。
自転車通学を禁止されていた中学時代、それでも二人乗りで学校に通ってみつかって職員室の隣の部屋で、体育の先生総出で殴られるやら蹴られるやら、、、、、あれもたしか一緒にいたのがSだった(笑)
そんな時もSは人の失敗を笑い、自分の失敗は虚勢をはって何でもなかった顔をしてましたっけ・・・・・・・人の性格って根本はなかなか変わらないんですね、きっと。
そんなSでも変わろうとしているのか・・・・・・
いつも話を ”聞いてやってるフリ” をしている自分も、まだまだ変わらないとですね。
よし、今日もがんばります!
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コメント:2
- いひろ 13-10-17 (木) 19:46
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日々いろんな気付きから、頑張って変わろうとしても人ってなかなか変われないですよね。
少し油断すると、変わろうと決意した時より退化してたり…^_^;
でも、その様々なもがきから気付かない内に、ほんのわずかでも成長はしてると思いたいかなー。 - 青いカーテン 13-10-19 (土) 11:25
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しきたりや体裁やもいろいろ栄養になるけど、もしそれだけあったら弱ってしまうな、人間は。
いっぱい言って、いっぱい口で美味しいものを頂いて味あわなくっちゃそしてちょっとスマシテ控えたりもしてみたり楽しんで。
そうしたら、神様仏様、様々に口に出してお祈りするときも、自分の力が出せてね、神さまたちもそんな風にできる私たちを喜んでくださるかもーとか思います。