- 2013-08-20 (火) 1:53
- 教訓
「8月も早かったなぁ~」と思いつつ(まだ終わってないけど)ぼんやりと浮かんでいる月を眺めています。
暑い、暑いと毎日の中で自分の想いを修理固成しつつ・・・・・・気づいたらお盆が来てて墓参り、高校野球の話題がちらほらと話題に上がり、終戦記念のサイレンが鳴ったかと思えば所用で広島、そしてリアル村雲村の今後、、、、いや~ホント時間が経つのが早いですね・・・・・・
先日受けた、心理学のセミナーでおもしろい話がありました。
ご存じの方も多いとは思いますが、「マズローの欲求5段階説」によると、人間は
・『生理的欲求』
・『安全欲求』
・『所属・愛情欲求』
・『承認・自尊の欲求』
・『自己実現欲求』
この順番に、欲求をみたしていこうとします。しかし、幼児期の体験や現在の自己に期待する要求の高さや「達成期待の程度」 で、中には段階や経験を踏まず、いきなり 「階段をひと飛び・ふた飛び」 してしまう人もちらほらと、、、、、結果、フラストレーションの反応もさまざまで(障害優位・自我防衛・要求固執)から、『攻撃的行動』 『退行的行動』 『異常固着行動』 などなど・・・・・・いやぁ~これは勉強してよかったと思います。ここ数年で、自分がした経験の中でも、また現在進行形の中でもうなずけることが多すぎて(苦笑)
あ。経験のなかで段階を踏んでない方も焦る必要はありません。限りある人生のなかで、ゆっくりと ”確実に” 踏んでいけば問題ないと思われます。(それも文字の世界だけじゃダメよ、リアル(現実)でね~)
その中でも面白かったのが、『成長や成功』 に関する 「達成動機」 の原理。
これは、
・『接近動機づけ』
・『回避動機づけ』
に分かれておりまして、簡単に説明すれば 『接近動機づけ』 は成功へ近づこうとする動機づけ、一方の 『回避動機づけ』 は失敗をさけようとする動機づけのことです。
「へぇ~心理学って、なかなか面白いやんっ!!」って感動している時に・・・・・・・ここで、ふと我にかえって気づいたことがありました。
「・・・・なるほど、自分は 『回避動機づけ』 の装置がぶっ壊れているのか・・・・・・」
と。これね、両方の動機づけがあわさったもので普通は「動機づけ」が決定するんですけどね・・・・・・・セミナー中の、グループワークをやってる最中、他の人の話を聞いてて、「この人たちは頭がいいけど、”教”(「それが、”道”。」)が多いんだろうなぁ~」 と感じました。その中でも、自分が 「教と道、8:2」 なら 「教と道、80:20」 と、おそろしく行動力があって、知的で落ち着いた人も多数いて・・・・・・・・・・いろんな経験をされてる人はやっぱりすごいなぁ~と一人で感動しまくってましたけど(人間ってやっぱり面白いですね。全国からいろんな人が来てましたけど、やっぱり仲良くなるのは意外と同じタイプの人間同士がくっつきやすかったりする。これもみてて勉強になりました)
・・・・・一人一人の発表の場があって、ここぞとばかりに好き勝手しゃべってたら、、、、、他人からの指摘によると、管理人はどうやら「人間性が偏ってる」らしいっ!(爆)
「それ、おかしくない?」
「いや~福岡の人はみんなそうですよ。」
と、面倒だったので適当に答えておきました(笑)
自分はたまたま興味があって(また”勉強会”というのもを受ける立場を味わいたくて)、フラッと一人旅もかねていってみたんですが・・・・・・
『心理学』、カウンセラーを目指してる人も、目指してない人も、心理学は勉強してみる価値はかなりありますよ!できたら本なんかよりも、参加した方が楽しいし、わかりやすい!!!思いつき参加でしたが、あまりの質のよさにビックリでした、、、、、自分の足りないところもいろいろと学べたし(心理学の唯一の欠点は、出てくる心理学者の名前や、「○○説」 が多すぎる(汗)あれ、覚えないといけないんですかね・・・・・・)
でもね、やりますよ自分は。
心理学の勉強はためになったけど、どんな学があってどんな知識を仕入れても、結局人間はやるか・やらないか、だと思うんです。
人間、生きている内は圧力があり、本来もっているホメオスタシス(恒常性、均衡のとれた安定)を求める心があり、抑圧があり、反動形成(無意識に抑圧されている強い衝動に対して、意識面でそれと正反対の傾向を形成することで抑圧を強化する。自分の弱さを人に知られたくないし、認めたくないので他の極端に走る行為)があり、内発的動機づけがあり・・・・・・まー知れば知るほど、奥が深いことからどうでもいいことまで、いくらでも勉強はできますよ(笑)
そしてそこに、最初に書いた「マズローの欲求5段階説」の最後にあった、『自己実現欲求』。
この最後の 『自己実現欲求』 で受けるフラストレーション、ストレスや葛藤は人間、死ぬまでなくならないそうです。
・・・・・・・なぜなら人は向上しようとし続けるから。
それがあるから、人間。やっぱり人間は愛すべき生き物だと思います。こんなにも複雑で繊細で、意味不明で興味深い生き物なんて存在しない(笑)
あとはストレス・マネジメントを上手におこない、その時々で 「オプティマル・ストレス」 を維持していくこと。
「オプティマル・ストレス」 とは過少でも過剰でもない適度なストレス、一番効率がよく意欲的で心身ともに充実できるレベルのストレスですね~「ストレスは人生のスパイスである」とハンス・セリエさんがいったように、ストレスがあまりにもない状態は、むしろ意欲低下や感覚鈍化を引き起こし、また違ったイライラや不安や不眠を生むらしいですよ・・・・・・・人間って、ほんっっっとないものねだりも甚だしい(苦笑)
いいですか皆さん。もしも、神様が今夜あらわれて 「ひとつだけ願い事を叶えてやる」 っていったら、「すべてのストレスから解放してください!」 とか間違っていっちゃダメですよ~その時は、「オプティマル・ストレスを適度にください!」 が正解です(笑)
まぁ一般的な傾向は、今の日本人は時代の流れなのかストレスを発散させるのがあまり上手ではございません。
これなんかも参考にして、「トラウマの克服と治療② ストレス・不安のメカニズム」 月にむかって、みんなで一緒にオプティマルな雄叫びをあげましょう!(笑)
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コメント:5
- kabosu 13-08-20 (火) 15:42
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そーです。
心理学は奥深いです。
◯◯説や学者の名前は覚えなくていい…と思うんですが、知っておいた方がいい時もあります。
人は知識を持っている人に弱く、裏付けされた知識を持っている人に信用を置く傾向がある…と思うからです(勝手に思っています)。
そして、割合は分からないけど”道と教”。
加えて”情”。”道と教と情”。
これが分かりはじめた私達です。 - ききょう 13-08-20 (火) 22:40
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こんばんは。
今夜もお月さんは綺麗です。
心理学の事はよくわかりません。ただただ、世の中には、いろんな人がたくさんいます。私はいろんな人と関わることで学べるんだと思ってました。
考えを客観的にとらえたり、整理をしたりするのに、心理学を知っているのと知らないのでは違いがでそうですね。
最近の私の心情は、吠えはしてないけど、見えない土俵でおすもうさんのみたいに、ドスコイ!と気持ちの四股を踏んでいます。なんだかどんなことにでも立ち向かっていけそうです。 - フウト 13-08-21 (水) 22:11
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こんばんは~
心理学はほんと面白いですよね~、ただあくまで統計学ですよね、絶対的ではないと思ってます、大事なのは知識を鵜呑みにするのではなくどう応用するかじゃないかな~、知識を鵜呑みにすると先入観が出てしまうので危ういところもありますね(笑)
この先入観鑑定の邪魔になりませんか?ちょっと心配です(;^_^Aまあ、村雲さんならそこら辺はくべつできるかな?(笑)
心理学や心療内科なら「ゆうきゆう」って方の本が面白いと思います♪私はマンガの方しか見たこと無いけど笑いながら知識を吸収できますよ♪ - 管理人 13-08-22 (木) 13:05
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kabosuさん
道と教と”情”・・・・いや、改めて自分も学ばせていただきましたよkabosuさん。もう、道場作ったら額縁に入れる言葉が決まりましたね!(爆)『道・教・情』 これでいきましょう!
ききょうさん
いい感じじゃないですか、ききょうさん。自分は土俵にあがったからにはすでに試合がはじまっちゃってる血気が多すぎて・・・・・しばらくは冷静に土俵を降りて、もう一度ストレッチからはじめることにしました(苦笑)まぁそれでも、一度上がった土俵から下りられただけでも”成長”としておきますか・・・・・・・タイミングって難しい。。。。
フウトさん
そもそも、「心理学」という学問そのものに「科学的であること」という定義があってですね(『論理的整合性』『客観性』『予測可能性』『実証性』)現代の心理学は、それらを勝ち抜いてきた、つわもの揃いなんですよね(だから血液型は心理学という分野には入りません。)・・・・・ただ、いつの時代かひっくり返されるかも知れませんが。その”理論”?というか、”概念” の枠組みを学ぶことは、とても重要なことだと思います。この学問の前では、「先入観は大丈夫?」という疑問は、「数学勉強したいけど、先にかけ算おぼえたら頭がパンクしない?」 っていう疑問に等しいぐらいですよ(笑) - フウト 13-08-24 (土) 23:25
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村雲さん
お返事遅くなりました(;^_^A
やっぱり村雲さんはちゃんと理解されてるようですね♪良かったです♪
心理学が科学的なものを軸としているからこそ統計学を持ち出しました、特に心理学は自然科学ですからね、自然科学事態が統計学を基礎的なものにしてます、そして統計学であるなら絶対的ではないと言うこと、村雲さんの言う通りいつか覆されるかもしれない、そこが理解できていたら先入観にとらわれることなく多角的に見れますもんね♪
正直心理学は知識の深さによって先入観の度合いがあると思うんですよ、私のような心理学や心理ゲームが好きなだけで少しだけかじっている人は先入観がバリバリだと思うんですよ、きちんとした理屈(概念)を理解しないと知識に振り回されてしまう(;^_^A
面白そうなので今度村の方でクイズ出しますね~♪