- 2013-08-21 (水) 2:59
- 神社
摂末社(摂社・末社・本殿)を参る順番、、、、今、この質問が結構多いので、改めて記事にさせていただきます~皆さん、神社に参拝される時 わりと摂社・末社(あわせて摂末社)から本殿から拝殿、中には狛犬さんから道祖神塔まで・・・・・「どの順番で参れば失礼にならないの?」 と考えられてらっしゃる方もおおいと思います。特に摂末社がずらーーーーーーっと並んだ神社なんてのは多いと思います。
が、これはもう順番は気にされなくて結構ですよ(笑)
そこまで正式な順番というものは存在しませんし、好きな神様から祈っても、最後のとどめに大好きな神様をもってこられても構いません。ちなみに管理人の場合は・・・・・・・・あ、その前に摂末社の説明を。
鳥居をくぐり、神社の左右や裏手にまわれば・・・・・・・ずらりと並ぶ、”プチ神社”的な存在の摂末社に気づく経験、一度や二度はあるはず。
ちなみに、
『摂社(せっしゃ)』 ・・・・ その祭神と縁の深い神々(親子や兄弟、またこの神社を祀る前にその地にいらっしゃった神様方)を祭ったプチ神社
『末社(まっしゃ)』 ・・・・ 上記の「摂社」以外で縁のある神様方
と、簡単に別ければこうなります。これを合わせて摂末社(せつまっしゃ)、または 『枝宮・枝社(えだみや・えだやしろ)』 と呼びます。後者の場合は祝詞の中で使われることが多いです。
縁の深さも関係し、境内の神々様に上位・下位をつけるとすると、
本殿>摂社>末社
の順番となります。たまに 「あれ?末社に”天照様”が祀ってある!この神様が一番、この国で偉いんじゃないの??」 と疑問におもわれる方も多いとは思いますが、「偉い・偉くない」 ではなく、あくまでも本殿(その社の主祭神様)に縁が深いか、それほど深くはないかで摂末社の位置づけが決まります。
管理人の場合、ご用がある時(祈りの目的がある時)は割とストレートに本殿へ。
ご用がなく、ただの(?)参拝であれば摂末社の神々様にご挨拶をして最後に本殿に祈る場合が多いかなぁ・・・・・・・・・・・・
・・・・・この、「場合」というのが正直、行き当たりばったりというか(汗)その時の雰囲気でいろいろ変わったりします。弟子入りしたての頃は、正式な挨拶を覚えるために一社一社、一合瓶のお酒を持参して天津祝詞を三回づつ挙げておりました。そして最後に 『本殿』 が多かったかなぁ~
それがある時期から、「御用があるのは中心の神様だけだから。」 という理由で(決してお酒と時間を惜しんだわけではありません(苦笑)) いきなり中央の本殿へ。
・・・・・・かと思えば、ある神社についたら 「ここは周りの神様の力が強いから、まずはあいさつから始めんとな・・・・・」 と摂末社から・・・・・・・・・・
「・・・・・えぇ・・・そ、そうですね・・・・・・」
「ルールより感覚で覚えろ的」 な指導の元、正直、ケースバイケースです(汗) ただし、師匠と行く時はかならず、『一升瓶』(本殿用)、『一合瓶』(摂末社用)と合せて一升瓶が1~3本、一合瓶が10~15本を用意して参拝しておりました(これは ”一社につき” です)
だから、「今日は一日、3社ご挨拶に行くぞ~」
的な話になると、単純に上記の本数を3倍した数を車に積むことになります・・・・・・・・・。
ありがたいことに、ウチや師匠宅のお客さんは丁寧な方が多く、手には一合瓶をもって神棚にお供えしてくださった方も多いので、神様にお断りを入れてそれを代用として持参させていただくこともしばしばです。(師匠の家なんか、一部屋ぜんぶいただいたお酒の部屋が今でもあります(汗)たいてい、全国のお酒は師匠宅で飲ませてもらったんじゃないかと思うぐらい・・・・・・・)
あまったお酒は持ってかえっても自分が飲むだけなので、狛犬さんの足元に置いたり、なんか知らない塔があればそこにお供えしたり。(ちなみに”道祖神塔(庚申塔)” は摂末社あつかいでした)
最近は、丁寧な神社なら 『参拝順路』 を立札を立ててくれているところも多いようですが、基本的にはバラバラ、、、、、「ちょっと寄らせていただきますよ~」 的な参拝の時は、自分にご縁のある神様や、好きな神様。縁を結ばせて欲しい神様”だけ” にお酒を置いて祈っていく場合も今ではございます。
「差別はいかんなー、ちょっと失礼かなぁ、、、、(汗)」
と思った時には、お賽銭をいつも以上に入れたり、、、、だとか。
あれって、なんか不思議と一社置くと全部おかないと失礼な気がしてしまって・・・・・・結局、足りなかった分(あと一社分、一合瓶が足りないっ!)とかなると、気になってまた買いに走ったりもございました(笑)
正式参拝の時は、神社の神様そのものにご挨拶する前には山神様供養(「山神様(さんじんさま)とは」)をかならずさせて貰うのですが、ある神社では・・・・・・
「あれ?師匠、山神様の供養はしなくていいんですか?!」
「あ、バカ・・・・口に出してしまったな・・・・よし、やろう。お酒とお茶があっただろう、あれを持ってきなさい」
てきなノリの神社もございました(笑)まぁ師匠がおちゃめといえばそうなりますが、ただ眼には視えないだけでかならず耳をすませて聴いていらっしゃる方々もいるってことです。
書いてあまり過剰に反応してほしくはないのですが、その人の心にそった視えない方々がいらっしゃったり、降ってきたり・・・・・・手をあわせる一瞬だけは、心を素にして祝詞をあげましょうね、皆さん。
あとは一人よがりでウンチクだけ募らせないように、お願いたします。。。。。
『この道をいけばどうなるものか危ぶむなかれ 危ぶめば道はなし踏み出せばその一歩が道となり その一足が道となる迷わず行けよ 行けばわかるさ』 by一休
そして、異常が起きても
『あわてな~い、慌てない。一休み、一休み♪』
です(笑)
コメント:4
- 日次月次 13-08-21 (水) 17:14
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参拝順序、気になってました(^^;
お酒以前に、お賽銭が足りなくなって・・ということもよくあります。
「ごめんなさいっ!」とお詫びしてお参りしてますが
これがなんとも心苦しい感じで(苦笑)
先日の伊勢の神宮のときは、さすがに次の機会がいつになるか
わからなかったので1000円にしてきました。
(みなさん、普通小銭ですよね?(汗))
というわけで、お賽銭はちゃんと用意していきます! - さっちぃ 13-08-21 (水) 20:51
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ちょうど2日前に、大神神社にご挨拶して来ました!
お参りの順序、気になっていたのですが…自分自身に納得させながら(笑)の参拝で(^^;;
村雲さんのこの記事、本当参考になりました!
ありがとうございます。
私もいつもお賽銭のみでお供え物持たず。
今回は、参拝後の帰り道に神社近くのお店にお供え用のお酒セット等販売してるのに気付く始末(^^;;
神様も苦笑いしてるでしょうね(笑) - 管理人 13-08-22 (木) 13:10
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日次月次さん
恥ずかしながら、、、、、自分はいつも小銭です(苦笑)昔、ある人と一緒に神社にいって、その人が式年遷宮で2000円寄付するのみて、「・・・・・・。」 なぜか張り合ってしまい、がんばって同額納めたのは良い思い出です(爆)
さっちぃさん
おぉ、大神神社ですか・・・・・・暑かったでしょ?(笑)まぁモノより思い出・・・・じゃなく、モノより真心です。ようこそお参りくださいました~ - 林通広 21-02-09 (火) 14:43
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教えて下さい。
摂社・末社の神様は、ご本殿にいらっしゃる、という話しを伺った事があります。
これは、神社によるのでしょうか?
やはり、基本的には、摂社・末社にいらっしゃるのでしょうか?