昔昔・・・・・・時は造化三神がこの世に生まれた、その少し後の話です。
いざなぎの命・いざなみの命が丁度、天沼矛をグルグルと回しいろんな島を作っていた時のお話。『天沼矛（あめのぬぼこ）』 によって、たくさんの島が出来る中、滴り落ちる雫の「澱」とでも申しましょうか、静かにそれは底にたまり、「島に成りそこなった雫」は二神の気づかぬ間に、それはさらに深い深い、暗い底の方で新しい世界をつくり上げておりました。丁度そのころは、造化三神も御親の神を導くのに精一杯、また二柱の神も島を作る（国産みの話）のに精一杯だった時の話です。
底の底・・・・・・見渡す限りの漆黒の「闇」。
国づくりで賑わう天上界とはうらはらに、底の底の部分でそれは静かに形を成し、この世ともなりえぬ、この世となり損なった部分は誰にも気づかれることなく・・・・しかし確実に誰にも気づかれず、その世界はひっそりと形づくられて作られていくのでした。
その間にも、天上界では造化三神の導きによって御親神が創る世界がどんどんと進み、たくさんの島が生まれ、たくさんの神が生まれます。いえば「神界」と呼ばれる世の創世紀ですね。二柱の神様は紆余曲折の中、修理固成をつみかさね次第に界をつくり、そして「天ノ益人等（あめのますひとら）」が次々と生まれてまいりました。その内、いざなぎの神は黄泉の国へいざなみの神を一目みたいと禁を犯し、ついに二柱の神には決定的な溝ができてしまいます・・・・・・・・・・・・・
「自分が悪かった。海に入って”禊”を行おう、、、、、、」
いざなぎの神は小戸のあはぎ原にその身を浸し、祓戸の四神柱の神に言の葉を伝え、自分の反省と共に己の行いを恥じ、、、、、、そしてその罪と穢れは四神によって見えない世へと流されます。
その罪や穢れはどこに持って行かれるのか・・・・・・・・・？
流された罪穢れ、実は”無”になることはありません。
罪穢れはどこにいったのか？
・・・・・・・・そうです、消えることのない「罪穢れ」は天ノ益人等が住む世界の底の底、黄泉の国とはまた違った世界、『底の底の国』 へと流れ、さらなるヘドロとして積み重ねていかれたのでした・・・・・・・それがわたしたちが日ごろ口にする 「魔界」と呼ばれる世界です。
つづく。
村雲の自己満足ではありますがモチベーション維持の原動力になってます。
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コメント:9
- とらねこ 13-03-09 (土) 0:12
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久しぶりに心洗われました。ブログを読みながらすっきりしました。
忘れていた昔を思い出しました＾＾
楽しく読みました。ありがとうございました＾＾ - hatadesu 13-03-09 (土) 0:14
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村雲さんありがとうございます〜☆*:.｡. o(≧▽≦)o .｡.:*☆
待ってましたー、神様のお話。
鑑定でお忙しいなか本当に、ありがとうございます。
あかん、テンション上がって眠れないかも
ヽ(；▽；)ノ
つ、つ、続きが…は、早く読みたい…ヽ(´o｀； - 北斗七星 13-03-09 (土) 1:51
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やーーっ！！
久しぶりの神様物語ぃーーーっ！
うれしー！（＞＜）ワクワク - 尭 13-03-09 (土) 2:23
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こんばんは、村雲さん。
魔界の話、待ってました。
魔界の方々の様子を知りたいと思っていたから楽しみです。
でも無理しないで下さいね。
あと、魔界の女王様の詳しい御話も書けたら書いて下さいね。ではでは。 - はに丸 13-03-09 (土) 8:03
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管理人さんおはようございます！
京都鑑定おつかれさまですｍｍ
神様物語、続きがすごく楽しみです！
底の底にたまったこの世となりそこなった部分…
という言葉で”白面の物”を思い出してしまいました～
まだ１話目なのになんだかもう切ない!!(>_<)
うしとらもっかい読まなくっちゃ。
管理人さんは読んだことありますか？もしなかったら
とても面白いので是非読んでみてください^^ - 梅雨前 13-03-09 (土) 11:50
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罪穢れの決して消滅はしない、でも遠く遠くへ流される…そういった感覚って何か素敵ですね。成長した私も昔の私の穢れと何処かで巡りあったりするのでしょうか(楽しみです)
- 神奈 13-03-09 (土) 12:25
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今日は。
京都出張鑑定お疲れ様です。
実は私、神様物語初めて読みました←
続きをわくわくしながら、今までの神様物語をのんびり読んでいきたいと思います^^
あ、あと、今日は勉強会の日ですね。
夜を楽しみに待っております。 - りょう 13-03-09 (土) 14:08
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こんにちは､管理人さん｡
待っていました｡
お疲れと思いますが…
つづき楽しみにしてます｡ - 緑の風 13-03-10 (日) 23:03
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今日はね…
しんみり２年前のあの日を思い出しちゃったよ…。
誰もが、あんなことになるなんて思ってなかったよね…。
あの日…。
たくさんの命が波に消えた…。
心よりご冥福をお祈り致しております。そして1日も早い復興をお祈りします。
