- 2012-07-21 (土) 15:39
- その他
つづき。
少し話は変わりますが、最近は以前にも増して「霊障」に関するご相談が多いような気がします。皆さん、霊障をみたことがありますか?「霊障もどき」じゃないですよ・・・・・本物の「霊障」です。おそらく普通の生活をしていれば、見ることはありません・・・・完全な定義は存在しませんから。ご自身やご家族、近しい他人に対して 「これがもしかして、霊障ってものじゃないの??」 と疑ってみても、他の霊障や本物の霊障とは比べられないから霊能者が判断するしかない。本当の霊障は・・・・・種類も軽いものから、重たいものまでそれぞれ。ご相談頂く、「霊障」と呼ばれる障害の中で、本物の霊障は1割あったら良いほうです。
自分は無理に結びつけるつもりはありません。
それがうつ病なら精神科に行くべきだし、ましてや自分はカウンセラーでもない。自分が関われる範囲は、「本物の霊障」に関してのみ。不完全な、本物の霊能者ですから(笑)
ただし、この本を読んでいて感じたことは、あまりにも極度のストレスから解放されずに苦しんでいる状況が、どこか今まで霊障だと思い込まれていた方々の症状に似ているんです。
「急に目つきが変わった」「ある時から常にイライラしている」「○○が視える」「○○が聴こえる」「仕事を辞めて部屋から一歩も出ない」「感情の起伏が激しい」「急に金遣いが荒くなった」「お酒を飲まない人だったのに飲みだした」「飲んだら暴れるようになった」「胸が苦しい」「息がしずらい」「夜、眠れなくなった」・・・・・・などなど。
これら上記のものは、自分が霊視してみて 「あれ?幽霊さん関わってないんだけど・・・??」 となった一例です。もちろん、すべてがすべて勘違いやうつ病・ストレスやトラウマだけで済ませられる問題ではありませんし、関連付けるのは自分の職業にとって危険なことです(餅は餅屋ということです)そして、症状の「重い・軽い」で霊障でないかそうかを決めるのは早計です。
たとえば、「瞬きの回数が多い」がドライアイではなくて本物の霊障である時もあれば、「襲われる夢を3回連続でみて朝起きたら夢で襲われた部分が赤く腫れ上がっていた」が霊障でない場合もあります。霊障は「事実・現象の重さ」では決してありません。
・・・・・ですが、限りなく近くて違うものには間違いないです。
そして、最近多いのが(村雲からみて)一風変わった信仰者の方々たち。
「神様の声がきこえる」「神社にいけば必ず光がさす」「今を耐えれば、必ず導きがくる」「今は神様に与えられた試練の時」「何事にも都合が良いように理由をつけたがる」「聞いておいて結局は自分が信じたものしか信じない」・・・・などなど。
・・・・これも種類もさまざま、一長一短でもありますが、そこまで悪いこととは思いませんよ。本当にそういうお知らせがあるやも知れませんし、(神様のお考えなど思いもよらないので、自分はこの手の話を聞かされても「ほぉ、そうですか。」としか答えられませんが)・・・・下手にこの思想に依存すれば、(のめり込めば)現実に変化はもたらさない事に気づくか、ますます本当の信仰や信心から遠ざかる結果になります。ただし、実のところ”嫌い”ではありませんし、否定もしません。そこが難しいところになるのですが、なぜならこの考えは日本人に共通する『視えないものへの畏怖や恐れ』 から発していることが多いからですね。(重要視するのは、現実的な現状や結果ですが)時には”心の支え”ともなり得るものだからです。
この「人生を変えるトラウマ解放エクササイズ」の著者であるデイヴィッド・バーセリさんは著書の中で”スピリチュアル”や”宗教”に触れ、こう書かれています。
『スピリチュアル』
人生から「自分を切り離す」ことこそ霊的(スピリチュアル)な到達点だと思っている人も大勢います。「覚醒する」とは自分のアイデンティティを自分の周りにあるものから得るのではなく、自分の中の深い場所に発見することです。私が語っている現象は、超越するということですが、それは空想的な概念ではありません。現実を超えた次元を知ることではなく、今、この瞬間の現実の生活に100%浸りきるということなのです。それは自分が澄み切った感覚であり、そこでは物事の中心、つまり自分自身の心と他の存在の心が見えるようになります。
驚いたことに、この内容は自分か感じていること・ブログで書き連ねてきたものとほぼ同じ内容です。「神様は日常の中にいらっしゃる」という考えは未だに変わっておりません。ここまで分かり易く、しかも簡潔に言葉にされているなんて・・・・・・・正直、ちょっとショックでした・・・・・・・・・・・。
ストレス・不安・トラウマと霊障を安易に結びつけるのは危険すぎます。が、スピリチュアルブームが去った今、それでも霊障と思い込み生活に支障をきたしている方々も多く・・・・自分たちはここでもう一度改めて、『霊障やスピリチュアルの捉え方』について”影響される側”もここで改めて考え直す必要もあるんじゃないかと思います。
これで霊能者巡りをされても、言われることがすべて違う。もしくは相談もできずに内にこもってしまえば、どれほど人生に無駄が出てくるのか・・・・・・考えただけでもおそろしくなる。
次は、「宗教」についてです。
つづく。
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