屋敷祓いと神棚奉鎮祭

屋敷祓いと神棚奉鎮祭、、、もう慣れてもおかしくないのに、やっぱり緊張しますね・・・・・・箪笥から装束をとり出し、念の為に再度、着付けの確認。装束に烏帽子・笏（しゃく）、、、神職の三種の神器と言えばこの辺りになるのでしょうか。装束も斎服・袍・単・浄衣・差袴、紋入り紋無し。烏帽子も４種類ほどございまして、自分が使っているのは持ち運びに便利な懐中烏帽子！



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あの聖徳太子やおじゃる丸が手にしているこの笏（しゃく）。

ご存じでしたか？？木の裏側に儀式や祭式の順番が書いてありまして（笑）一言で言えば”カンニングペーパー”・・・・・いや、雅に式を進める為の大切なアイテムの一つです。今はそんなこと、許して貰えませんからもう一つの意味合い、「道理を立つるため」ですね。さすがに手に持てば、ピンと背筋が張り心も真っすぐに緊張感が溢れます。笏の持ち方は何度も何度も厳しく指導されますので、それのトラウマかも知れませんが（苦笑）下から指一本分を空け、表から見える側には中の指、三本で。後ろで親指・小指にて支える。小指は外から見えたらアウト。その状態で、動作していない間は常に地面に対して前後左右、垂直に保つ・・・・・笏の持ち方一つでその神主さんの”心の在り方”が解ります。興味のある方は、機会があればここをチェックしてみて下さい（笑）

笏も専門店にいけば、手触りから木の素材まで、お値段も数千円～数万円まで・・・・・・そこに浅靴やら祝詞袋やらを入れて参りますと、、、、、ま～自分達からみたら”歩く一財産” ですよ本当に（○百万円を軽く越えてた方もざらでした）罰当たりな自分達は、研修で奉職させて頂く度に、立派な宮司さんをみては 「あれ、幾らぐらいするんやろうねぇ・・・・・。」 と真剣にささやき合ってました・・・・・・神様の御前で失礼極まりないなぁ（汗）

これは屋外祭時用の八足案です。



組み立て式。家の中でも使えるのでとても便利！板は外れるようになっておりまして、一番前の板を外して足を折り曲げると二段にもなりますので重宝しております。真ん中に突っ立ってる棒に（これも取り外し可）幣帛（へいはく）・大麻（おおぬさ）やその代わりとする榊を立てるんですね～後は友人の神職の方に、麻苧（あさお）を送って貰えば準備完了。

こう言っちゃなんですが、心得を頑なに守り、流れるような動作で祭事されていらっしゃる神職さんの姿は本当に引きこまれます。これは一般の方から見ても多分そう。同じ神職なら尚更ですね。その方の心意気や日々の生活態度・心の鍛錬・神様にお仕えさせて頂く覚悟まで的確に出ますので、観ている側は本当に面白い・・・・・・観ている側はですね（汗）これが「道」ってものです。

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