- 2020-12-31 (木) 0:45
- その他
「そんな気がする。まずはここから。」
・・・・で、今年を〆て終わろうと思ったけど、最後におまけを。
本当は今日は早めに寝なくちゃいけないんだけど(;´∀`)
どうやらこのブログは、書いてる本人よりもその師匠のファンが多いという噂なので、正月の師匠の話が書きたくなりました。結婚して7年?になりますが、正月は仕事の為、お嫁さんや子どもを実家に帰し家族と過ごした記憶がほとんどなく、未だに「正月」といえば「師匠」との想い出が一番に出てきます(;´Д`)
大晦日はいつも、師匠宅に呼ばれていたわたくし。
大晦日は実家に帰ることもなく、、、、
(もう年令的には立派すぎるほどの大人だったからね・・・・)
1人を心配してか、単に暇だったのかは良く分かりませんが、弟子入りさせて頂いてからは毎年、大晦日から正月の1日にかけては師匠宅に呼ばれ、2人で紅白をみながら酒を飲んで家に泊めて貰ってました。
正直に言います。
毎年、毎年、家にお招き下さり有り難がったんですが、、、、たまには1人でゆっくりと過ごしたかった(^▽^;)
飯をめちゃくちゃ食わされ、酒をたらふく飲まされ、来年の抱負や神様から筆を執れとガンガン圧をかけられ・・・・次の日、朝早くから師匠宅には息子さんをはじめご家族の方、また師匠の友人・知人たち。その内、仲間内もポツリポツリと遊びに来る。
ご家族は当たり前でしょうが、元旦から来るお客さんたち、、、、、
「いやいや、空気読めよ。だいたいさ、元旦から人の家になんで来るかなぁ・・・・」
と自分のことは棚に上げ、内心、思って不貞寝してましたが、来客の度に起こされ「おい、挨拶ぐらいしたらどうだ?」としつこく起こされ(泊まらせて頂いているのに申し訳ないけど・・・・・)もう、たまったもんじゃありませんでした。
お客さんは師匠の筆を楽しみにされて来られた方も内心、多かったんでしょうが最悪の場合、
「目出度い正月だ。お前さんも筆を執って加勢しなさい。」
とか、なんとか。そんなこと、相手が期待してないって・・・(-_-;)
ニコニコ顔で目出度い日に師匠や神様にご挨拶に来られた方々の顔は、
「なんだ、お前は・・・・」的な(苦笑)
寝不足と飲み疲れに若さも手伝ってか、知らない人に対しても、
「・・・明けましておめでとうございます。」
ぼさぼさ頭に酒臭い息を吐きつつ、とりあえず型とおり正月の挨拶をする。
そうすると、相手の方々も
「明けましておめでとうございます。今年も・・・あ、今年もよろしく・・お願い致します・・・・」
いやいや、もうおそらく一年は逢わないからさ(;´Д`) 今日が初対面で最初で最後の人がほとんどでしょ・・・・・。
少し話を遡って、大晦日。
毎年、必ず行っていた2人だけの秘め事は、「パチンコ」です(´ー`)
2人で、1人一万円の札を握りしめ(自分は師匠からもらうその年最後のお小遣い)2人で並んでピンピンと飛んでいく玉をみつめる。
若い頃、ハマった経験があってもお金と時間のムダに気づいて25歳あたりより卒業。
時代の流れの早さについていけず、どうやって球を買うのか、当たったらどうするのかも手探りのまま・・・自分がそんな状態なので、師匠も知ってるはずもなく・・・・・2人でガランとした田舎のパチンコ屋で玉を飛ばす。
「師匠~・・・もう無理して行かなくていいんじゃないですか?大人しくテレビでもゆっくり観ましょうよ・・・・どうせ勝てないし。」
「いや、行く。勝つつもりはないが、おじさんはこれが正月の楽しみなんだ。お前さんも文句言わずに付き合え。」
「はいはい。」
よろつく体を支えながら(道路を歩かせるだけでも、なんか不安・・・・)、2人無言でピンピンと玉を目で追う・・・・これが正月の一番の想い出(笑)
そして勝った試しが一度もない(-_-;)
でも、楽しそうだったなぁ~
何が楽しくてやってんだろうって、玉を追う顔をこっそり横目で覗いてみてましたが、、、、
さすがに笑ってはいませんでしたが、なんか楽しそうでした。懐かしかったのかな?未だに目的がわからん(-_-)
「昔はね、玉を一発一発、手で弾いてね。それに比べて今は味気ないな、、、持つだけで玉が出るなんて、昔は想像もできんかったからなぁ・・・・・」
「も~その話、毎年聞いてますって。」
でも嫌じゃなかったです。まぁ、それ言うなら師匠と一緒に居た時はいつも嫌じゃなかったから、パチンコに一緒に行くのも特別、苦じゃなかったし・・・ただ、本当に一緒に外に出ると怪我もさせられないし、気が気じゃなかったなぁ~・・・・本当に次の動きが予測不能の人でしたからね、、、、、
パチンコが終わって、部屋でとってくれているご馳走を食べて(凄いのは元旦から来る息子さんご家族は勿論のこと、来客用のお寿司まで全部注文してて用意してある・・・・)、紅白見て、「ゆく年、くる年」を観終わって、
「よし、そろそろ行くか。」
と近くの氏神様の神社へとご挨拶に伺って。
そこから、またTV観て酒飲んで、究極に疲れのピーク時になってゴソゴソと引き出しの中からおもむろに紙と筆を執り出し、
「よし。まずは〇〇のことについて神様に訊け。」
「・・・ま、まずは・・・?」
これが、まだまだ出会った頃は朝方まで続いた日もありましたね~(-_-;)
「あのですね。来年こそ、マジでパチンコだけは止めません?・・・全然、面白くないし。」
「ダメだ。絶対にこれだけは譲れん。オジサンはこれをしないと一年が終わった気がしないんだ。そもそもお前さんは損をしてないだろ。文句言わずに付き合えよ、冷たい男だな・・・・・」
「はいはい。」
若い頃を懐かしんでか。
本当にタダのストレス発散か。
自分に言えない秘密があるのか。
ついぞ解らないままでしたが、正直な方だったんで本当に何も考えてなかったのかも知れません(笑)
負けることが本当に楽しそうでしたからねぇ、、、、勝つことを望んでなかったのだけは事実だと思います。
何とも言えない、でも決して楽しくない訳ではない師匠の横顔を、何とも言えない顔をして眺めている自分。
きっと明日もあの世でパチンコだけはしている気がします。
付き合ってあげれないのが残念ですけどね。
それでは、本当におやすみなさい。皆様、良き年末年始をお過ごしください m(_ _)m
- 次の記事: 新年明けましておめでとうございます。
- 前の記事: そんな気がする。まずはここから。
コメント:4
- みやパパ 20-12-31 (木) 9:34
-
村雲さん、年の瀬にいい話をありがとうございました(^^)
村雲さんの職場は、年末年始が一年で一番多忙な時期なのでしょうが、新型コロナの影響で例年より人出も落ち着いてるかもしれませんね。
私は12月初めに今年一番のトラブルがありましたが、それも何とか収束し、いつも通りの年始を迎える事ができそうです(^^;
来年は”村”も完成予定との事。一度は行ってみたいですね。けど、オープンしても密は避けて下さいね(笑)
今年も一年、楽しくブログを読ませて頂きました。ありがとうございました(^_^)年末年始ご多忙とは思いますが、体調に気をつけて良いお年をお迎えください。お互い無理が効かなくなってきたいい歳なので(笑)
このブログを読まれている皆様も、良いお年をお迎えくださいませ。 - 尭 21-01-01 (金) 14:37
-
明けましておめでとうございます。
昨年は、久しぶりにお顔を拝見し、何かホッとしました(笑)
今年も何かと大変ですが、ご無理をせずに元気でお過ごしくださいませ - 千葉の鹿 21-01-02 (土) 9:05
-
あけましておめでとうございます。お師匠様と村雲さんのお話、とても素敵でした。師匠に愛されていたのがとても良く伝わりました。ありがとうございます!初夢に六体の龍と鳳凰の夢を見ました!今年は私もなんかやっちゃうよ〜だから、村雲さんにも会いにいっちゃうよ〜
と言うわけで、世界中の皆様の敵であるコロナが倒されます様に。 - 管理人 21-01-14 (木) 12:38
-
みやパパさん
明けましておめでとうございます! ウチも来ましたよ~今年一番のトラブル・・・もう大変でした。それからご心配なく、村はご自宅から会える場所に作ろうかと思案中です(笑)今年も生存確認をよろしくお願い致します(´ー`)
尭さん
明けましておめでとうございます尭さん(´ー`) 自分も尭さんの近況が聴けて嬉しかったですよ~その後、さらなる飛躍はあったのかな・・?また次にお逢いする時の楽しみにとっておきます!今年もよろしくです!
千葉の鹿さん
明けましておめでとうございます!おおっ、なんですかその夢!!!今年聞いた夢の中でも群を抜いている内容じゃないですか!これは期待できる一年になりますよ、きっと!逢いに来られる前に、こっちが逢いに行きます!ご家族の皆さま方にもよろしくお伝えくださいね~今年もよろしくお願い致します(´ー`)