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神楽と雅楽 ①

  • 2016-07-04 (月) 18:27
  • 神様

先日、ご縁をいただき地域でやっている神楽と雅楽の講習会に参加させていただきました!

先生の舞をみてビックリですね、、、、鈴をもっても、大榊をもっても、もう「一心同体」。まるで体の一部のように、まったく違和感もなければまさに 『血が通っている』 との表現のとおり、、、、

それはそれは美しく、荘厳でおもわず魅入ってしまう・・・・・・



すべては、「神と一体」になる作法のひとつ。

”神様ありき” はもちろんのこと、大きく手を広げれば

「地球を意識してください。」
「いくらおおきく手を広げても、背中より後ろに手が回ることはございません。なぜなら、神道に”過去”は存在しないからです。」
「手にもつ”榊”は神様が宿る木。ゆっくりとなめらかに動かさなければ、神様が振るい落とされます(笑)」

ひとつひとつの動作・作法は、すべて森羅万象とつながっており、意味を説明されればおもわず感動のため息をもらしてしまうぐらい、納得できる話ばかりなのです・・・・・

基本的には、『神楽』 は女性が舞う舞と、男性が舞う舞にわかれます。男性の舞は、「大和舞(やまとまい)」とも呼ばれます。


先生は高齢の女性ですが、これがすごく滑らかに、、、、”ぬるぬる”とすべるように動かれるんです(*_*)


「”神楽”とは神様に奉納して喜んでいただくもの。またそれとは別に、神様と”一体”になり、神様と一緒に楽しむ・・・・それが”神楽”なんです。」


なるほど、、、、、、

神様に(一応)男神と女神があれば、舞も別々に存在して当たり前の話なのですね^^

あの動きは、たしかに体のかたい男性はちょっと難しいかも。


奥が深すぎて、日常会話で話せば「?」がつく話ばかりでしたが、、、、これがご神殿の前で先生がいとも簡単にぬるぬる動いている中で、口を動かし説明しながら舞われれば、どんな信仰心がない方であっても、おもわず引き込まれてしまう姿・形なのです。

・・・・・まさに、「神様」そのもの。


もちろん、自分もまだ未だに馴染まない龍笛を手に参加させていただきましたが、、、、、、、

もうお粗末すぎて、成りそこないの荒御魂が勝手に別の曲を吹いているような感覚・・・・・・あぁ、恥ずかしい・・・・・・・・・。


『視覚と聴覚』

たった二つの器官が神様と一体になった時。

これほどまでに空気が変わり、神様をこんな近くで感じられるものなのかと、鳥肌を通り越して涙がでそうになりましたよ、、、、、、


二度ほど神宮で若い巫女さんの神楽舞を拝見させていただきましたが・・・・・・


ごめんなさい。空気感がまったくの別物でした・・・・・・。

なかでも、神楽舞のメジャーどころ『浦安の舞(うらやすのまい)』。

この舞も歌もすごい秘密がございます|д゚)

この話はまた次回に。

「神楽と雅楽②」

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コメント:8

龍笛 16-07-04 (月) 21:52

こんばんは。去年からナカナカ村雲さんとご縁のいただけない龍笛です。
村雲さんも龍笛をお持ちなんですね。私もハンドルネームにしているとおり、手習中です。といっても私の場合は生涯学習のジャンルになりますが。(汗)
巫女舞、見てみたいです。ぬるぬるの動き。緩慢だけれどなめらかなのでしょうね。今どきアルバイトの巫女さんが多いので、本当の巫女舞が拝見出来る事は貴重な経験ではありませんか。
東京ですと神田明神で巫女講習があるのですが、残念ながら未婚者でないと参加資格がないのです。本物の巫女舞、是非拝見してみたいものです。

京都の熊 16-07-04 (月) 23:03

こんにちは、村雲さん
京都の熊 です(^-^)

うひゃー!見たい!見てみたい!実はお神楽は見たことがなく、何かの拍子に大蛇の動画を見たくらいです(>__<)
次回の更新も楽しみです〜

煌瀧 16-07-05 (火) 3:38

ぬるぬるって、わかるような、わからないような。(笑)
奥が深いんだろうね。神楽も何度かみたことあるけど、上手い下手というより、気配が違う感じですよね。
ふと、不良少女と呼ばれてのモデルの民間舞楽の原笙子さんを思いだしました。

龍笛かぁ。どちらかって~と、雲さんの場合、おもいっきり頬っぺたふくらませて篳篥ってほうが似合いそう(笑)

ちゅみ 16-07-05 (火) 3:58

村雲さんの記事を読ませて頂いただけで、どれ程、厳かな舞なのか・・たぶん私のこれまでの人生で出逢った事のない感動なのでしょうね。
「ぬるぬる」という表現が素晴らしく伝わって来ます(*^^*)
それに村雲さんの様にいつも神様からのお言葉を受けられてらっしゃる方でさえ、より神様を身近に感じる・・
身体の中に入って来る感じなのでしょうか・・
もしかしたら邪念だらけの私が身近で先生の舞をみさせて頂いたら、美しさを感じる前に怖くなるやもしれませんね(^_^;)

先生の仰られた
「神道に過去は存在しない」はどういう意味なのでしょう。
ずっと、今は未来の過去、未来もそれから未来の大切な過去、だという思いで生きて来たのですが、その過去と先生の仰る過去は同じ意味を持つ過去の事ですか。

未明に思い始めて眠れなくなった夏の夜です(≧∇≦)

ブーシュカ 16-07-05 (火) 13:03

こんにちは。それは素敵な講習会ですね。神道に限らず、全国津々浦々、そういう、頭ががっつりとフル回転するような内容の学習会って、どこそこであるんでしょうね。知る機会が欲しいですし、可能ならば参加したいです。
匠の技って学びの深さが違いそうですよね。
NHKの朝の番組で、カエルの命綱を考案した子が取り上げられていました。小2の頃から同じ内容でレポートを毎年重ねているのを見て、繰り返しの中で発見が続くことが、考察など深まっていくのだろうなと。道を極めるってそういう感じなんでしょうね。荒御魂も円熟すれば。未熟と成熟と円熟とか。
雅楽と神楽。耳でも目でも楽しめて。関節や筋肉や筋のつながりを思いながらとかでも、自己との会話で。楽しそうです。

管理人 16-07-12 (火) 23:19

龍笛さん
「本物の巫女舞」をみるのは、不可能に近いです(汗)なぜなら、巫女の定年はだいたい28歳ぐらいまで。たった10年にも満たない儚い職業でして、教えている先生は60代・70代を考えると巫女さんの巫女舞は難しく・・・・若い巫女さんも一生懸命習ってましたが、横にたって比べるとやっぱり全然違ったりします、、、、、、

京都の熊さん
自分はこれ以前、宮崎で観光客相手に夜神楽を拝見させていただいたのですが、、、、ちょっと涙がでますよ。でも、本物の舞はやっぱり神事の時にみるのが一番です!レッツトライっ!!

煌瀧さん
篳篥でしょ?あれ、吹いてる顔が恥ずかしくて人気がないらしいですよ~!(爆)煌瀧さんは、あと15キロ痩せて、和琴に挑戦してください!!(笑)

ちゅみさん
「神道に過去はない」・・・・『中今』って言葉です。過去と現在と未来、これは三位一体で間違いないのですが、どの視点に立ってからこの三位一体を”切り取るか”、、、だけの気がしますよ~『中今とは』

管理人 16-07-12 (火) 23:23

ブーシュカさん
自分は神職講習会の一環で、和楽の日本での第一人者(当時の宮内省楽部楽長)のお弟子さんのお弟子さんからご指導いただきました。なんつーか、言葉がでませんよ・・・・・。今は資格が取りやすいです。どうですかブーシュカさん、巫女は無理ですが神職の資格をとってみたら?マジでおススメです。ブーシュカさんなら良い神職さんになれると太鼓判・・・いや、シャチハタ押しときます^^

ちゅみ 16-07-13 (水) 16:06

村雲さん、『中今とは』読ませていただきました(*^^*)
サラッと直ぐにフムフムと解ったような気がしていますが、果たしてホントに理解出来たのかなぁ?(≧∇≦)
何度も読み返してみます。
ありがとうございます(*^^*)
流れる様な文章を読んでいると、時々シラァ〜っとチョイ辛の言い回しが出て来て、それがまたメチャクチャ言い当てていて面白かったです(≧∇≦)
今日は博多山笠の集団山見せでしたが、村雲さんも山をかかれたのですか?

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