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神様のお供え物は、なぜ米・塩・水・酒なのか?

神様へのお供え物はどうして米・塩・水・酒・榊なのか?

神棚をおかれている家、または置いても良いかなぁ~なんてお考えの方々なら、一度は考えたことある疑問じゃないでしょうか?

ま、まさか・・・・・

神様が、生米・塩・水や榊が大好きで、日ごろは酒をすすりながら生米をつまみつつ、塩を舐めて榊を愛でている・・・・・なんてしみったれた生活をされていると考えた人なんていませんよね?(爆)・・・・・昔、管理人は思ってましたが(神様、ごめんなさい!)

今回は盛り塩関連で、特に「塩」をメインに考えてみたいと思います!



お米・塩・水・酒・榊・・・・・・。供物(お供え物)には、「生饌」(未調理)・「熟饌」(調理済み)と神道的にはどちらでもOKなので、お米に関しては生米でもいわゆる炊いたお米でも、どちらでも構いません。
※ 今日は「お米」で統一してます

この代表的な供物、「お米」「塩」「水」「酒」「榊」なんですが、まずは「お米」「塩」「水」 に関していえば、、、、

『人間が生きるために必要なもの』

の代表です!お米は日本民族の主食。塩や水も人間が生きるために必要。

それをなんで人間じゃない神様にお供えしているかと申しますと・・・・・

・・・・・『感謝』ですね。日本人に与えてくださってありがとうございますっ!!!の気持ちを込めて、その感謝を忘れないように日々、お供えさせてもらっているんです。

まずは、『米』

米という穀物、供物そのものがもつ特性(お米=稲作=共同体といわれる概念「神様の発祥の地ってどこ??(共同体の概念)」)・・・・・物質と同時に、もたらされた習性や概念・智恵に対しても感謝しているって話です。

次に『塩』。

人間の体には欠かせない、必要な要素。母なる大地より恵みをいただき、そこに知識や知恵をプラスさせ海の水を精製してできた塩。大抵の料理にいれると「味」がさらに増してとっておきの調味料!これも、塩そのものの物質と、それが作られる過程・・・・・文化と智恵。そこにも目にみえない感謝をしているんです。

塩の性質上、『お清め』や『お祓い』にも使われます。神社の祭事でも欠かせない、塩。

お塩を 「撒くこと」と「盛ること」の違いについてもご質問いただきましたが(盛り塩の作り方、盛り塩の処分方法。)、『清める』『祓う』という意味合いではどちらも「あり」でしょう。(むしろ別けていること自体が、おかしな知識だとは思いますが、、、、、(汗))

日本民族の概念として、

「物質的な汚れ(よごれ)を清める(洗い流す)と同時に概念としての穢れ(けがれ)を清める(祓いのける)」

はワンセット。切っても切れない仲になっておりますので、、、、、必然的に、同時にこの清めと祓いの効果を求めちゃうんですよね~

昔はお風呂の中に塩を入れて身をもんだらダイエットになるとか(漬け物かっ!って感じですけど(笑))、これは今でもあるでしょうが歯磨き粉の中に塩分が多いものは収れん効果(止血・防腐など)に期待しながら、口内もすがすがしくなるとか、なんとか・・・・・・。


続いて、『酒』。

「いや、自分は下戸なので生きる上で酒なんて必要ないんですが・・・・・」

いや、まったくおっしゃる通り。これは性質上、人によってはあってもなくても良いような気がしてますけどね・・・・・・

『酒は百薬の長』なんて言われることもございますが、これで人生狂わせた方もいらっしゃいますので余談ですが何事も適量が大切です(爆)

そこそも皆さんは「お酒」ってどうやって発見されたかご存じですか?

縄文時代にはすでに、土器の中に果物の実を発酵させて祀りごとに使った形跡まで、発見されているのですが、もともとは「木のうろ(木の股の穴があいた部分)」に雨水が溜まり、そこに木の実が転げ落ちて発酵した・・・・・

なにやらとても良い薫りがしたので、誰か勇気のある人がすすって飲んでみたら(いや~半端ない勇気ですね・・・・・)、なんとこれは、こんな甘味があって香ばしい中にも酸味があって・・・・・こんな旨い飲み物は、”神様が与えてくれたもの” に違いないっ!と(笑)

・・・・さらに一口すすり、二口すすれば、、、頭がボーッとしてきて、なんだか楽しくなってきて、さらに神様の声が聴こえてきたり、目にみえないものがみえてきたり(ここは管理人の勝手な妄想です(爆))

・・・・うん。これは神様と通信できる飲み物、いよいよ神様からの贈り物に間違いないぞ!!!・・・・・と(笑) そこから土器を使って、人工的に発酵を学び、その利用方法も祭祀をはじめ多岐に渡り。


お酒好きの神様も多いのですが、そもそも「神様がお酒を好まれるから」・・・・ではなく、「神様に頂いたものなので、それを工夫してさらに進化させました。感謝の言葉もみつかりません」 って流れが正解です。


自分はお酒、ビールも焼酎も日本酒もハイボールも好きなんですが、、、、、こうみえて、一口飲んだだけで顔が真っ赤になってしまう、あまりお酒に強くない方の人間です(九州の人は未だにお酒強いイメージを持たれる・・・・・)

昔、大事な祭りの時に緊張でガチガチになってた自分をみて、師匠が

「お前さん何をビビってるんだ。これでも飲め。」

と湯呑いっぱいの日本酒を一気飲み。。。。十数人いた中で自分ひとりが顔を真っ赤にして筆をとらせてもらったのですが、、、、、やっぱり酔っぱらっている時の方が、どういうシステムになっているのか余計に筆が走ってしまうのはここだけの秘密です!(笑)

まー今でもあれですよね。福岡では「じゃ、次は飲みにでも・・・・」っていって、「・・・・いや、自分はお酒飲めないんで。」なんて断っちゃうと、「こいつとは腹を割って話ができない」

・・・・・・なんて独自の風習がありません??良い習慣か悪しき習慣か知りませんけど、「飲み二ケーション」みたいな(爆)

飲んだらその人の本性もでますしね~

古代では「神社」で村の「会議」があってて、(”社”と”会”で”社会”となります)その時もみんなお酒を飲んでいたんだと想像できます。


『村の会議』、これからの村の方向性を話し合う会議では、昔は死活問題に直結することが多く、なぜ神社で会議をするかと言うとですね。

・神様の前で嘘はつけない
・言いたいことをすべて話す
・酒を飲んで本心か見分ける

・・・・・これはきっと間違っていないと思います。

そして『水』

もうこれは説明しなくても良いですよね~人間の体は成人で60パーセントを占めている大切なものですし(胎児で約95パーセント、新生児で約75パーセントですって!)、お祓い・潔斎でも一番、使われる水の清め。大抵の日本人が必ず行っている潔斎(体の罪や穢れを祓う祭祀)は一日に二回、朝起きて顔を洗い口をゆすぎ、夜は清潔なお湯に身を浸す・・・・・ようするにお風呂ですね。

さて、話は長くなりましたが最後は『榊』。

これは前から『榊』と名のついた植物ではなく、一般的には常緑樹(一年中、青々と葉をならせる)がそう呼ばれていたわけですが(松も常緑樹)これは一年中、気が枯れない。それを神気と重ね合わせさらに「神様に宿っていただく依代」、古代のアニミズムでは『神札』と呼ばれるものも存在せず、神様は自然そのものだったわけですから・・・・そう考えれば、神棚の木は白木(加工していない・色を塗っていない)、神棚にはいつ神様が、どこにおくだりになられても良いように神気の宿る木をお供えする・・・・・は自然の摂理ですね。

今でも神社におくだりになられる場合と、その神社を囲む鎮守の杜や、山、草木に神様がおくだりになられるとの思想が存在します(神社そのものは祭祀道具を保管する場所や、単に祈る場所という考え方)

あとは、榊(=境目の木)ということで、ご神域(神様専用の場所)と俗世(自分たちが生活する場所)を隔てる役割とか。


「今から神棚を置きたいのですが、最低限必要なものってありますか?」

ってよく聞かれるんですが、まずはお札。そして神棚。供物は、可能なら、米・塩・水の三点セット。プラス、酒。そしてできれば榊。

「その次に用意するものは?」

特別には必要ないと考えております。(強いてあげれば、玉石か、ご神鏡か、鳥居)ってか、意味を知れば大抵は代用品に近いものがありますしね~

「榊」(境目として)→しめ縄・垂れ幕・鳥居
「神札」(依代)→榊・玉石・ご神鏡

などなど。

「日本酒じゃなくて、ウィスキーとかビールとかは?」

まぁたまにはいいんじゃないですか??(適当(笑))これもお供えする意味合いさえ知っていれば、、、、、あとはその方のお心にお任せします。

前にどこだったかなぁ~東京かどこかの勉強会でこの話をした時、

「ビールやウィスキーは分かりました。そしたら村雲さん、バーボンはどうですか?ワインは?」

なんて質問があったので大笑いしたのですが・・・・・・・

「養命酒はお酒なんですか?」

って質問まであってですね。

「そこまでシラネっ!メーカーに問い合わせてください!(爆)」

いやーみんな真剣なんで(たぶん?)笑っちゃいけないんですけどね、、、、、

まぁ長くなりましたが、こんな感じです(笑)

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コメント:6

匿名 15-02-18 (水) 17:00

御供物・・・・・、今のところお休み中です、理由はペットが死んでしまい元気を充電中だからです、、ペットが死んだ時は神棚はどうしたらよいですか?、白紙を貼り、人間のように五十日近く神棚や、神社参拝をしないほうがよいのですか?動物の死ははじめてでしてどうしたらよいかわかりません、・・・

ロミ 15-02-18 (水) 19:29

家には、神棚もお仏壇も神様的なものがありませんが・・・何か影響はありますか?
人それぞれでいいのでしょうか(笑)
あまり真剣に考えていないのですが、ブログを読んでいるとこれではいけないのかなぁ、とモヤモヤしてきました。
ちょっと尋ねてみたくなりました。
過去記事に書いてあるかな?

煌瀧 15-02-18 (水) 22:00

広葉樹やなくて、常緑樹ね。
松は広葉樹やなくて、針葉樹。常緑針葉樹ね。

管理人 15-02-18 (水) 23:11

匿名さん
良いか悪いかは難しいですね、、、、今の時代、ペットも家族同然って方もいらっしゃいますしね。でも、境内では「抱いてください」って神社も多いですから、やっぱり人と動物は別けて考えるのが無難でしょうか。難しい・・・・

ロミさん
日本は信教の自由が保障されていますので、人それぞれでいいのではないでしょうか?

煌瀧さん
やってしまいました。。。ご指摘ありがとうございます、修正させていただきます!

日次月次 15-02-19 (木) 10:11

「しみったれた生活」と聞いて
逆に豪快な生活ってどんなだろうと思い笑ってしまいました!

管理人 15-02-19 (木) 11:10

日次月次さん
そりゃ、もう、酒池肉林のお祭り騒ぎの毎日でしょ!(笑)・・・・自分が基準の豪快な生活ですが(爆)

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