霊能者のつぶやきトップ > Q&A > 魂入れと祖霊舎

魂入れと祖霊舎

  • 2012-01-13 (金) 19:07
  • Q&A

こんばんは。現在、神棚設置&魂入れ・神棚設置&祖霊祭の二件のご依頼を頂きまして打ち合わせ中なのですが、皆さんにももう少し『神式と仏式の違い』 を学んで頂こうかと思いまして・・・・興味のない方はスル―で結構ですので、ちょっと書かせて頂きます。

まず、神道式では俗にいう仏壇の事を 「祖霊舎(それいしゃ)」「御霊代(みたましろ)」と申します。

これは、神道の考え方では亡くなられた先祖に神様(元は氏神信仰)になって(戻って?)頂き、これからの一族の繁栄や個々の守りについて頂く為ですね。「生まれながらの神性」にも書かせて頂きましたが、元々自分達の魂は魂(こん)と魄(はく)が合わさったもの、天と地の神様の魂の融合体です。

「ブログランキング」 「精神世界」



続いて、仏式の「位牌(いはい)」にあたるものが「霊璽(れいじ)」。

これには仏式の位牌とおなじく亡くなられた後の尊称が付けられます。おおまかに別けて、『40才以上の男子「大人(うし)」女子「(刀自(とじ))」』『20才以上の男子「比古(ひこ)」女子「比売(ひめ)」』『10才以上の男子「郎子(いらつこ)」女子「郎子(いらつめ)」』『10才以下の男子「童子(どうじ)」女子「童子・童女(どうじ・どうじょ)」』『1・2才の子を「孩子(がいじ)」「緑子(みどりこ)」』 と名前の最後はつけられます。

故人の名の一部を取ったり、特徴ある言葉を用いて最後にこの尊称をつける。ほとんど仏式と同じですね。ただ大きく違うのは線香を使わないので、代わりに玉串を使う。神式はあくまでもその御霊を慰めたり、神として成って頂く為の『お祭り』だという事。後は・・・・・・・・・・・・・・・金額が違う(笑) 京都の某有名神社では、一つの神葬で一人(時々二人)が行ってその都度、3~5万程度。後は同じく仏式で言う初七日(神式では10日祭)、20日祭や50日祭、だいたい50日祭で神様扱いにするので、50日祭は”神成り祭”とも呼んでます。※ 20日祭などは省くのも最近、多いですね

神主さんに払う金額(玉串料)が決まってる神社がほとんどだと思われますので、予め確認されるのが一番良いと思いますが、大きな祭儀以外で一回来て下さる毎に1万円が相場ですかね・・・・・これは神社の格式によって本当にマチマチです。金額が決まってないのなら、5千円を包んだり、3千円を包んだりとお気持ちで良いかとは思われますが、念の為に尋ねておいた方がより丁寧だと思います(ここで「尋ねにくい・・・・」とおっしゃられる方も多いとは思いますが、聞いてた方が間違いがございません)

神職の腕が一番試されるのは、やっぱり「お通夜祭」ですね。

連絡を頂いてその場に駆けつける。祭場の下見と規模に応じた祭員(祭りを行う際に必要な神職のお手伝い)の手配と参列人数の把握。依頼によっては霊璽や銘旗(柩につける印)の製作・筆入れ。各祭儀に必要な神饌(供物ですね)や祓串(祭りなのでまず、その場の全員を清める為)玉串(親族の方に線香代わりに上げて頂くもの)の手配。霊前祭の予定と日時の打ち合わせ・・・・・その中でですね、最初に上げる『遷霊祭(別名「御魂移しの儀」。部屋を薄暗くし、神職により遺体から霊璽(れいじ)へ魂を移す祭り)』 での”祝詞製作”・・・・・・これが一番難しい(汗)なんせ呼ばれてから時間がない事が多い・・・・・・・・・・。

上記の決定事項、必要な情報を収集しつつ・・・・故人を偲ばれる中で、生前に故人がどんな人柄だったのか、どのような功績があったのかの情報収集を行わなければならない、、、、それを、製作する祝詞の中に練り込む訳ですね~

この祝詞製作が・・・・・・難しい、難しすぎる・・・・・・・・・。

学校のテストとして作らされるんですが、最後、自分はほぼ教科書の丸パクリでした(汗)ただ先生が、「まずは気持ちが大事だから。何の祭り(たとえば神葬祭とか地鎮祭とか)かのテーマを決めて提出するように。」と言われ、とにかく形式よりも心で勝負っ!!とばかりに熱い想いを込めて綴らせて頂いたんですけどね・・・・・・・・

後から呼ばれて、

「気持ちは充分に伝わった。伝わった・・・が、神様に伝わる言葉を使わないと意味がない。」

と何度も授業中に書き直しがあります(泣)ようするに、美しく雅な大和言葉を駆使して意味を繋げないと祝詞の意味がないんですよね。まぁ当たり前の話です・・・・・参列者の心を包みこみ、そして威厳があって、霊も慰められる祝詞・・・・・・ただお経を読むのとは一味二味違います。が、そんなダメ神職でも頼りになるのが、『祝詞全集』や神社庁『神葬祭の栞』!!正直、これは助かりますね!(爆)・・・・・・でも、知ってる人が聞けば、「おぃおぃ、例題の丸パクリやないかっ!」と突っ込まれますので、自分が思うに「亡くなられた神職の神葬を行う神職さん」が一番緊張するんじゃないかなぁ~・・・・・・・だって祭儀の参列者に神主さん達が多いとすぐに分かっちゃいますもんね(汗)・・・・・・揖や拝の角度もいちいち見られるでしょうし、作法だって絶対に間違えたら恥です。絶対、授業の10倍ぐらい緊張する・・・・・・自分は死んでもお断りです・・・・・・・・。

まぁ知ってて損はないやも知れませんので、一読して忘れて下さい(笑)

Related Posts Plugin for WordPress, Blogger...
ブログランキングに参加しております。
村雲の自己満足ではありますがモチベーション維持の原動力になってます。

人気ブログランキング 占い・鑑定へ 精神世界ランキング にほんブログ村 その他趣味ブログ 鑑定へ

コメント:9

たみも 12-01-13 (金) 20:40

こんばんは。
私(の近親者)はほぼ仏教です。
叔父が亡くなられたとき、神式のお葬式でした。
えっ!?神式!?
仏式のお葬式しか参列したことなかった私は、神式のお葬式の礼儀を全く知らず、前にされた方の仕方を凝視し覚え、どぎまぎしながら終えました。
亡くなった叔父のことなんて考えず、これでいいんだよね、あれ、合ってる?なんて思いながら…。
今日のブログ、スルーしなくていいと思いますよ。
知っておいたほうが絶対にいいです。
いや、ほんとに(笑)

夏水 12-01-14 (土) 11:14

こんにちは~  いつも勉強になる記事をありがとうございます

私も今まで仏式のお葬式しか行ったことがないので、昔秘書検定の受験の時に神式のお葬式の場合の色々を覚えるのが大変でした  聞いたことないけどな~と思ってましたが、宮島で働いてると宮島の人のお葬式とかはほとんど神式らしく、驚いた事があります

地域によって神式が当たり前のところもあるようなので、知っておくのは大事だと実感しましたね~

これで宮島でも会話についていけそうです(苦笑  ありがとうございます~

シルク 12-01-14 (土) 11:14

こんにちは。偶然ですがこの記事の日にとてもお世話になった大事な方が旅立たれました。
式は神式でも仏式でもないのですが、神として成って頂く為のお祭りというお話にとても癒されました。
ありがとうございます。

りょう 12-01-14 (土) 19:13

こんばんは、管理人さん。

最近、神式の葬儀のことを調べていたので少し分かり嬉しかったです。
教えて欲しいことがあります、葬儀は何日間あるんですか? m(__)m

SRIN TAZA 12-01-14 (土) 22:31

遅くなりましたが 明けましておめでとうございます。

初詣は 近くの神社 隠れパワースポットに行きました。

神は 力のある場所など教えてくれるんですか・・・?

江戸 絹 12-01-14 (土) 23:57

今日は 村カフェの皆さんとお会い出来 嬉しかったですよ~!有難うございました。
更に 有りがたい事には 何と 隣に 村雲さんが!
この時とばかりに タッチ!(御利益頂けるように?)
其のお蔭か 列車の接続はスムーズ 預けていた車の駐車料金も 思っていたより 安く(主婦にはとてもラッキーな事です。)至福の1日でした!!
村雲様 村カフェの皆さま 今年も御多幸を お祈りしております!合掌 

けい 12-01-15 (日) 13:48

はじめまして

神社さんの事を調べてて、こちらさんを見つけました。
見ると霊能者さんとのこと。
霊感とかある訳じゃないですが、人の心も見えないけどあるんだから、神様や霊といった類いの目に見えない存在もあるんだろうなぁと思っています。

何教とかの、熱心な信者ではありませんが、凄く疲れてる時とか、特に御神木のある神社さんにお参りすると、澄んだ気分になります。気分ですかね。

このブログで拝見したのですが、清明水を使った浄化方法、呪文ですか?
教えて頂けないでしょうか。

生き霊とかの話も読みました。
生き霊に憑かれた時は、それに対応をすればいいのでしょうが。
自分が気づかず生き霊になってたらどうすれば良いでしょうか?

知らず知らず自分が誰かに害をなしてたらと、凄く恐ろしいです。

管理人 12-01-17 (火) 19:37

たみもさん
ありがとうございます!誰かのお役に立てばいいんですけどね(苦笑)

夏水さん
宮島良い所ですよね~そう言えば去年は行かなかったなぁ・・・今年はまたぜひ、行きたい場所の一つです!


シルクさん
あ、あくまでも神式の場合はですよ?(汗)他の宗派の方々は良く分かりません・・・・・


りょうさん
葬儀そのものは、式場・火葬場や通夜の日付けによって変わってくると思いますよ~正式な、120%神式で行う祭りは、「遷霊祭(通夜祭)」「葬場祭(告別式)」「火葬祭」「清祓の儀」「帰家祭」とあって、その後に「十日祭(初七日)」「二十日祭」「三十日祭」「四十日祭」「五十日祭」「忌明け清祓の儀」「祖霊舎に合祀の儀」「百日祭」「一年祭」・・・・・・・・・・・・と続きます。


SRIN TAZAさん
本来、パワースポットは存在しません(ようするにその人にとって癒される空間がパワースポットと呼ばれる場所)。なので、教えたくても教えれる筈がございません・・・個人個人が感じるだけの場所なんですから。

江戸 絹さん
こちらこそ、先日はありがとうございました!自分も楽しかったですよ~腕を幽霊に触られてると思ったら江戸さんでした(爆)次は花見でも。

けいさん
はじめましてけいさん。コメントありがとうございます。
「人の心も見えないけどあるんだから、神様や霊といった類いの目に見えない存在もある」・・・その通りですね。祓いの呪文はお問い合わせより再度、ご依頼下さい。(お金はかかりません)生き霊は過剰に意識しないのが一番の対処策です。

りょう 12-01-17 (火) 21:55

こんばんは、管理人さん。

実際なら斎場等の事情で日数は変わりますよね、それを関係なくしたら亡くなった日を含めてお祭りは3日間ぐらいなのかな。

また ここから調べてみます 教えて下さり ありがとうございますm(__)m

コメント
Remember personal info

霊能者のつぶやきトップ > Q&A > 魂入れと祖霊舎

サイト内検索
RSS

 RSSリーダーで購読する

霊能者のつぶやきモバイル
携帯からもご覧頂けます。
霊能者のつぶやきモバイルQRコード
Tool
フィードメーター - 福岡の霊感占い師のつぶやき|神様・守護霊様からの..

Meta
リンク
クリックで救える命がある。

このページのトップへ