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海を越えた大王のお話 ③

続き。

小さな小競り合いが続きました。そしていよいよ、本陣同士がぶつかり合います。

小さな部族を吸収して、養子にした数およそ80数名あまりを配下に置く、量と歴史では負けないイザナギ・イザナミ軍。徳川家康が幼い頃、人質として過ごしたのは有名な話ですが絶対服従の証にその部族の長の跡継ぎを人質にとる事は昔から有効だったのかも知れませんね・・・・・・・・

「そろそろ北の侵略者どもも潮どきだな。わしらが暖かい地の宮崎で、ヌクヌクと宮崎牛を食べている内に少し調子に乗った様だ。なにはともあれ、天の神はこのジパングを平定したわしらに味方してくれているはず。八十あまりの息子ども、手加減は無用だ!実力の差を思い知らせてやれっ!!!」

「おーーーー!!!」



「は~い、皆、集合~~~。今から伝説の部族と謳われたイザナギ・イザナミ軍が、実はたいした事ないって分かったんでやっつけにいきまーす!いいですか~?天の神も自分達に祝福を送ってくれています。ウチの兵隊は、一人につき10人ぐらいをやっつけて下さいね~・・・・・・以上、フツノ神からでした~・・・・・・・・・。」

「父上、申し上げます。父上は設定上、すでにお亡くなりになってないといけない様です。」

「・・・・・え?・・・・うそぉ・・・・・・・・マジで?」

「すみません。お詫びに父上の名は、名剣に名づけさせて頂き、後世に必ず残すようにしておきますから安心して下さい。ばいばい。」

と、言う訳で最後まで迷走し続けたフツノ神はやっぱり最後まで訳の分からないまま、尊い寿命をまっとうしました。さようなら、フツノ神・・・・そしてありがとう・・・・・。現代ではほとんど名を知られない名でもありますが(当時はどう呼ばれていたのかも判りません。名前は後から人が付けた記号のようなモノですからね)むかしから剣は神聖なものとして、また権力の象徴としてこの日の本では尊いものとされてきました。それは今の時代でも、古の刀工の尊名が残っているぐらいですからただの殺人道具でなかった事は想像できます。

ついに決戦の時。

両軍向かい合ったまま、その闘志をぶつけ合い、天地を別ける大決戦の前日・・・・・・

事実上の勝敗を決める大事件が起きてしまいます。

「イザナギ様~~~大変ですっ!!!イザナミ様のお姿が見当たりません!!」

「な、なんだとっ!!こんな大事な時に!捜せ!捜しだすんだっ!」

「はっ!しかしどうやら、イザナミ様がスサノオの軍の方角に走り去った姿を目撃した者が多数おります!!!」

「・・・・イザ・・・ナミ・・・・・・・・。」

続く。

これ、誰か漫画にして下さる方募集(笑)

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コメント:11

ありにゃん 10-11-21 (日) 16:30

初めまして
ブログランキングからこのブログにたどり着きました。
過去記事から読ませていただきましたが、心が明るく暖かくなる文章で、これからも楽しみにしています。
八百万の神々についても以前より深く知りたいと思うようになりました。

「日本の神様物語」とかで
原案:村雲さま 画:OOさま
出版したら、子供から大人まで楽しめるような内容になりそうですね。
続きがとても楽しみです。

高野山学侶 10-11-21 (日) 17:07

かきましょうか?
マンガ
高野山出版からの販売でよければ…

光龍 10-11-21 (日) 18:04

管理人さん、こんばんは。
この昔話、初めは「へぇ~~」ぐらいの感覚で読んでいましたが、
最近ちょっとはまりそうです。(笑)

で今回。なっ、なんですか?その展開?!
「えっ?マジ? そんなんあり?」っていう感じで・・・
続きが楽しみです。(爆)

これ、ちゃんとプロの方に依頼して(あるいは巻き込んで)小説、
マンガ、絵本等々に創り上げる事が、本当に可能だと思いますよ。
管理人さんか、管理人さんの周りの方で、どなたかが企画して
頂けませんかねぇ?
色々と肉付けしていけば、かなり読み応えのある作品になりそうな
感じがします。

でもその際は、管理人さんが監修しなければなりませんねぇ。
さらに忙しくなっちゃいますかね・・・(苦笑)

でも本当に、一つの作品として創り上げてもらいたいです。(願)

もっち 10-11-21 (日) 19:35

管理人様 こんばんは。

一人につき十人やっつける場合
その当時の方たちの数え言葉は、何だったのだろうか~?

な~んて村雲さんの”妄想むかしばなし”にどっぷりつかっております(笑)
製本されたら 購入させて下さいね。
楽しみです(笑)

まこ 10-11-21 (日) 19:36

マンガになって、さらに音声つけて…妄想が膨らむ(笑)
その時はイザナミ様役やらせてください。

みゅう 10-11-21 (日) 22:06

さあさあ 走り去ったイザナミの運命や如何に?バンバン(ハリセン)。それは次回の講釈で。どっかで聞いた様な?(調子に乗りすぎだろ)しかしこのお話しは あのお話し(まだ続は語られていませんが)の真?を語って行くのかな?なんて勝手に思っています。戻ってくれと 会いに行くが逃げ出すはめに… 離婚の話合いをする。戻って禊を行なう… うーん。

とり 10-11-21 (日) 22:20

わっ。(◎д◎)!!
怒濤の展開!
私の想像の遥か上を行きました!!面白い!
待て次号!…というフレーズを思い出しましたよ(笑)。

え~ここ最近、何でいつもこうなっちゃうんだろ?
と思ったことがあってずっと引っかかってたんですが、それは「関係を良くしたい」「よく見られたい」「褒められたい(?)」気持ちから、自分を飾ってた、見栄を張ってた、本当の自分を隠してたせいだと気がついて、落ち込んでおります(苦笑)(o_ _)o。
…今日は月がでかくて綺麗ですね~(涙)。
さあさあ。面白い噺を読めたし、立ち直りますか~。

kabosu 10-11-21 (日) 22:49

管理人様。

遅い時間に更新なさっていますね。
お疲れ様です。

沢山の神様が自分の事も書いて欲しい!
我も我も・・!
と順番に並ばれたような風景が目に浮かびました。

管理人様・・・文才ありますね!

シルク 10-11-22 (月) 0:10

いつも勘違いばかりな私ですが、今回もびつくりです。
えええ?あの神様もあの神様も日本人じゃなかったんだ、、へ?8本の、、川だったのか(苦笑)、、あーだからスサノオさまは8に縁があるのか、、などなど(苦笑×100)
絵本作家さんならつてがあるといえばありますが、、マンガの方がしっくりきそう(笑)
古事記読んだだけではよくわからなかった謎がわかりそうで楽しみです。じゃんじゃんお願いします、あ、そうそう、全力で事に当たったら確かに道が少し開けました、ヘロヘロですが(笑)まだまだですが、ありがとうございました!!

ひとこと 10-11-22 (月) 4:39

「フツ」=「布都御魂剣(ふつのみたまのつるぎ」)=「十握剣(とつかのつるぎ」)=「素戔嗚尊(すさのおのみこと)の使った剣」が、「素戔嗚尊の本当の父の名」から付いた、とすれば、「なるほど」と思える事はあります。「記紀」の記述通り、「天照大神(あまてらすおおみかみ)」と親が同じでは、違和感がある神ですから、元々、違う系統の神で、親も別、と考えた方が素直に読めます。「記紀」では素戔嗚尊が息子と一緒に朝鮮半島に渡って、「此処には何も無い」と言って、直ぐに日本に帰国した事も書かれているので、大陸と、関係の有る神とは思っていました。「記紀」で書き換えられた歴史を紐解けるかも…、と面白く読んでいます。この後の展開が楽しみです。出来れば、八幡宮の総本社「宇佐神宮」や、その裏手に祀られる、立ち入り禁止区域の「大元神社」の祭神についても紐解いて頂ければ、尚、嬉しいですね。今後の話が楽しみです。

管理人 10-11-23 (火) 19:22

ありにゃんさん
こんにちはありにゃんさん。コメントありがとうございます。出版、いいですね!出来れば定価0円にしてバラ撒きたいです。もしくは印税を全部、寄付とか。お金が絡むとややこしくなる。

高野山学侶さん
本当にありがたいお申し出ですが販売であればノーサンキューです。せっかくのご厚意、お気持ちだけ頂いておきます。すみませんmm(泣)

光龍さん
監修は監修の能力がある人がやってくれるのが一番良いですよ!で、光龍さんやって下さい。名前は必要であれば自分の名前を使って頂いて結構なので、後はお任せします(笑)

もっちさん
あ~ぁ~今、暇だったら楽しそうなんでやるんですけどね~・・・・・・もっちさん、製本して下さいません?

まこさん
解りました。どこのどなたかは解りませんが、アニメになったらあなたがイザナミ様で決定です!

みゅうさん
記紀ってほとんど創作だと思いますよ。真実が違った形でキラリと光る、後の人が作った創作物です。多分、そんな気がします。

とりさん
落ち込んだり、立ち直ったり、また落ち込んだり忙しい人ですね(笑)「反省」はしても「落ち込む」理由が自分には解らなかったりする・・・・落ち込んだら何か良い事があるんですか?月に100名、もれなく素敵なプレゼントとか?(笑)

kabosuさん
文才ないですよ・・・・・・ってか書き始めたのはいいけど、キリがないからどこで区切ろうか実は悩みまくっています・・・・・・難しい。

ひとことさん
自分は歴史研究者でもないし、情けないほどの歴史音痴です。神様から聞いた話を脚色してるだけでして、、、、、ましてや、やった祭りのこと以外は知らないんですよね。

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