- 2009-12-20 (日) 5:00
- その他
皆さんもお気づきの通り、ご指摘も頂きましたが「天皇制」や「天皇制度」、この言葉は存在しません。
国の根底にあって揺るぎないもの、、、、これは「制度」に当てはまらない為ですが、自分はあえて何度も使わせて頂いておりまして・・・・このコメント欄に留まらずたくさんの指摘のメールやいろんな方面からのご意見を頂戴しました。
「天皇を語っている者がしょっぱなから言葉の使い方を間違ってていいのか?」
おそらくこれは孔子の『正名論』に依るものだと考えていますが、一つには読んで頂ける方に判り易く自分流で説明させて頂く為、もう一つは後ほど説明させて頂きたいと思います。今回の「村雲式天皇論」を綴らせて貰うにあたって、小林よりのり「天皇論」、渡部昇一「皇室入門」、「もう一度学びたい古事記と日本書紀」西東社、「古事記研究」西郷信綱、「神道のこころ」「御力」葉室賴昭 を読ませて頂き自分なりに勉強したのですが・・・・・これがなかなか難しかった(苦笑)ここまで書いといて最後に迷いが生じてしまったんですね・・・・ただ単に読んだ本をなぞればそれは「村雲式」でもなんでもなく、単なる本の紹介に終わっちゃいます。
自分なりに考えた結果の・・・意見。言えばその『落とし所』がなかなか見つからず・・・・・大変苦労いたしました。
まずは師匠宅へ行き、今までの経緯と今回の記事のアドバイスを頂く事に・・・・・・
「まぁ若者らしく書きたいように書きなさい。」という天からの言葉に似た、ありがたいアドバイス!(爆)
もうですね、ありがたさで涙がでましたよ、、、、「一言ぐらいヒントが欲しいんですけど・・・」と(苦笑)
今の皇室への皆の見方や考え方。今の政治、この国や人の心のあり方の情けなさ・・・・の原因は、『戦後教育が悪い』『マスコミが悪い』『今の人には責任感がない』・・・・しかし、その一言で終わってしまえば・・・・・このまま平和な時代が続くはずはございません。冗談抜きで他国のいいなり、事実上の植民地状態ですね。
その他、管理人が考えつく大きな原因の一つに、「不合理な事をなんでも確認をせず、理屈をつけたがる習慣」
これが大きく関与していると感じます。これはやっかいですよね・・・だって、掘り下げれば神様も皇室の本質も「心」や「魂」と同レベルで最後は「不透明な不合理」から成り立っているに近いですもん(笑)愛や情はさんざん書き綴っても答えがなく、結果、いつの間にか日々の忙しさに流され行動から離れていく方々、適当な理由や都合をつけ見えない世界を信じなくなった方々がいかに多い事か・・・本当に残念です。何の為に合理化を求め、何の為にそこにいらない理屈をつけたがるか・・・・一言でいうなら自分を守るため、自分の心が傷つかないようにする為、、、、それも大きな原因のひとつと考えています。不合理なことも愛も情も、結局、よく考え、調べて、最後は信じるしかないと自分は考えます。それで自分に都合の悪い結果が出ても受け入れる覚悟。これも必要ですよね。選んだ瞬間に「責任」というものが発生しますから。
「権威はあっても権力はない」、しかし今の時代は権力が、その権威さえ脅かしている時代。
これだけは絶対に許したくない事ですし、同じ日本人として許してはいけない事だと感じています。そしてこの想いは読んで下さっている方々の、心のどこかに燻っている想いだと信じています。ただ残念ながら、いくら考えても具体的な対策ができない。また先を信じられない・・・・違いますか?
自分たちは今までに学校や、社会に出て多くの基本的なことを学んできました。
「人を殺してはいけない」
「年上は敬わないといけない」
「借りた物は返さないといけない」
「悪い事したら謝らないといけない」
「人からして貰ったことには感謝しないといけない」
上記のことは理屈ではありません。ダメなものはダメ。いけない事はいけない。無理に理屈をつけようとすれば最近の若い子達のように屁理屈はつけられても、本来は人間としてあるべき時には決して動かしてはいけない原則のようなもの。天皇も皇室も国としてあって、国として存続するには決して犯してはいけないものなのです。どうしても気に入らない人は日本国籍を外して外国に行って貰うしかないですが自分達が勘違いしてはいけないのは、「すでに安全はタダではなくなった」という事でしょうね。何かの対価を支払わなければなりません。
どう捉え、何の対価を払わないといけないのか?
「天皇」や「皇室」、また管理人が大好きな「神様」や「伝統」、それに関わる「祭事(まつりごと)」
この辺りを皆さんに、ほんの一片ですが理解して頂きたかった、またその後に自分が提案したかった事は、『天皇・皇室』と『今の自分達の生活』、離れすぎた為に起こってしまった(結果、意図的にそうさせられた)荒れた政治や現在の現状の刷り合わせです。
昨夜はシステム担当と話し合いました。
「ねぇねぇ、シス担。これからの日本を良くしようと思ったらさ、どういう努力ができる?」
「う~ん・・・手っ取り早いのはきちんと政治に参加する。投票をすることかな。」
「だよね~・・・他には何かあるかな?」
「う~ん、現実にやれる事は難しいねぇ・・・・」
「じゃぁさ、その選挙でどの政党に入れるかの基準は?候補者の政治家の話をしっかり聞く・・・とか?」
「それでも本当の事を言ってるのかどうか、正直今の政治を見てると疑わしいしねぇ~・・・。」
「・・・・確かに。」
低レベルな管理人はいつもここで頭がストップしちゃう訳ですね(笑)どの政党を信じ、どの様な行動を取ってくださいとは申しません。これは個人の自由ですから、「おかしい事はおかしい。」と言っても「どうしろ」とは言えない。だから、もっと確認してもっと調べて、選んで信じて責任を持って欲しいと自分は考えます。
最初に述べた、『正名論』についてもそうです。正名論とは、「子路曰わく、衛の君、子を待ちて政を爲さば、子將に奚をか先にせん。子曰わく、必ずや名を正さんか」。ただしい言葉(名称)を使うことによって、名称にふさわしい実質であればよい政治が行われるという考えですね。これに関して最初に述べたように、「なぜ正しい名称を使わないのかっ!」と10件に近いクレームのメールを頂きました(苦笑) で、自分はその方々に折り返しのメールで送っています。
『先に孔子さんはいつ、どこの国で誰に向かってこの言葉を使われたのかご存知ですか?』
今の所、返ってきたメールは2件だけです・・・・・その方々には失礼を詫び、きちんとしたメールの内容を送らせて頂いております。また最初にメールを送って来てくれた方々は日ごろ、どれぐらいご自身で言葉に気をつけているんですかね・・・・・・・・
自分はここに、日本人の弱さを再発見できました。
ひとつの新しい知識を仕入れれば、それを武器に正論をぶつけたがる。よく調べもしない内に、調べて確認する努力を怠る。努力を嫌う方は面倒になって途中で流す。または皆が流れる方に乗っかれば間違いはないだろうと 『選択の責任』 を放棄する。選択とは「選ぶ」事です。モノを見る目が必要にもなってもきます。それを面倒に思われる方が、モノを見る目を養えるとは思いません。
日本の政治を動かしているのは政治家です。その政治家を選ぶのは自分たち。
信じられないのだったら、信じられるまで自分たちは調べ倒すしかありません。その先に、責任を賭けた「選択」があります。もう、言ってしまえば人生そのものですね(笑)人間だから間違えるのは仕方ない・・・・・その時には責任を持って謝ればいい!・・・で、次はその反対の方向を・・・・・の前にもう一度、調べなおすこと。どこに間違ったものを選んでしまったのかの根拠を明確にすること。これは自分は恥ずかしい事だとは思いません。意固地になるより、間違いを認めて謝ることの方が勇気が必要ですからね。
努力を怠り勇気をなくし、選択の責任を放棄した方々。
責任を取ることを嫌がり、事なかれに走ってうやむやにしてしまった方々。
あれ??何かに似ています・・・・・そうです、「今の日本の国」そのもの」 です。
時間が掛かるかも知れませんが自分は諦めませんよ~!!決して自分ひとりでは今までの間違いを正すことは出来ませんが、自分なりに少しずつでも進めていきます。「信じぬく心」はありがたくも師匠より教え継がれてきました。またいつか誰かに引き継いで行くでしょう。後は自分が自分の人生を使ってコツコツと調べていく、選択していく、そこに責任を持っていくしかありません。誤魔化しは一切なし、それは自分自身にとっても意味のないことでもありますからね~・・・・そして間違っていれば頭を下げてまた次の道を模索していきます、生きている限り(笑)
いろいろな問題を捕らえて、あーだ、こーだと愚痴を言い続けても何も変わらない・・・・・・・・
その時間があるのならば、皆さんあの手この手で確認して、より確信が持てるものを見つけましょう!
時には人とぶつかるかも知れない。
日本人は「和」を大切にしてきた民族。だからと言って丸呑みしたり、鵜呑みにしたり、我慢して本当の「和」が出来るわけではない。
自分たちの今からのひとつひとつの選択が、新しい日本を作っていく事を祈っていますmm
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コメント:7
- 鍛冶糺 09-12-20 (日) 6:14
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おはようございます。
今回のエントリーをより多くの方に読んでいただきたく早速ランキング、ポチポチさせていただきました(^^)
私の友人達ともよく話すのですが、日本を良くしようと思うのなら毎朝神棚と仏壇に手を合わせ「目に見えないものへの感謝と畏れ」を知り(教える)ことで、その背中を見る子供達にそれは必ず引き継がれるはずだろうと。そして家族皆で役割分担をして家を支えていくことが日本を良くする基本だろうと。逆に幾ら愛国者を気取ってみても、感謝と畏れを忘れ、自分の家の役割分担すらできないような輩には日本を良くすることは出来ないだろう・・・そんな話をどうでもいい馬鹿話を交えながら良くやっています(笑) - タツ(^-^) 09-12-20 (日) 14:17
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今日の記事は色々考えさせられました。良くも悪くも…
色々考え調べている最中でこんなコメントをするのもおこがましいですが、日本人を形成している人々の、それぞれが心の根幹に据えている物を持ち寄って共存する未来は無いんでしょうか?
信仰の事を言っているのではありません。天皇を敬う事が国の礎ならば、異民族と認定されたアイヌの方々(これは私の事ではなく)が敬う物をも双方に受け入れる姿勢が、初めて「同じ日本人」と言える未来ではないかと思います。
今回の論では、アイヌの方々は日本で生きられないと受け取られる可能性が高いような気がします。
これはアイヌの方々の誤解や歴史認識の違いの話ではありません。心の問題です。
日本をここまで発展させたのが天皇のお力であったなら、これからの未来とは、そこに暮らす人々の根幹にある物を双方に受け入れる姿勢ではないでしょうか。それがこれからの未来を作る一つの力になると信じたいです。
長文で失礼しました。 - まりあ 09-12-20 (日) 16:34
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こんにちは。初めてコメントします。
この世の中今やスピリチュアルな言語が流行りですが、このようなブログを書いておられる方はみな共通点があると思います。心や意識という見えないものを言葉で表現することの難しさです。自分のフィルターを通してしか人はそれを理解しようとしない人も多いからです。ここはやっぱり自分でそれをどう捉えるかしかないのに。
そうゆう風に書いてあるとか、言ってることが矛盾してるとか。。。
自分の中にだって心という形に見えないものをちゃーんと認識しているのにもかかわらずです。
おっしゃる通り、今の日本人は平和ボケしています。
流れにそってりゃいいや、黙ってりゃいいや、都合が悪くなってからしか問題に気付くことすらありません。
あとになって文句を言うだけ。。。乗っかってきたのは自分なのに。。。
ひとりひとり『今』自分にできることをすること、これが幸せへの第一歩だと思います。ちょっとでもそのお手伝いになればと書いている方は文を見れば解りますよ!
これからの時代はひとりひとりが自立しなければ、混乱の渦に巻き込まれていってしまうでしょうから。
応援してます。がんばってください。
(私個人は職場にも戦争が勃発したりでひらりマントでかわし中!家族内、職場内にも戦争は存在しますよね。。。) - 空 09-12-20 (日) 18:06
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話が反れるかもしれませんが…
昔から伝統の面でも精神の面でも『和の国』と呼ばれてきた日本という国に、自分が学ぶべきものがあるのかもしれないと思いました。
今のような時代に、そして日本に生まれてきたのも何か役目があっての事だとすれば、これから日本を支えていく立場である私自身の在り方に、身が締まる思いがしました。
このブログに出会えて変わってこれた自分もいるので、感謝ですm(_ _)m
最近のブログランキング上昇おめでとうございます(*^▽^)/ - トロ 09-12-21 (月) 0:23
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今晩わ管理人様 なかなか言葉にするのが難しく 一つ一つ確認しながら考えてみましたまた違った考えになるかもしれませんが。 管理人さんの過去からの日記を読ませてもらい感じた事 そして自分の中に有るもの ・手立て 政治に参加する事 ・和を大切にしてきた民族 丸飲みしたり鵜呑みしたり 我慢したりして本当の和が出来る訳がない
私なりにこれから考えて行きたいと思いました(考えてからコメントせい!)後 こちらに来させてもらってから色んな事実を事を学ばせてもらいました 携帯で少しずつですがサイトを開き見て行ってます 図書館も近いからまた子供と一緒に行ってみますね 後は常識だと思ってた事もこれからはくつがえされてしまう事ってあるかもしれませんね 頭を柔らかく 固い部分残しながら(いや 違う意味で常にヤワヤワかも)行きますね 何か管理人さん伝わってる。 ガクッとこられたら スミマセン でも確実に私はちょっと変わりましたよ(笑)憎い悲しいと思ってたら とんでもない事が起きますしでもそのパワーが凄いなら反対にも強力に働きますよね?そんな自分になれるよう コツコツですが。泣いたり笑ったりしながらそちらを目指しますね。いつも,とんちんかんなコメントでスミマセン後 近いなら一緒に具材持ちよって(調味料もあり)簡単鍋でも出来たものを…家も収入が一定しないのでしんどい時は本当にしんどいけど 節約メニューまた開発しましょうでは 長文失礼しました トロ。 - のりちゃん 09-12-21 (月) 18:36
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こんばんは、管理人さん。
今回の記事を読ませていただいて、塩野七生さんが「海の都の物語」で書かれていた文章が思い浮かびました。
「指揮決定は一人の独断を許さないようにしながらもその道のプロたちにまかせ、他の人々もそれぞれの立場を守って全力をつくす。」
色々な意味で通じるよなぁって思いました。
・・・いつもズレまくりのコメントでごめんなさい(汗) - 管理人 09-12-22 (火) 0:17
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鍛冶糺さん
ポチポチありがとうございます!!
今回の①~④だけはどうしても皆さんに読んで頂きたかった(泣)
日本が日本であるために、これからのためにです・・・・・・
まずは自分たちからだと思うんですよ。老年は過去を懐かしみ、若年は
未来を嘆く・・・・壮年が今、動かないとこの国の意味そのものがなくなります。
タツ(^-^)さん
う~ん・・・正直、今回の記事とアイヌを含めた人権問題は別の気がします。
アイヌに関して言えば、08年6月にきちんと「先住民族決議」が国会で定められ先住民として認められていますし、文化もきちんと祭りをはじめ残されている・・・決して一方的な弾圧や同化ではないはずです。
その上で、現在は国に経済的な保護を求めている運動が盛んに行われていますが・・・・
この上、『何を望んでいるのか?』がよく解らないんですよね、正直。
自分の出身などに誇りを持ち生きていかれること自体に異論はございません。
「祭り」を守りたいのか、「独特な生活形成」を守りたいのか。
どちらにしても「祭り」は残されていますし、保護の一途をたどっている。
生活形成を維持したいのであれば・・・経済的に自立し、主張するしかない。
「受け入れろ」とは言いますが、誰の(アイヌの定義がありません)
何を受け入れるのかさえ、明確ではないのが現状ですよ・・・・
まりあさん
そのひらりマント、一度でいいから使わせてください(笑)
かわしている内はいいんですけどね~一度使うと一生手放せなくなりそうな(爆)
一つに今回の自分に関していえば、まだそこまでの知識も覚悟もなかったのが
今後の反省点ですが・・・・誰かが言いださないと意味もなく、これからも
神様の事や自分たちの身の回りの幸せについて語りたいと思った時は
避けては通れない道でした。稚拙で中途半端で申し訳ございませんでした。。。。反省。
空さん
いろんな葛藤や抗議もございましたが・・・・「ま、いっか。なるようになるだろ・・・」ですね。
しかし不思議な国ですよ、、、自分たちの母体の皇室や天皇を語るにも
なぜこんなに身や心をぴりぴりさせないといけないのかが、本当不思議です。。。
トロさん
(考えてからコメントせい!)・・・それ言うなら、考えて覚悟決めてから
記事にせい!・・・ってかんじですよ(苦笑)
まぁありがたい事に自分は今はそう守るものがないので(自分の身と信念以外)
オーバーな表現ですが見ている人はいっぱいいるんですよ~思わぬ方向から。
まぁ、「エアー鍋」でも突きながら一緒にコツコツと頑張りましょうかねぇ(笑)
のりちゃんさん
いいぇ、のりちゃんさんの意見、ズレまくっているとは思いませんよ。
「指揮者が独断をはじめた時に声を出せるか、行動を起こせるか」
「日ごろ、自分の立場を守って全力を尽くしているか」
・・・・この二つが今、自分たちに問われているところだと認識してますmm
貴重な意見ですよ、ありがとうございましたmm
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