スナックのママからの依頼。

先週、スナックのママさんからのご依頼がございまして。

いや、その前に。

酔っぱらった、ある大先輩から連絡があってですね。

「おー、元気しとるか？コロナは大丈夫か？まだ離婚してないとや！がははははー！」

まぁ、頭が上がらないってか・・・この年末に差し掛かった忙しい時に、ついついとってしまった知らない番号の着信、、、、、、やっぱり、ヤバい人の電話番号は登録しておいた方が身のためですね(-_-;)　

間違って取っちゃいました。


「なんや、あれか。コロナやけん、お前の仕事も暇やろ？ね？」

「いやー〇〇さん、オレもう霊能者一本じゃないんですよ。家族を養う為に、父親像ってやつを・・・」

「まー細かい話はいいよ。それよりさ、オレさ、お前の自慢話みんなの前でこの前したったい？ちょっと暇なところ申し訳ないけど、一人視ちゃらんね、お前暇やろ？がはははははー」

いやー本当に、酔っててもシラフでも同じ笑い方するから怖いんですよね、この人は。



「・・・え？みんなの前？？何ですか、学会の発表か何かですか？（笑）」


実はこの方、押しもおされぬスーパードクターとして福岡では有名なお医者さんなんですよ(-_-)


「先週中洲でさ、幽霊の話になったったい！」

「・・・いや、〇〇さん。コロナ禍じゃないですか(-_-;)　・・・あんまり飲みに出歩かない方が・・・」

「そこでさ、オレ、皆の前で ”お前らは本物を知らんっ！”って説教したったい！がははははー！」



あーもうトラブルの香りがプンプンします。。。。



「あーオレ、マジで忙しいんですよ。ホントに。いや、シャレにならんぐらい今の季節はですね・・・」

「でさ。お前の名前、出しとうもん？お前、たしか”村山” って名前で人視よろーが？？」



一瞬、「いえ、裏山です。」って答えそうになりましたよ・・・なんなら、「今おかけの電話もお間違いじゃないでしょうか？」って言いそうになった(-_-)


「あのさ、電話番号教えとうもんね。掛かってくるから、知らん電話番号でもちゃんと取らないかんよ。そういうのに福があるっちゃけんさぁ、お前忙しいフリして全然電話、出らんやろーが！がははははーーー！」



いや、あなたの番号って知ってれば、この電話だって取りませんでした。



「なんかさ、化け物が出るらしい。店の女の子とか、たくさんみたらしい。」

「化け物ですか？！幽霊じゃなくて？？・・・それ化粧してないママさんじゃないですか？（苦笑）」

「がははははーお前なぁ、ママさん超美人やぞ！めっちゃ良い人やぞっ！！！７０超えてるのに、あんな肌のきれいな人おらんぞ！がはははー！！」

「いやー〇〇さん、マジで厳しいっスよ。年内も何件か残っている依頼あるし、年明けても１月いっぱいは厳し・・・」

「お前、はよ視てやらんとママが死んで化けて出てくるぞ！あのババぁが化けて出たら誰もお祓いできんぞ！がはははははー！！！」



いやーもうめちゃくちゃでしょ。。。さっき、ママさん良い人って言いよったやん、あなた。。。


「とにかくな、電話あるからよろしくな！あとは交渉してくれ。化け物は出るは、コロナ禍で女の子はどんどん辞めていくわ、とにかくな、良いことがないらしい。2人辞めて、1人は自殺未遂、あとの1人は金持って男と逃げてさ。ママは車で事故るし、医者から大丈夫って言われてるのに首と腰が死ぬほど痛いってさ。頼むな、お前、本物やろ？？」


ってか、あなたも医者じゃない。。。
まずあなたが首と腰を診るべきじゃないでしょ？

あーこの人、面倒くさがって絶対に診てないな。。。


いやーもうめちゃくちゃでしょ。。。霊障と霊障害じゃない現実問題のオンパレードじゃないですか。

そりゃ、彦摩呂も「宝石箱やぁ～」言ってる場合じゃないですよ。。。

そんな依頼、師匠でも断りますって。



ホント、スナックのママさんには大変申し訳ないのですが、久々に関わりあいたくない案件です(´Д｀)

スナックとか人の念の坩堝ですからね、、、、地場が違いますよ、地場が。

「お墓のお祓いをお願いします！」の次ぐらいに嫌な場所ですよ、中洲のスナック（泣）



「いや、ホントに厳しいっスよ。時期もありますけど、内容も自分じゃちょっと無理かと・・・」

「大丈夫って！オレ、もう説教したもんみんなに！お前らは本物知らんって！な！がははははー！！なんか残った女の子で幽霊がみえる子がおるらしいったい。そいつと2人で力を合わせれば勝てるっちゃないとか？・・・お前、いつも1人でつやーに孤高ば気取っとうばってんが…」

「いやいやいや、勘弁して下さいよ。視るのに勝ち負け関係ないし、やるなら1人でやりますって！、、、マジでそれは勘弁して下さい。・・・わかりました。来年でいい。って約束して下さいよ！マジで！！！これだけは忘れないで下さいよ！！！！」

「大丈夫だって、お前、直接話してくれよ。とりあえず知らん番号も取れよ。な？依頼料もちゃんと用意してくれるって。ひょっとしたら店、貰えるかも知れんぞ！お前、首になっても次の就職先まで決まったやんか！がははははーーー！」




多額の報酬も次の就職先も要らない。

とにかくこの時間を戻してくれれば、自分は絶対にこの電話に出ない自信はある。



それ以来、電話がなるたびに正直ビビッてる自分がいます。

仕事も着信歴を知らせるライトの点滅があるたびに、心が重たくなって、集中できません。。。。



あー今年最後の記事がこんなんで良いのかな(T_T)

いや、なんとか最後は違う〆の記事がいい。

それでは皆さん、よいお年を〜

※ちょっと早いけど、念のため(；´∀｀)

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